ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

経営評論家を気取ってのコメントです

2007年11月08日 17時07分14秒 | Weblog
原油価格は御承知の通りですが、今度は為替の問題が出てきそうですね。
1㌦100円説が現実をおびてくるのかも知れません。

経済誌などの過激な記事では2008年末ごろから1㌦/100円説が流れていましたが、年内はともかく来年あたりには現実の事になるのかも知れません。

㌦価格の下落が深刻になってきました。
ユーロは円よりも強いようです。
アメリカ対ヨーロッパ対日本円の三つ巴の為替戦争となっています。

全ては、アメリカのサブプライムローンの影響なのでしょう。
ドルショック(ニクソンショック)以来、原油価格は対ドルが基準となっており、ドルの価格が下がるということは原油が上がるということ。(それ以前はドル対金の交換レートでした)

円が上がれば、その分だけ原油高騰の影響が吸収できると考えるのは単純すぎるようです。ドルが下がれば日本の輸出産業は大打撃を受けて国内の景気が悪くなる。という悪循環が発生します。

東証株価もそんな空気を見通して連日の下落です。
今日の終値は(15,771.57円、なんと -325.11円安)となっています。

マクロ経済はともかく、
我々のような石油ビジネス関連への影響はどうなるのでしょう?

これだけ、身の回りの商品が値上がりすると、当然消費者の財布は締まります。
こんな時には基礎需要のある生活に密着した商品が強みを発揮するといわれます。

贅沢品や嗜好品、当面不要な物、遊興費などは直接的な影響を受けるはずですが、生活必需品の需要は減販傾向はあっても底堅いはずです。

石油ビジネスなどでは金額ベースの「売上高」は上がるはずですが、問題は収益性ですね。

しかし、業種によっては直接的なコストアップにつながリます。運送業や建設業、その他諸々の業種に影響を及ぼすはずです。

色々なご意見はあるでしょう。
しかし、「油屋は油を売って」食えなくてはならないという金言が生きてきます。

主要油種(特にSSフィールドにこだわらない)をどのように採算化していくかが大きな課題です。店頭での安売りと油外収益オペレーションだけでは芸がありません。

何か、考える必要がありそうです。

開発は既に来季に向けて

2007年11月08日 12時50分46秒 | Weblog
今日、開発部門では「雪ん子」の新機能についての打ち合わせ。
すでに、来季に向けての構想を取りまとめて具現化するため、ローリーメーカーさんの開発担当者も含めての技術関係の整理。検討会です。

開発内容については、まだ、公表できる段階ではありませんが、
かなり高度な開発になりそうです。

既存ユーザー様からのご要望やIT環境の変化に対応してのバージョンアップは永久に続きそうです。
開発コストがなければ儲かる商売なのですが、こればかりはしょうがない。

一日もゆっくりと休む暇がないので疲労がたまっています。
お昼を食べると眠くてしょうがない。

立冬

2007年11月08日 06時50分00秒 | Weblog
めっきり寒くなってきました。今日は立冬です。

世に商売の種類はたくさんあります。

「ガソリン屋は春夏秋冬、一年中商売ができるからありがたい」
と言っていた業界長老がいらっしゃいました。

当時から、一番安定して儲かるのは「冬場の灯油」という事でした。
「ゆず湯」にでも入って風邪を引かないようにして頑張りましょう。

今回の原油高騰は以前から申し上げているように、今までの循環相場のような値上げとは異なります。「高止まり」を想定しなくてはならなくなりそうです。

一時的には当然相場のブレで下げもあるのでしょうが、販売業者としてはあまり軽率に振り回されると命取りにもなりかねません。
どちらにしても、いままで安値提示で引きつけてきた販売手法はひと工夫必要な時期に入りそうです。

これからの時代。他社と格差をつける「何か」があるとたら、どんな手法があるでしょう?。 
「雪ん子」の冬です。

今年の冬は、忙しくなりそうです。