ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

石油流通業界の潮流が見えてきたようです。

2007年05月19日 06時50分53秒 | Weblog
この一週間は本当に忙しいスケジュールでした。
業務内容の充実と合わせて移動も凄い距離でしたので結構消耗しました。
昨日はプログラマーのS君の同行で運転などの協力も得まして、何とか無事に終了しました。

我々のビジネスは色々な意味で「節目」を迎えています。結構な速度で「次の段階」に向けての具体的体制創りなども考慮していかなければなりません。

最近の石油業界では課題がかなり明確に浮き彫りになってきたようです。

今までは系列下で稼働させる事が常識であった基幹システムについて独自性を持たせる有力企業が急増しています。日本でもいよいよジョバーの時代が到来しています。急速な業界の変化を感じています。業態が細分化してしかも多様化して来たのです。

大手では流通面、特に流通業態などの細分化によるシステム再整備が顕著です。一般的なSSビジネスと総合的な石油流通業としての明確な区分が進行しており、石油ビジネスの新たな在り方、特に外販直売部門の拡充やシステム構築の取り組みでは大きな波が発生しており観るべきものがあります。今後、この傾向はより大きくなってくることが予想されます。

SS部門で全国的なセルフ化の拡大や閉鎖が増加している半面、中間流通配送や外販部門の体制の需要は集約化され需要が喚起されている事が大きな原因となっているのです。

大手では商社機能の充実、中間流通のための施設拡充からシステム整備が急がれています。

これにより、仕入調達先の多様化や手法も変わるはずです。仕入れ価格差もついてくるはずです。当然経営格差も大きくなるはずです。

日本の石油流通業界の生き残りのための基本セオリーが見えてきたようです。

やはり、経営面でも流通面でも抜本的な改革が必要な時代に突入したのです。
淘汰のスピードも速まるのでしょう。