ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

緊急対応・のお知らせ

2011年03月12日 04時45分24秒 | Weblog
今回の地震で被災された皆様方に心からお見舞い申し上げます。

テレビでは見覚えのある東北地方の企業様の映像が映っていました。

特に、先日お伺いした、北東北八戸、三陸、気仙沼、宮古、地域のユーザーさまが心配です。

今回の災害は石油業界の需給にも大きな影響を及ぼしそうです。
コスモ千葉の製油所の火災も心配です。

放射能漏れ、なんとか食い止めたい。

中東情勢もサウジまで、不穏な動きが発生しており、
石油業界にとってはまさに、「緊急事態」です。

週明けからの需給も心配です。

未曾有の大災害です。

頑張れ! ニッポン

政府も、汚名挽回で今こそ全力投球して下さい。

みなさん、それぞれ出来る事で応援しましょう
私も何か出来る事があれば、なんでもお手伝いさせていただきます。

何かございましたら、「ゆきんこサポートセンター」へご連絡ください。
緊急対応電話 090 2469 5534 須賀まで

忙中閑あり

2011年03月11日 05時04分54秒 | Weblog
最近は、業界誌の原稿やブログを御覧の方と面談する機会が増えています。
よく「石油ビジネスは企業の経営規模に大きな幅があるので難しいでしょうね。」言われます。

自分としては、その時々感じた事を徒然なるままに書いていますので、特に意識しているわけではないのですが、

読者の皆さまからみたら、立場や業態によって見解が全く異なる事も多いはずです。
寛容な多くの読者の皆様に支えられて、「独り言」のようなブログや原稿を書き綴っています。

最近の石油業界では系列企業と非系列のPB系企業ではだいぶ考え方にも格差が付いてきたように感じます。
石油業界を取り巻く経営環境も大きく変化しており、時代の流れを感じますね

大手計算センター様各社や元売販社、商社系ディラー様からのプレゼンテーション要請が急増しています。
世に求められる仕事がある限り、まだまだ頑張らなくてはならないと改めて感じています。

昨日は、久し振りに時間が出来たので、
家内と半日だけゴルフ場へ出掛けましてプレーしてきました。

今度の日曜日は幼馴染で40年来のゴルフ仲間と3人で久し振りのプレーです。

楽しみですね、
一人は、菩提寺の住職で彼は今は亡き私の弟の親友ですが、今では某宗派のゴルフナンバーワン、
実は、私のゴルフの一番弟子ですが、最近弟さんを亡くしました。
もう一人は、今は亡きキャロッセの加勢裕二の兄さんで、私とは終身スクラッチのゴルフ仲間。
三人の共通点は、ともに早くして弟を亡くしてしまった事です。

今日は社内で仕事をして、
来週は、都内から北陸地方へとハードな仕事が続きます。






独裁者は困りますが、何もできない首相も・・・・

2011年03月10日 06時10分39秒 | Weblog
テレビで見ているだけですが、カダフィ大佐という人物は本当に訳が判らない、
今度は自国の石油施設を攻撃しています。

そもそも独裁者なのに、なぜ「大佐」なのかもよく判らない。
あの丹波哲郎が 甦り(よみがえり)したような顔をしています。

「大佐」に「将軍様」
世界には、まだまだ独裁者と呼ばれる人物が存在しているわけですが、
そんな独裁国家の国民はたまったものではありません。

しかし、よく考えてみると、
日和見主義の学生運動家がいつのまにやら総理大臣になっている我が国も変な国なのです。

野党にあって、舌鋒鋭く自民党を批判していた時の姿はどこへやら・

自分が為政者になったら、
消費税増税、高速道路無料化、石油の暫定税率撤廃、子供手当、年金問題への対応、などなど
掲げたマニュフェストとは「ま逆な」政治をしています。

結局何も政治らしい事はしていません。

「有明海のムツゴロウが寝ぼけた」ような自分の顔をよく鏡で見直してみたらよいと思います。

何事も、他人の事は批判出来ますが、
いざ、自分でしてみると難しいものなのです。

予算も成立できずに、政治が出来るわけもない。
赤字国債さえも発行不可能ならば、
公務員の給与など当分支払う必要もないという国民の声が聞こえてきます。

混迷する政治と石油ビジネス

2011年03月09日 05時42分11秒 | Weblog
中東の混乱情勢が長引きそうです。
石油ビジネスは難しい局面を迎えつつあるようです。
特に、原油価格の動向については冷静に推移を見極める必要があります。

今後予想される価格の乱高下に対する対応が個々の企業の今後の経営に大きな影響を及ぼすことになるはずです。
すでに、北関東エリアも大手企業を中心に150円/㍑に向けて動き出しており日毎に価格看板が変わっています。

