ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

灯油ビジネスは活発化の様相

2009年07月06日 05時12分41秒 | Weblog
蒸し蒸しとした憂鬱な気候ですね、

全国的に石油ビジネスは小康状態といったところですが、値取りは今までよりも比較的順調のように見えます。

やはり、ここまで淘汰が進んで来ると足もとの経営的な課題を無視するわけにもいかないといったところなのでしょう。
減販の時代に入り、安売り志向での拡販にも限界が見えてきたようですから、値取り志向の傾向が強まっています。

今年は、灯油システムの広域化やネットワーク構築が急速に進行しており、当社スタッフも全国各地を忙しく飛び回っています。

閉鎖や淘汰、合理化の影響で「灯油配送過疎地帯」が急増しており、各地の灯油配送センターに配達業務が集約化されています。
昨シーズンも配送体制が構築されている企業はかなりの勢いで売上を伸ばしているわけです。

全国レベルでは灯油自体の売上が減少していても、販売窓口がこれだけ減少してくると、一社当たりの販売数量はかなり増えてきたわけです。
北国の大量消費地の灯油センターでは、どこでもネットワーク拡大による広域展開やクライアント増設が盛んになってきました。

灯油システムの普及が一巡して、リースも満了時期を迎えリビジョンアップやハンディ増設も増えています。

不慣れな新規ビジネスよりは、実績のある灯油コアビジネスは間違いがないわけです。
今後は灯油配送を起点とする「新規ビジネス」の模索が盛んになってくるようで、
「雪ん子」の機能も多様な商品アイテムに対応できるよう追加変更の要望が増えてきました。

SSにおける「コールセンター」の設置は、今後色々なビジネス展開の可能性を拡大しています。

灯油ビジネス最前線の拡販手法は全国各地の有力企業で模索されているわけですが、
具体的な内容については、企業の「奥の手」ともなっているためなかなか公開されていません。
地域性や企業の特性も大きく影響してきますから独自性が強いわけです。

その点では、SS業界で盛んなFCビジネスの展開とは異なり、
創造性が強く、工夫やアイデア勝負の余地もある魅力あるビジネスとなっています。

これからは、選挙のシーズンです。
政治も変わるようですから、ビジネス環境も変化する可能性があります。
特に、揮発油暫定税率の問題が再び浮上する可能性もあるようですから、
しばらく動向に注目です。

さあ、新たな一週間が始まります。
当社では、新規ビジネス分野であるゴルフソリューションも忙しくなってきましたる