その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

パイを奪う?

2021-09-30 07:55:34 | 転職

足りなければ、また焼くだけだけれど^^;

家族4人でお好み焼きを食べるなら、4分の1カットにして分け合えば良い。家族5人ならば、中心角72度で切り分けますかぁ?(少々角度がずっこけても、ジャンケンで取る順番さえ決めれば、大した問題も起こらない^^;)しかし、家族みんながお腹を空かせていたら…もう一枚焼けば済むことでありますよ。(材料とそれを調達するお金があればということにはなりますが…。)
家族内なら何とか解決する奪い合いでありますけれど、これが生活の支えとなる「給料」だったらどうだろう…「家は今、お腹が一杯だからお先にどうぞ…。」なんてことにはならないだろうなぁ^^;
国税庁が調査している「民間給与平均額」は、約433万円で2年連続で減少しているんですと…「コロナ禍もあり、景気低迷しているのだからさもありなん。」と表面上の理解を示す方は、恵まれた環境にある方であろう。男性約532万円、女性約292万円と数字を並べられると、ハッとする男女の給与格差。正規、非正規を含めた平均値だから、非正規社員の多い女性の給与額が低くなって当たり前…理屈はその通りなんでありますけれど、それで生活を支える(食べていく)となると『暴動』が起こってもおかしくない格差ではある。さらに、正社員約496万円、非正規社員は約176万円で、調査開始の2012年以来、初めて差が縮小したんですと。(オイオイ!分析は冷静に、しかし、調査結果にコメントは無いのかね?)


小さな農園でも源泉徴収義務者ではある^^;

大方の予想通り、自民党の新総裁(第百代内閣総理大臣)に岸田文雄さんが選出されました。(第1回党員、国会議員投票で一位になったのは驚いたけれど、まぁ、後から文句が出なくて良かったでしょう^^;)年内には数十兆円の経済対策を策定していただけるんだそうですよ。(それをいつ実施するかは分かりませんけれど。)「働きの割に給与水準が低い、看護師や介護士の公的給与を引き上げる。」との熱弁ですから、医療、福祉関係従事者には朗報かも…しかし、給与が上がるということは、医療保険料や介護保険料が上がるということを意味していませんかねぇ?
結局のところ、「同じパイの奪い合い」なのである。膨らむ医療費を抑えるために、診療報酬の薬価を下げることで、人件費相当分の上昇をカバーし、新薬開発(薬事承認)の壁が高過ぎるからメーカーは新薬開発に尻込みし、コロナ対応も遅れてしまう…『負のスパイラル』が、日常化してしまっているのでありますよ。正社員で働けるだけで恩義を感じ、非正規社員の身分でいなければならないのは個人の努力が足りなかったから?(グローバル化などという横文字で納得させられ続けたような気もするけれど…。)そうそう、『お好み焼き』が足りなかったら、もう一枚焼けば良い…パイを拡げれば、取り分も増えるのだから。これは、我が家だけの解決策でありますよ。女性が働きに出れば、子どもを預けなければならない。(子育ては女性の仕事という訳じゃないよ!)保育料にお金を費やし、負け組にならないために『習い事』をさせて…結婚、子育てなんて夢のまた夢だわなぁ。高齢者対策も軽視は出来ないけれど、少子化対策は少なくても20年後を見据えないと解決しないのでありますよ。そろそろ本腰を入れなければならないと思うんだけれどなぁ…そう、これから有り余っていると言われている「稲刈り」に出掛けます、私(笑)

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分厚い中間層の復活?

2021-09-29 08:31:26 | 転職

第3のビールが発泡酒に替わっただけでも^^;

最近まで『おやじぃ』の足元で寝ていた同居猫の『シロ♀』が…居ない!足元には『シロ♀』の重みを感じるんですけれどねぇ…アハハ、今朝は毛布の中に忍び込んでおりました。さすがに朝方は冷え込むようになったんですねぇ。(当たり前!)微妙な温度差でありますが、この毛むくじゃらな生き物はしっかり季節の移り変わりに気付いているようです^^;
先週も事務室のテレビを点けながら眠りこけていたら、田原総一郎さんの『朝生』が流れていた…丁度、今、ネットで叩かれている放送部分「時代は中曽根政権まで遡り、自身の手柄話」をとうとうと語られておりましたけれど…高齢者(高年齢者)が若者に最も嫌われる部分だわなぁ。「吾、若き日々はかくありき。」などという手柄話を聞かされても、今の時代を乗り切るための知恵が込められているならまだしも、「良い時代を生きて来られたんですねぇ。」と一蹴されるに違いない。いわゆる「老害」でありますなぁ…重要なのは「かつて何をやってきたか。」ではなく、「今、何をやっているのか。」であって、経験談を語るのであれば、その経験の中に問題解決のための『カギ』を示すことにあると思えるのでありますが…。『おやじぃ』も恐らく『口うるさいジジィ』になるであろうと自覚しておりますが、「自分にとっての正論」が、「世の中にとっての正論」になっているのかどうか気を付けなければならないなぁなんて思う…気付ける内は「害」にはならないと思うけれど(笑)


『分厚い中間層』なら何を飲む?