ここまで来ると、「暫定税率撤廃」問題も視野に入れなくてはならないかもしれません。

国会では予算と国債発行の問題を控えて厳しい財政状況下ですが、
ガソリン価格160円/㍑が3か月継続した場合、本当に暫定税率を撤廃するのか、
民主党政権としては、難しい局面を迎える事になるかもしれません。

特約店としては販売店との軽油販売に関する「委託契約」などを再整備しておく必要があります。
系列販売店であっても、軽油の業転玉を仕入れている販売店の取り扱いがまた問題となりそうです。

さらにPB系企業にとっては在庫の課題も発生します。

当社では「D-TAX」を駆使しての軽油税納税対応を想定し常に準備はOKですが、

多くの国民は、すでに民主党のマニュフェストなど信用していないようですから
おそらく、暫定税率撤廃が反故にされると考えている方が多いのかもしれませんが、
消費者にとっては、ここまで来ると
一気に160円を超えて、減税された方がガソリンが安くなるといった過激な意見もあります。

政治と石油ビジネス。本当に難しい時代を迎えています。

菅さん、高速道路料金、暫定税率、一体どうするの?

このままでは、内閣総辞職、解散、総選挙しか選択の余地はなくなりそうですね。

原油価格動向と今後の動き

2011年03月08日 09時47分02秒 | Weblog
原油価格の動向が気になります。

過去のWTI原油価格の動向をみると2007年3月には60.60㌦/バーレルでしたが、

翌年同月の2008年3月には105.47/バーレルで100㌦を突破し、
その後、月を追うごとに急騰、2008/6月に133.93㌦まで上昇した経緯があります。

今年(2011年)も3月現在、4月先物で一時的ですが、1バレル=106.95ドルを付けたようです。

なぜか、今回も3月に100㌦突破と云う事になります。
偶然だとは思いますが、これから6月にかけて気になる動きです。

今回の高騰は背景として中東地域における政情不安が前提となっていますから、
政治情勢を眺めながらとなっているようですが、

注目すべき事項としては、
2年前とは、中国や韓国などのアジアの成長国と中東諸国間との間の経済的な親密度が近くなっているという事。
欧州諸国もその辺の動向に注意しているようで、価格に対して敏感になっています。

今後は、政情不安⇔原油価格 という、睨み合いが続くはずですが、

先日、ある筋からの情報では
今後、米国において「ファニー・メイ」など連邦住宅抵当公庫のサブプライムの不良債権問題が再浮上するとの見解も出ているようで、景気に対する不安感も出ています。

もし、事実だとすると日本国内にも大きな影響が出るはずです。

原油価格だけでなく、今後の景気動向に注意する必要がありそうです。

原油高騰と金融不況のダブルパンチだけは避けたいものです。

本屋の店先には、2012年に景気の底が来る。
と云うような、ショッキングな見出しが目立ちます。

国力が問われる大きな危機なのに
日本国は政治不在で困ったものです。国会議員が仕事を全員入れ替えなければなりませんね。

これでも、デモや暴動が起きない国ですから平和な国家なのです。

石油流通の「コアな部分」を支えるシステムに

2011年03月08日 04時18分28秒 | Weblog
今回の「雪ん子」ver.9  のバージョンアップに関しまして、ユーザー様から高い評価を頂き、
スタッフ一同、喜んでいます。

時代と共に、変わるビジネス、変わるシステム。
時代を先取りするにしても、あまり先にいき過ぎてはいけません。
しかし、他の追従を絶対に許さない先進性も織り込まれています。

灯油と云うコアなビジネスの商売の中に
誰でも便利に使えるように、しかも、自然な業務のカタチの中に先進的なビジネス手法を織り込む事。
これが、なかなか難しい。

灯油配送管理システムの「草分け」として、
常に自分の経験とユーザー様のご要望を前提にして新たな工夫を重ねてきました。

「草分け」とは、道なき原野に新たな足跡をつけて「道筋」を作る事。
道を切り拓くことは「けもの道」にも似て、厳しい作業ですが、
いつかはその「道」が出来た便利さも人々にとって「当たり前」となるわけです。
ビジネスフィールドに定着して、目立たないけれども絶対に必要なものとして認知される事が開発者にとっては最大の喜びです。

いま、軽油税特別徴収義務者のための『D-TAX』も石油ビジネスの中で新たな道筋を切り拓いています。
軽油税納税業を誰でも出来る平準化された業務とする事が我々の悲願でもあります。
いつまでも、便利に使っていただけるシステムとして、認知されつつあります。

ところで、レギュラーガソリンの販売価格160円/㍑が、3か月間続くと暫定税率が云々という話は、
どうなるのでしょう????

