ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

今年の灯油

2007年05月29日 13時52分41秒 | Weblog
灯油先物市場の11月物が68円程度に大高騰ですね、今年の相場は結構「先高」と読んでいるようです。米国の石油製品も史上最高値を付けているのですから仕方がないといえるかもしれません。

問題は利幅の確保ですが、今年は外販灯油についてはかなり大規模な動きがあるようです。SSの閉鎖やセルフ化の影響で意外な展開となっているのです。

SS閉鎖の多い地域で配送体制ができている企業の売上は今シーズンでも増販でした。収益も増えています。石油業界紙などが奉ずるマクロな減販情報をよそにかなり堅調な動きとなっています。

灯油は税金がないため、取扱量増加による増加運転資金の負担も少なく、パーリッターあたりの収益性も高い事から今後販売業者にとって確実に「孝行息子」となるはずです。

それにしても、今後の石油製品価格高騰が販売業者に与える資金負担を考慮すると資金環境は厳しくなることが予想されています。
灯油販売戦略が必ず企業のキャッシュフローに貢献すると思われます。

安く仕入れ安く売るための情報よりも「高く売れる手法」を工夫する時代の到来です。

なつかしい顔

2007年05月29日 11時22分43秒 | Weblog
たった一人で全国行脚を始めた頃、お伺いした全国各地の石油業界の方と久し振りにお会いして、再び石油業界の裾野の広さと力強さを感じています。

石油業界といっても色々な人種がいます。
人と人との繋がりはビジネス業態や規模によって異なりますから、見方や意見もいろいろです。

成熟しきった業界だと思っていても、既存の流れに棹差して何とか成りあがろうと努力している若手も頑張っています。いいことです。

どう考えても、一つの業種ではなかなか自分だけいいようにはいかないのが世の常ですが、何とか工夫して人よりも早く有効な情報を取得しようとしている努力が垣間見えます。

自分のビジネススタンスを正しく把握して、本当に為すべき事を見極める事が出来る経営者が生き残る時代なのでしょう。
やはり、「烏合の衆」の野合ではだめですね。

懐かしさと共に、経営者としてのポリシーが確立されている方が元気なことはうれしい限りです。石油業界も捨てたものではありません。

必ず「次の時代」が来るはずです。

比叡山から和歌山、奈良、紀伊半島

2007年05月29日 11時04分08秒 | Weblog
久し振りに「SS見本市」で従兄と遭遇。
同じ年齢なのですが彼は現在某県の石油組合長。ゼンセキの役員様でもあります。
以前彼は私の会社が羨ましいなんて言っていたけれど、数年の間にだいぶ立場が変わりました。

終了後の打ち上げパーティーで、元売り会長でもある石油業界の大立者と気軽に冗談を言言いながら談笑できる彼の実力には頭が下がります。

後日、ゆっくりと石油ビジネスの話でもしましょうとパーティー会場で別れました。


「SS見本市」終了後、スタッフは即日帰還。
私は一人で京都泊、翌日比叡山延暦寺へ参りました。

毎年、比叡山の般若心経のお数珠を買いながらお参りに行っています。

ところが、延暦寺で彼と再び遭遇です。偶然とは言いながら驚きました。
時間も場所もピッタリと一致してその場に二人がいるわけですから偶然とは言え、ご先祖様のお力かもしれません。

お爺さんが合わせたのかな?
なんて、二人で呟きながら比叡山から京都に連なる山並みを眺めていました。

彼は、同行の県石油組合の方々に私を紹介してくれまして茶店で大好物の比叡山の「くずきり」を食べながら、久し振りにゆったりとした時間を過ごしました。

翌日から私は、お客様に招聘され、京都経由で紀伊半島は和歌山へ・・・
そして、奈良県のユーザー様訪問のために出発。

昨晩、一気に関西から一人で車を運転して帰還しました。

和歌山では日曜日なので和歌山城を一人で散策。
足にマメができてしまうほど歩き回りました。
夜は徳川吉宗の本を読みあさりました。

人生とは面白いものです。
生きるということは、不思議なことです。
「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあり」と申します。
自然体に生きる事が一番のようです。

これから、また、忙しくなりそうです。