自民党総裁選挙も本日、投開票でありますなぁ…「自民党総裁=内閣総理大臣」という国会の勢力地図だから、「過去に何を言ったか、やったのか。」ではなくて、「今後をどうするのか。」ということに腐心していただきたいと思うのでありますが、アララ、最近、総裁選挙で埋没傾向にある野党第1党の党首が「年収1千万円程度以下の個人所得税ゼロ、消費税減税」の公約をぶち上げてくれました。でもねぇ、この財源って、国債で穴埋めするんでしょうか?いわゆる富裕層に課税強化するのでしょうか?
庶民へのお耳には優しい公約でありますが、いわゆる『中間層』…日本人の平均所得は527万円(平成21年厚労省)、その構成分布を示す中央値は427万円なんですって。「個人所得税」などというものは、普通の生活をすれば、当たり前のように課せられる税金として制度設計されているはずですからねぇ…財源手当てのない公約は『絵に描いた餅』でしかないのではと思えてしまうのでありますよ。
「コロナ禍で疲弊した経済を立て直すための財政出動」…総裁4候補も揃って「財政出動」を公約に掲げておりますけれど、ハード(建設)であれ、ソフト(サービス)であれ、交付金であれ、最終的には公共投資が回収できる税(消費)が喚起されなければ一時しのぎの借金を、また後世に先送りするだけのことになるはずなんですけれど。
猫は、時として寝相の悪い『おやじぃ』に蹴飛ばされるかも知れないと覚悟の上(?)で、暖を取るために『おやじぃ』の足元で眠っておりますけれど、既に場外に蹴落とされた『おやじぃ』(昨年は、赤字経営で所得税を納めていない^^;)には、メリットはないなぁ…せめて、第3のビールが発泡酒に昇格しただけでも幸せを感じられるのに(笑)
アハハ、煙草もビールもたばこ税、酒税でどんどん値上げされるけれどね。(ニャロメ!)

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「すけっか?(手伝いますか?)」

2021-09-28 08:33:29 | 転職

「透ける」という意味にとってはいけない^^;

お隣の『善助さん』ちの田んぼは、後継者(息子たち)の活躍で、あっという間に稲刈りが終了し、『夢屋農園』の田んぼだけが取り残されてしまいましたよ。稲刈りは「人頼み」だから、毎年同じことなのだけれど、今年は田んぼに足を運ぶ回数さえ極端に減っておりますよ。7月末までにカメムシ予防のために草刈りをして、薬剤防除をして、ヒタヒタ程度の水をかけたら、後は病気が出ようが手の掛けようがない…米価下落による意欲の減退か、はたまた体調不良か?今年は少々真剣味に欠けている。それでもねぇ…誰かが刈り取ってくれる訳でもないから、重い腰を上げて、田んぼを見回り「刈り取り期」はとうに過ぎていると判断して、相方である『チャオちゃん』の作業場に行ってみました。いつもの年なら、『夢屋本田』の稲刈りをして中古機械の調子を確認し(結構、トラブルが多いんです^^;)調子が乗って来たところで自作地の稲刈りを始める彼でありますが、今年は自作地分の脱穀調整をしておりましたよ。(つまり、作業をお願いに行く時期が遅いということだわなぁ^^;)「今年は細いねぇ…。(実入りがよろしくない状態)」「神経痛が出て、息切れして水掛けすら満足に出来なかった。」元気が取り柄の彼も御年数えの80歳…年々、余病や衰えが出ても不思議ではないお年頃なのでありますよ。
息を切らしながら二階の籾蔵を行き来し、腰掛けている彼を見兼ねて「すけっか?(手伝うか?)」「すけでけっか?助かる。」と相成った次第でありますよ^^;

『おやじぃ』の見立てでは少々遅い^^;

