浴衣の反物や日本手ぬぐいを使ってちくちくと夜なべをして作る…。
さすがに夜なべはしないですが、一度針を刺すとなかなか手が止まらないものである。
リサイクルショップでたまたま目にした半額の浴衣地の反物。
全部合わせると20枚ほどになった。
汚れたらプラスチックの洗濯板を使って、石けんでゴシゴシ。
普通に洗うとなかなか落ちないが、洗濯板を使うと汚れが黒く浮き上がるから不思議だ。
代わるがわるに使うと何年も持つ。
それは糸を縦、横、斜めにと自由自在に縫い合わせて補強しているからだ。
洗って直にぶら下げられる為の紐を取り付けるともっと便利。
穴が開いたらお台所の拭き掃除用からトイレの拭き掃除用にとボロボロになるまで使い切る。
この作業は冬の夜、雪の降る合間にテレビを付けながら出来る作業。
それ以外には作らない。この布巾を作った時は子供の就職試験やら、荷物の引越し作業に
忙しかった時期。荷物の整理をしていると見つからなかった物が見つかったりする。
日本手ぬぐいが見つかった時には、やっと布巾を作れると思った。
もう穴が開いて限界に来ていたので懐かしい思い出と共に布巾に思いを込めて、縫った。
もう、2年ほど前のお話。お陰さまで無事、試験にも合格。
今は別のところでお仕事をしている。少なからず節約の心は持ち始めたようだ!
これから暮れにかけて、またお正月にと大活躍!来年も新しい布巾を作り続ける…。