まだまだ、この倍は必要だね^^;
「坊やいいこと、ちゃんとお勉強しないとあのオジちゃんたちのようになるわよ。」…『おやじぃ』が学生時代に多摩動物公園でごみ箱回収のアルバイトをしていた時の、通りかかった母子のヒソヒソ話である^^; 『ご免ねお母さん!このオジちゃんたちは確かに日野の農家さんだけれど、土地成金でねぇ、暇つぶしにここで働いているだけなんだよ。』(おやじぃ心の声^^;)そうそう、オジちゃんたちは、マンション建設ラッシュで先祖伝来の土地を手放し、大金を手に入れ、総てを売らずに一部は駐車場用地として確保して将来の現金収入手段を確保した上で、多摩動物公園内の清掃員のアルバイトをしているだけなのである…それが証拠に、仕事に飽きてしまうと午後からは学生たちを残して東京湾に海釣りに出掛けてしまった(笑) その後、高級車を買ってもらった彼らの子どもたちも含め、どうなったかなどということは知る由もない…お勉強をしなかったアルバイトの『おやじぃ』だけが、今は菜っ葉を作っているのでありますよ^^;
あらら、「ウド」の芽が出ておりましたわ^^;
まぁ、何かに追い立てられてあくせくと働いている訳でもない。(作物の成長の速さには追い立てられますけれどね^^;)立派で名の通った会社でストレスを溜めながら働くか、四季の移ろいを眺めながら低所得でも働くか…その方の考え方次第でありますよ。昨日、江藤農水大臣は、『お米のトランプ関税』に対して「刹那的な判断は控えなければいけない。」と発言されたようでありますが、学のある方は、とかく難しい表現を良しとされるようであり、一般大衆向けには簡易な表現をされた方がよろしいのではなどと余計なことを考えている。お米の値段は、1.5倍以上(異常)に値上がりしているのに、何処かで誰かが未だに投機目的でストックしているとの見解のようでありますが、集荷能力の落ちている「全農」に備蓄米を落札されても「相対取引」で小出しに出荷されるだけのこと…『おやじぃ』からすれば、意図的に価格操作をしているようにしか見えませんけれどね。これもまた、庶民は『刹那的な判断』を控え、値下がりを待ちなさいとおっしゃるのかなぁ…その内、安い米を輸入せよという声が上がりそうな気がしますけれど、どうでしょう?
スナップエンドウの花びらを摘んでいますが
さて、ご自慢のスナップエンドウも次々に結実し、萎れた花びらをひとつひとつ摘んでおります。露地栽培では、雨にさらされて「さび果」や植物体の「病気」の原因にもなるようです。しかし、ここはハウスの中ですからねぇ…意味がないかも知れない。「手は掛けてます。」というアピールでしかないかな?(今のところ「暇」だから^^;)それでも、「売り物」であるから「心(労力)」を込めて栽培しているつもりであります。「お勉強しないとこうなるわよ!」…そうそう「お勉強をし過ぎて、意味不明な仏教用語を操る」より、どうやったら「よく売れるのか」を考えるのも『お百姓さん』の重要な『お勉強』である。自前の生産力(供給)に対して、充分な需要があるのか?他者と「差別化」するために何をすべきなのか?…これってさぁ、一般企業と目指しているところは同じはずである。決して、今だけお金が稼げれば…などという『刹那的な判断』で経営している訳じゃないけれどね(笑)
あれれ?花卉類は栽培しないはずでは?
はてさて、何が効率的に儲かり、何が儲けにつながっていないのかを常に考えている。そうそう、こちらのリンドウとキキョウの株は、昨年、売れ残りを半額で買い求めたもの…一瞬(刹那)を楽しもうとして「鉢植え」を買ったものではなく、宿根草を増やして…なんてなぁ^^; 他界した実姉は、「紫色」が好きだったようだから、失敗しても彼女の墓前にお供えしようなんてね…結局、供花代をケチろうとしてたりしてね。(成功すれば、それはそれで墓前で報告できるじゃないか^^;)紫のリンドウもキキョウの花言葉も「誠実」らしい。(キキョウには「薄幸」という花言葉もある。)
「姉ちゃ~ん!オラは今、貧乏しているけれど、決して不幸でもないし、楽しくやってるから『刹那的な判断』で心配しなくていいから…」なんてなぁ。遠くを見渡せる能力も時間もないけれど、今は『刹那的な幸福』を楽しんでいる?まったく、「学」というものがないと、覚えた言葉を直ぐに使いたがるのよねぇ(笑)