『すけっか?(透けっか?)』『すけでけっか?(透けでけっか?)』などと、良いオヤジが中坊の如く「ノゾキ」をしようなんて言う訳ではない^^; 我が在所の方言でありますよ。調べてみると、宮城県や滋賀県の一部でも『すける』という方言があるらしい。
『ヨイ』『ヨイナシ』…「農作業を手伝い」「農作業の手伝い返し」で、金銭的なやりとりを相殺すること…かつて、田植えや稲刈り作業に人手が必要だった頃は、小規模農家では人工賃を相殺していた。「お互いさま」の精神だわなぁ。(現金収入が乏しかったという事情も当然にある。)
米作り素人だった『おやじぃ』も『チャオちゃん』にバカにされながらも「田起こし、代掻き作業」を自前でするようになり、今年は『チャオちゃん』の田んぼ一枚を代掻き手伝いしたっけ^^; 『チャオちゃんトラクター』もガタが来ているから、来年は田起こし作業を手伝うことになるのだろうか?いやいや、年齢的にも体力的にも、あと2、3年が限界かも?などと勝手に、相方のことに思いを馳せるのでありますよ。(全く余計なお世話ではある^^;)
さて、『チャオちゃん』が米作りから引退したら…「我々、小規模農家は米作りから撤退するしかないのではないでしょうか?」これは40年前に、とある面接会場での若き日の『おやじぃ』の回答である。予想通り、機械化、大規模農家への集約化は進みましたけれど、よくもまぁ、あれから40年間赤字の田んぼにしがみついて来たもんだわ^^; これからは、作業効率を上げるために、耕作場所が点在するという問題を解決しなければならないとも思うのだけれど。(農地の流動化)
「すけっか?」「すけでけっか?」なんて会話は無くなってしまうんだろうなぁ(笑)

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伝統って何だっけ?

2021-09-27 08:29:43 | 転職

甘いのは『おやじぃ』の考え方ですが^^;

大相撲秋場所も横綱「照ノ富士」の優勝で終わりました。(ネットでは、横綱 白鵬引退か?なんて記事が流れていますがホント?)大相撲の大ファンと言う訳でもないのだけれど、NHKから流れれば、ついつい幕内後半戦を観てしまうのであります。(丁度、晩酌の時間に重なっているから^^;)
さて、常々感じていること…「土俵の高さ、高過ぎませんかねぇ?」地面から土俵の俵までの高さは60㎝あるんだとか。「ケガをするのは、身体の鍛え方や基礎運動が足りないから。」と昔ながらの考え方でコメントされる親方もいらっしゃるようでありますが、平成の始まりである1989年の初場所での幕内力士の平均体重は147.4㎏で、約30年後の2018年秋場所では164.3㎏(参考:日本経済新聞)だったとか。平均身長はほとんど変わっていないから、「大型化」=「太った」ということなんですかねぇ。
膝のサポーターや装具、喘ぐ息(心臓への負荷)を観ていると、職業とは言え、かなり不健康な業態だよなぁなんて無責任に考える。丸い土俵が作られるようになったのは、江戸時代とのことだから、神代の代まで遡るということでも無いようなのだけれど、神の降り立つ所だから「神聖」な場所であるらしく「女人禁制」が頑なに守られておりますけれどね…ならば『八百万の神のボス』である「天照大神」はどうなるのよ?なんて捻くれたことは言わないようにしよう。元々、矛盾だらけの「伝統」を「伝統」として引き継ぐ方々がいらっしゃるのだから^^;


「伝統は伝統として引き継がれるべきである!」ホントかい?

さて、突然、話題が飛んで「選択的夫婦別姓制度」…自民党総裁選も終盤に入り、これまた賛否色々あるよいうでありますが、『おやじぃ』夫婦は、何のためらいも無く(そう思い込んでいる^^;)オッカーは『おやじぃ』の姓を名乗っております。旦那の姓を名乗る(結婚する)ということが幸せと感じた世代であったとも言える。明治時代に「民法」が整備されて、妻は夫の姓を名乗ることが義務付けられ、戦後に両姓どちらの姓を名乗っても良くなったという制度だから、これまた『古びた伝統』ということでもなさそうである。反対論者の中には「家族の一体感が失われてしまう。」と他人様の家庭事情まで心配してくださる向きもあるのだけれど、30年以上も暮らしていますとねぇ…一体感というよりは「惰性」で暮らしているような要素もありますけれどねぇ^^;
「戸籍」だって、今では夫婦単位(夫婦と未婚の子ども)で作成されている訳で、「〇×為助と〇✕花子の子が婚姻により入籍。」などという記載も残る訳だから、事務的にも煩雑になるとも思えないけれど…。結局のところ、『伝統』を「変えること」「変わること」への拒絶感の方が大きいような気もしますけれどねぇ。何でもかんでも「新しいもの」に変えていくことが良いとは思いませんし、変化について行けないお年頃でもある。「田舎暮らし」なんぞしていると『伝統』という慣習・雑事に振り回されることが多いもんでねぇ…むしろ、ぬるま湯が熱湯に変えられつつあるということに気付かない鈍感さの方が怖いような気もしますけれどね(笑)

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「藻を刈る」農業の間違いでは?