当然、軽油税も連動することになるはずです。
当社としては、既にシステム的な対応は完了していますが、
民主党政権の動きに注目しています。

石油業界における「独立系企業」、本物の経営者

2011年03月05日 06時00分55秒 | Weblog
全国各地のSS運営の有力企業に声を掛けられて飛び回っていますが、
最近は本当に経営の多角化が進んでいますね、

多角化で成功している企業では
SS店頭における自動車用燃料販売は企業全体からの視点でみると「一つの事業部門」という位置づけのようです。

当然、先進的で資金力のあるSS企業ほど石油ビジネスに関しては、
システム化による業務改善を進めることでシンプル化しています。

多角化だけではなく、ビジネスフィールドを拡大して全国展開をはかる企業まで増えています。

そんな独自路線を貫く企業の経営者には「ブレない」、「群れない」、という共通点があります。
話をしていて、夢がある、考え方のスケールも大きくて、とにかく行動力があって面白い。
だから、人が寄っていく、有効な情報が集まる、といった「好循環」で経営が回転していくという特徴があります。
まさに、「視野が広い」と云う事です。私自身も勉強になりますね。

話題も豊富で、物事に固執しない。
訳のわからないヘボ理屈がなくて、業界の流れや、自分の置かれた立場、
現在の時代背景まで客観的に認識しながら「身の丈に合った」考え方で、
現実に対応しながら力強く生きていく。

まさに、河島英吾の「時代おくれ」の歌声を想い出します。

一日二杯の酒を飲み
さかなは特にこだわらず
マイクが来たなら、微笑んで
おはこをひとつ 歌うだけ

妻には涙を見せないで
子供に愚痴をきかせずに
男の嘆きは ほろ酔いで
酒場の隅に 置いていく

目立たぬように はしゃがぬように
似合わぬ事は 無理をせず
人の心を 見つめ続ける
時代遅れの 男になりたい

不器用だけど しらけずに
純粋だけど 野暮じゃなく
上手なお酒を 飲みながら
一年一度 酔っぱらう

昔の友には やさしくて
変わらぬ友と信じ込み
あれこれ仕事もあるくせに
自分の事は 後にする

ねたまぬように あせらぬように
飾った世界に流されず
好きな誰かを思い続ける
時代おくれの 男になりたい

目立たぬように はしゃがぬように
似合わぬ事は 無理をせず
人の心を見つめ続ける
時代遅れの 男になりたい


いい歌です。


「空」と「陸」の熾烈な顧客獲得競争、経営コストと業務オペレーション格差

2011年03月04日 06時00分56秒 | Weblog
スケジュールが厳しくて、あまり好きではない飛行機での移動が増えています。
昨日もJALで九州へ移動しました。

よく見ると最近のJALの機体にはロゴマークがなくて、
復活するという鶴丸マークもありません。まるでPBのガソリンスタンドのようです。

ブランド力とは微妙なものだとふと感じました。

それでも、別に安全性やサービスに問題はないと思いながら安心して利用しています。

先月は博多から東京まで新幹線で移動しましたが、
よく考えると、航空産業と鉄道も実は熾烈な顧客獲得競争をしているわけです。

おりしも、テレビでは博多駅に大規模な商業施設が完成して22万人の人出と報道しています。

JALは今後も海外の格安航空会社や国内では新幹線と厳しい競争を強いられる事になりそうです。

北東北は新幹線開通で当社のスタッフも便利になりました。

私は、テレビCMを眺めながら、
早くあのファーストクラスのような本革シートに吉永小百合さんと並んで乗ってみたいと思ってニヤニヤしているわけですが、
先日、ゴルフ場で「花見」の話題がでたら、みんなも吉永小百合さんと弘前へ・、なんて妄想を抱いているようで、大笑い。

家内から「アナタ、弘前の桜、今年も一緒に観にいきましょう」と声を掛けられて、現実に引き戻されてしまいます。

JR東日本のCMも「そうだ!、青森へ行こう!」と云うわけで、
以前の「京都」と「青森」が観光合戦。今年は弘前あたりがにぎやかになりそうです。
世のオヤジ連中が吉永小百合さんと新幹線の本革シートで行く「弘前城の桜見物」を夢見ています。
居眠りからさめて、隣の奥さんの顔を見て,「ギクリ!!」と飛び起きることになりそうです。

