「京ナンバン」の初収穫3㎏…
手元の記録を見たら、昨年より一週間ほど早く、加工用の「京ナンバン」が収穫できました。「そんなに慌てる必要もないですよ。」なんて集荷を担当してくれている『H君』には言われたのでありますが、今年は初成りがグングン伸びて、まだまだ育成中の樹体にはよろしくないだろうと、1回目の収穫を済ませました。当面の間はさらに育成して、最盛期には隔日の収穫が延々10月まで続く。昨年は、同程度の初成りでしたけれど、後半戦は果実が肥大しなくて重量が確保できませんでした。「水かなぁ?」「肥料切れかなぁ?」なんて思いながらも試行錯誤を繰り返しております。「京ナンバン」は加工用ではありますが、夏秋キュウリ、漬けナスと違って収穫をパスできる。仕事が重なってその日の収穫が出来なくても、肥大化して売り物にならないと言うことがないところが利点ですかねぇ。地元の漬物屋さんで「南蛮味噌漬」に加工され、仙台名物の「牛タン定食」の付け合わせなどに利用されているようですよ。加工用だけに、売り上げは小遣い銭程度でありますが、コツコツと売り上げを伸ばすには良い作物でありますよ。以前は、口から火が出る程の辛さが売りの「南蛮味噌漬」でありましたが、余りの辛さにクレームがあって、今の味噌漬けには、この「京ナンバン」が使われるようになったという経緯もあるようです。そうそう「激辛」という言葉が流行語大賞に選ばれたのが1986年のことだそうであります。「激辛ブーム」は、その後も続きますが、その度に、円高不況、バブル崩壊、リーマンショックなど経済不況と重なるんだそうでありますよ。願わくば、激辛ナンバンの売り上げで「牛タン定食」にありつきたいところでありますが、コロナ禍による経済不況…当面、苗代を稼ぐのが関の山でありますよ^^;
夏秋キュウリの潅水システム研修会…
『オラだの農協』から、「日照連動型の潅水システム」研修会のご案内がありまして、部会の若手農業者の圃場で研修して来ました。我が家はまだまだ初心者、小規模農家だから、「潅水システム」の導入なんて夢のまた夢…長男『ポン太郎君』の「意欲連動型経営体系システム」導入中でありますのでね^^; 我が在所のキュウリ農家は、意欲的な若手が多くおりますよ。夏の暑さに負けずに、毎日朝から晩まで働かなくてはいけない栽培形態ではありますが、その分利益率もよろしいんでしょうなぁ…「7月から8月にかけて、早朝に起きて毎日何をしたのか覚えていないような日々である。」とひとりの若手が漏らしておりましたけれど、「きゅうりの潅水システムではなくて、補液を頭にぶら下げて、農業者潅水システムを導入するのが先ではないかい?」なんて冗談を飛ばしたら笑っていた。安定的に、少しずつ潅水と肥料を供給する方法は、確実に収量増が見込めるようでありますよ。
一方、『おやじぃ』と『ポン太郎君』チームは、若手農家のキュウリ仕立ての再確認。我が家に比べると一週間ほど定植が遅かったはずですが成長が追い付いている。(恐るべし、潅水システム^^;)株間、葉や子蔓の整枝作業状況を再確認させていただきました。(今のところ、『おやじぃ』の指導は的を射ているようである。)研修をしたら、再度、我が家の圃場で仕上がり具合を再確認…予習、復習を欠かしませんから^^;
明日からいよいよ七月突入でありますよ…あと一週間ほどで夏秋キュウリの収穫・納品の日々になります。そろそろ、『激辛』な『おやじぃ』の怒声は止めようと思ってはいるんですけれどね。甘い顔をすると直ぐに手を抜くから…我が家の『激辛モード』はしばらく続きそうでありますなぁ(笑)