2021-09-26 08:37:45 | 転職

「T-4」は、航空自衛隊の練習機である!

「無重力空間で紙飛行機を飛ばしたらどうなるか?」(大人でも間違えてしまう設問らしい^^;)…推進力(飛ばすために強い力をかけるから)で宇宙ステーションの壁にぶつかるまで滑空するんじゃない?ブ、ブー!!! 重力が無いから、揚力が上回って、宙返り飛行をするんですと^^;(確かに…しかし、紙飛行機の揚力ってそんなに強かったっけ?と正解を教えられてもまだ信じられない自分が居る。)子どもの頃に折った紙飛行機の画像でも載せようかと思っていたら、お祭り事が大好きなオッカーが、「ブルーインパルス」のマグネットを買い込んでいた…「ちょっと貸してちょうだい。」とお願いして、編隊を組んでみたけれど、「T-4」には機体番号がしっかり入っている…何事にも緻密な『おやじぃ』としては大失態。この編隊は、指示系統(隊長機)を無視した、急造の危なっかしい飛行隊となってしまったのでありますよ^^;
そうそう世の中は、コロナ禍第5波も収束傾向を見せ始め、自民党総裁選挙の報道が連日繰り広げられるようになりましたなぁ。「党改革」などを訴えられても、党員党友向けの広報合戦だから、党員票を団体として持っている、いわゆる「業界団体」向けのリップサービスも多くなって参りました。(結局、この体質は変わらないだろうなぁ^^;)そして、支持層(とはいえ、従事者が大幅に減っているけれど)のひとつ農業者、農業団体向けには「儲かる農業の実践」なんですと…。


プロの味は中々マネできない!(辛焼きそば^^;)

「高付加価値の農業生産物の生産」「海外輸出への取り組み」「担い手の育成」etc.…一見、的を射たご意見のような気もするが、庶民には手が届かないような高価格の米、果樹なんて、生産物の一部でしかないのでありますよ。高額報酬を得て、食足りた生活をしている方々の発言でしかありませんなぁ^^;
庶民が、一俵当たり数万円のお米や数千円、万単位の果物を毎日食べ続けられますかぁ?こちとら、只今、一本当たり43円のキュウリを東京市場向けに出荷しておりますが、小売店やスーパーでは、5本袋入りで300円前後ではなかろうか?なんて心配しております。今年の夏秋キュウリは、一本当たり12円程度ということもありましたから、市場単価の上昇は、生産者としてはうれしい限りでありますけれどね…最高値で一本100円のキュウリを誰が食べるのかねぇ?(東京という大消費地には、少々お高くても買ってくれる方が多数いるのだから、良い物を作れつくれ!ですかねぇ?)自身の生活のためには、儲かる農業を目指してはいるのだけれど、日本人の「食」ってどうあるべきなの?日常買い回り品である生鮮食料品をお安くお届けすることも「農業者」としての務めのような気もするのでありますが…。
かつて、『開運掛け軸』などという怪しげな通販広告がありまして、題して『藻を刈る(儲かる)恵比寿大黒天』なんですと(大笑)…しかし、笑えない。土地改良が済んだはずの水田で、夏に土側溝の「藻を刈る」作業を延々と続けているのだから…。「儲からない農業をかなりの重労働で続けている方が増えている。」「休耕田や放棄地が増えてきた。そこを利活用できるような人材をつくっていくことが重要だ。」御説ごもっとも、ご無理ごもっとも…どこまでも他人事である。嫌なら、出来ないなら止めれば良いだけのことでしょう。省力化で人材は、儲かる?会社員に流出していったのにね(今朝も笑えない。)