九州では博多と鹿児島が1時間で接続されます。
これで新幹線は近く青森から鹿児島まで約10時間で接続されると云う事になります。

飛行機と新幹線も「SSビジネス」同様
厳しい経営コストダウンと業務オペレーションを工夫しながら、熾烈な生き残り競争に晒されているわけです。

私自身の顧客心理としては、
時間を想定すると飛行機、快適さでは新幹線といったところですが、
地方の飛行場は市街地と離れているため、少し新幹線が有利かなと感じています。

どんなビジネスでも、熾烈な顧客獲得競争を繰り広げているわけです。

危機感を募らせる、販売業者

2011年03月03日 03時34分24秒 | Weblog
価格高騰の中で、PBなど独立系企業の経営者の方から危機感を持った見解を求められます。
やはり、仕切り高騰に対する若干の懸念がでてきたようです。
今後の需給状況を懸念されている方もいます。

しかし、同じにも春先の需要が緩む時期でよかったですね、

昔から、「価格で逃げる客は、いつでも価格で戻る」というセオリーがあります。
卸供給側から見たら、「いつでも底値で仕入れたがるリテール業者は追いかけない。」
というセオリーと意識も発生します。

リテール販売業者としては
確かに、価格転嫁のタイミングと設定が難しい時代ですが
あまりそればかりに固執していると意思決定が遅れますし、自分の経営スタンスを見失いやすいので注意しましょう。

自らのビジネスそのものを客観的に見直して、
新たなビジネスフォームを模索したり視点を変えるチャンスでもあります。

元売販社の有力企業でさえも
エアコンの設置修理や大手家電量販店との提携でリサイクル家電の回収業務などに活路を見出す時代です。
地域特産品の通販などで伸びている企業もあります。

鹿児島県阿久根市の民族系ディラーのH社長などは、
営農法人を設立してジャガイモを10町歩も栽培して、
焼酎の原料となるデンプン工場まで経営しており、日本経済新聞にも出ていました。
Hさんとは何度も面談しましたが、いつも本当にバイタリティーのある実業家だと頭が下がります。
また、今年もお伺いしようと思っています。

全国には、視野の広い色々な石油販売業者がいて、そのユニークさには本当に驚かされます。

SSという狭いビジネスフィールドだけの視点で考えたり、
インターネットで「仕切り価格」情報ばかり気にしていては、経営者としての器が小さくなりがちです。

雑魚は群れますが、大物は自ら独自の道を拓いて成長するものなのです。

勇気を持って大胆に、
少しばかりの悩みがあっても、「命までは取られませんよ」
元気を出して、頑張りましょう。

さあ、私もこれから九州まで出張です。

最近の石油ビジネスの話題

2011年03月02日 04時46分06秒 | Weblog
最近は、大手ディーラーの統合が増えているため例年よりも忙しいスケジュールで動いています。

ここにきて、具体的課題として「新仕切り体系」による「仕入平均単価」の反映と価格転嫁が急把握も浮上しています。
これまで、複数仕入先からの油種別仕入単価の把握をエクセルなどで把握しているところも多かったわけですが、
リアルタイムな「粗利益」の把握、さらに「会計システム」との連動を前提にした基幹業務統合が進んでいます。

最近、全国を巡回して感ずる事は、以前よりも元売と特約店の関係が希薄化しているようで
情報取得格差も拡大しているように感じます。

大手企業から零細企業まで本当に経営情報格差が大きいと感ずる石油リテール業界です。

必然的に、話題や課題も多岐に及びますね。
零細業者の方のほうが、原油価格や市況動向の話題に敏感で、
国際政治学者や評論家のような話題を持ちだす方も多いわけですが、
もう少し、自分自身の足元の課題に取り組むべきだと感ずる時もあります。
特に、三世経営者などは掲示板情報などに振り回されることなく経営者として自己確立が必要な時代だと思います。

大手企業では具体的な業務改善による自社の経営管理のコストダウンなどに力を入れている状況で
石油ビジネスの背景は最近、緊迫の度を深めています。

販売業界における大手の内部的な構造改善の速度により、小規模SS運営企業との内部格差が拡大しています。
それぞれの企業の「身の丈に合った」視点での課題があるはずです。

エジプトやリビアの政治問題から派生する原油価格などにもにも目がいきますが、まずは自分の足元を固めましょう。

話題が経営規模に相反しているケースが多い事には懸念があります。

よく考えると大手のほうが具体的に経営に直結した課題を把握していると感じます。
収益状況の把握が早いためスピーディーに市況対応の必要性を把握できるわけです。

現下の厳しい値上げの中で、
今迄のように競合他店の価格を横目で睨みながら感覚的な値付けの商売は禁物です。

全国各地を見渡すと、過去のような過激な安売り戦争は、比較的少なくなりました。
石油リテール業界も一部の安売りを無視できるだけ「大人」になったように感じます。