衛生害虫のハエですが…
お食事中なら恐縮ではありますが、友人『ノロ社長』が夕食の準備をしていたら、一匹(実際には複数居たはず^^;)の「イエバエ」が…。田舎では見慣れた光景だから、『おやじぃ』はさほど気にも留めませんけれどね。(今では不衛生というよりは、五月蠅いという感じ。)発生源は、動物の排泄物(有畜農家もほとんどないから)、昔懐かしいポットン便所(これまた水洗化でほぼ皆無)、腐った食品(可燃ごみの回収で大幅に減っている)etc.…ある意味、「イエバエ」にとっては、田舎でも『受難の時代』を迎えている。(ハエに同情しても仕方がないのであるけれど^^;)田舎でもそんな状況なのだから、都会ではどうなんでしょう?「生ごみの処理も完璧です。」などということもないはずだから、どっこい生きてますよと数は減っても生き残っているのではないかと推測するのでありますが…。
『害虫』としての「ハエ」は、古くから各種の病原菌を媒介することで忌み嫌われてきたのだけれど、公衆衛生が向上した今の日本では、あまり危険視されなくなり、最近では病原性大腸菌や鳥インフルエンザの媒介を示唆する研究が着目されているのだとか…。やはり、不快感が問題視される上位らしい。それでは『益虫?』としての「ハエ」は…生態系においては『分解者(幼虫)』であり、受粉や遺伝子研究に『貢献』している『ハエ』もいる。功罪併せ持つ昆虫であるんですなぁ^^;
さて、「顎で蠅を追う」という諺がありましてね、これはハエを手で追い払う元気もなく、やせ衰えて元気のない様子を表したものであり、「頭の上の蠅も追われぬ」に至っては、自分自身のことさえ満足にできないことのたとえらしい。「仕事が入らない。」と嘆く『ノロ社長』と「仕事はあるけれど、気持ちが入らない」と嘆く『おやじぃ』が、やせ衰えるのも時間の問題だったりして(笑)
「ぺペロンチーノ」…量が多いよ^^;
現金収入不足を嘆くオジサン二人でありますが、どっこいしたたかに生きている。いつかは死ぬ運命ではあるのですけれど、殺されたり、自ら死を選ぶことは御免被りたい。仕事(食い扶持)が無ければ、別の隙間を探し出す。動物の排泄物、トイレが無ければ、腐った食物も探し出す…そんな「ハエ」にあやかりたいなんてねぇ^^;
はてさて、「やれ打つな 蠅が手をすり 足をする」などと小林一茶先生も俳句を詠んでおりますが、決して「命乞い」をしている訳ではない。(『おやじぃ』たちのように仕事と評価欲しさに、手を摺りすりしている訳ではないのですよ^^;)「ハエ」の前脚には『感覚器』や『感覚毛』がありましてね、『足』で美味しい物を探るために、常に足先を清潔に保っているんですよ。(糞便、腐ったモノに触れて、美味しいもへったくれもないような気もするけれど、そこは人間さまとの感覚の違いでありますわなぁ^^;)「生き残るためには、感覚器官を常に磨いておけ。」という教訓にすることにいたしましょう。
今朝は、「ハエ」に教わること多数でありますが、世の中「頭の上の蠅も追われぬ」オヤジたちの多いことよ。某宗教団体との関り合いだって、感覚器官が『美味しい』と感じたから群がったのでありましょうし、しどろもどろの『政治屋さん』の反撃は無いし、視聴者(視聴率)という『正義の御旗』がついているからマスコミも群がっている。『美味しい』物にそれぞれが群がっている結果が今の状況では…本来の発生源『糞便、腐った食べ物の類』を断つことが何故できぬ…そりゃ~『害虫』と『益虫』の性格を併せ持つ世の中だものと、また「ハエ」に教えられましたよ(笑)
#戦争反対 本当にロシアが優勢なのか、ウクライナが反転攻勢に転じているのか…それぞれが発表する『真偽』は見定めないといけないなぁ。とにかく、戦争反対という呪文だけは唱えておこう。