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得られたものと失ったもの

2021-09-25 09:48:10 | 転職

「大人なら素直にだまされてやるかぁ^^;」

9月下旬となり、加工用のナンバンも成長が止まってしまったようであります。それでも2時間ほど腰を屈めながら収穫し、時給単価ほどの量は確保できました。お隣の『善助さん』ちの田んぼでは、息子たちが大型コンバインで稲刈り作業…こちらはチマチマと「婦女子がする」ような摘み取り作業でありますよ。子どもの頃から、祖母やお袋、姉たちと細々とした畑の収穫作業を手伝っていたから、「男のくせに」『おやじぃ』は、こういう作業は得意なのかも知れない。そして、2時間もの間、「哲学」する…「早期退職、そして転職とは何だったのか?」なんてね^^;
さて、高校時代に曽野綾子さんの「二十一歳の父」という小説を読み、丁度、時を同じくしてNHKの「銀河ドラマ小説」で放映されていた。(この小説が1963年作であることや映画化されていたことは今朝まで知らなかった^^;)エンディング曲にビートルズの「イエスタデイ」が流れ、吉沢京子さんが盲目の妻を演じ、主人公が「基次」という名前だったという朧げな記憶しかないのであるけれど、「顔を洗わなくても朝ご飯が食べられる生活」という主人公のセリフだけが記憶に残っている。
そうである。早期退職によって、毎朝、髭も剃らず、鬱陶しく首を絞めつけるネクタイから解放された生活を送れるようになった。何とか専従者・長男『ポン太郎君』のお給金だけは支払えるだけの資金収支にはなってきた…事業主の蓄えは、当然目減りしているけれど^^;


「燕雀 安(いずく)んぞ鴻鵠の志を知らんや」

そして、ドラマの中で妻を亡くした「基次」に兄が掛けた言葉だけは鮮明に覚えている。血気盛んな高校生にしてみれば、学業成績の振るわない「燕雀」が果たして「鴻(おおとり)」を目指したのかどうかは語るまい…歳を重ねて、日々の食を求めてあくせくしている「燕雀」も悪くはないなどと思い始めている。(志をどこかに置き忘れてしまっている^^;)
そうそう、人気作家である「曽野綾子さん」の小説は、この一編しか読んでいない。「二十一歳の父」には社会の不条理を感じ、また、作者の優しい視点も少しは感じたのだけれど、中教審委員などを務め始められた頃からは、漏れ伝わる話題で、彼女の人物像を勝手に作り上げ、読もうと言う意識さえ押し殺しているような気もするけれど…。(弱者や女性に意外にもキツイ発言をされているようなのだけれど、恐らくは自立した女性として、己に厳しい側面も持たれているに違いない…これまた、勝手な想像です^^;)
「国を守る。」…他国から蹂躙されることを、只々指をくわえて眺めていようとは『おやじぃ』も思わないけれど、ある意味で威勢の良い女性総裁候補は、「愛国婦人会」の香りさえ漂わせている。(これもまた勝手な思い込みです。)「小人物に大人物の考え方や志がわかるはずもない。」分かろうとも思わない…「兵器(抑止力)」は作っただけでは無用の長物なんだよなぁ…使わなければ、次の生産の目途が立たないもの^^; こうして2時間の「哲学」は終了する…「そんなに気色ばんで強がらなくても良いんじゃないかなぁ?」「戦後強くなったのは女性とストッキングである。」…などというフレーズもありましたけれど、女性は元々、芯が強いですよ。元々、芯などというものがない『おやじぃ』は、失うものも無いけれどね(笑)

 

 

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白を黒と言いくるめる

2021-09-24 08:20:51 | 転職

『雑きのこ』も出始めました^^;

「九里(クリ)四里(より)美味い十三里(サツマイモ)」などと申しますが、秋の味覚が楽しみな日々となりました。友人『ノロ社長』邸のお隣『悦ちゃん』にいただいた「イグチきのこ」もそのひとつ。ぽつぽつと「マツタケ」の話題も出るようになりましたが、負け惜しみではなく『雑きのこ』のおつまみが、この節ごちそうでありますよ。(煮物も最高なんだけれどなぁ…今度、リクエストしてみよう^^;)
缶ビールをひと缶、手に持って、『夕刻の宴』の席へと歩いていると、ご近所の『孫ちゃん♂』に「オジちゃん!こんにちは!」とあいさつされた。君のジィジは、オジサンより若いのだけれど、「オジちゃん」という呼び方に、喜んで「やぁ!〇✕君こんにちは!」と応えてあげた^^;(そうそう、夏にトウモロコシやスイカを貢いで来たから、懐いてくれたに違いない。しかし、飼い犬は未だ『おやじぃ』に吠えまくる。)「知らないオジサンに着いていってはいけないよ。」なんて言いながら、時節柄、その家には同居はしていない幼子にも慣れ親しまれるのも田舎ならではのことかも知れませんなぁ…。
ご近所つきあいは少々鬱陶しいと思いながらも、最低限のところでは、お付き合いして支え合っている。田舎暮らしが肌に合うか合わないかのキモではないかなんて思いますけれど。


今夜も『ひっぱりうどん』ですか?

中国の不動産大手「恒大集団」の経営危機?「リーマンショック以来の経済危機か?」なんて前夜大騒ぎしていたようですけれど、はて?23日の利払いは済んだのでありましょうか?
予想外の出来事が発生すると、確率論や経験が通用しないために、社会や市場に極めて大きな衝撃を与えてしまうとする理論を「ブラックスワン理論」というのだそうだけれど、『おやじぃ』にとっては、そうした環境に身を置いている訳でもないから、「予想外」というより「実感」が湧かないのでありますよ。第一、需要に見合わない開発行為を続け、GDP対前年比10%台の増などという数値の国家ですからねぇ…どこかで破綻したとしても、予想外と言えるのかどうか?乗り遅れては損とばかりに金余りの投資の先が、その企業(一部)だったというだけのような気もしますけれどね。物の値段に釣り合わない価値が付けられていく…バブル崩壊の再来ですかねぇ?
さて、「ハクチョウは白い鳥である。」という常識が、オーストラリアで「黒いハクチョウが見つかった。」という発見で、常識が覆ったというお話に基づいている「ブラックスワン理論」…「貧乏人は、いつまでたっても貧乏人である。」という常識が、ある日突然覆るとも思えない。「前に進める。」のも良いし、「分配を拡大する。」のも良いのだけれど、日本には「白(鷺)を黒(烏)と言いくるめる。」という諺がありましてね、これって逆だよね^^;「白いものは白だった。少々黒く見えても白だった。」と後継者もまた今までを総括して終わるような気がしますけれどね(笑)

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偽善者?(プリテンダー)

2021-09-23 08:08:02 | 転職

久し振りに家族連れのファミレスですが…

お盆とお彼岸…年に3回ほど実施の墓参りが習慣となりつつあります。そして、オッカーとのおデートもこの三日間だけ^^; いつの間にか姉妹の居ないオッカーは、我が姉と『連合軍』を組むようになり、オッカーの言うことなど聞く耳を持たない『おやじぃ』に対抗するようになっていた。趣味も興味も違うから、一緒に連れ立って歩くということなどほとんどないのだけれど、実姉の墓参りにだけは着いて来るのでありますよ。しかし、昨日は、山形県内のコロナ感染者数も落ち着いて来たことから、家族にも声掛けし、4ヶ月ぶりの食事会をオプションに組み込んで、墓参りをして来ました。(家族での食事会さえ控えさせられているコロナ禍に恨み節も吐きたくなるのでありますよ。)
食事会なんて言ったところで、ファミレスで安価な昼ご飯といったところが、今の懐具合の限界ではありますが、たまにオッカーを料理の煩雑さから解放してあげるのも悪いことではないと思ってはおります。銘々が好きなものを注文し、歯の悪い『おやじぃ』は、季節限定の「天津飯」…しかし、何かイメージが違うなぁ?そうか…餡にカニは使っているけれど、プレーンオムレツなんだコレ!「天津飯」ではなくて「餡かけオムライス」だよな、これは^^; 値段的にもこんなもんでしょう…営業妨害にならない程度で止めておくことにします^^;


お昼のおこぼれを頂けるはずが…お留守番^^;

お彼岸の中日に、姪っ子たちがお参りに来るんですって…姉は息抜きに、我が家に来ていただけだと思うのだけれど、お母さんが欠かさなかったからと義理立てしてくれているようである。(叔父さんとしては、休みの日におデートもない、我が娘や姪っ子たちの方が心配になるのであるけれど、余計なお世話であるとオッカーにたしなめられた^^;)それぞれが仕事には就いているけれど、それぞれが不安定な雇用形態の中で働いている…余計なお世話ではあるのだけれど、やはり結婚、子育てなんて夢のまた夢ではなかろうかと叔父さんは心配している。(姉は、もう一人前の大人なのだから心配ないと言って、この世を去ってしまったのだけれど…。)心配するのは勝手であるが、「子ども真ん中」「女性活躍」を、そして「少子化対策」を謳うならば、若者たちの雇用環境を改善しなければ、もう立ち行かなくなるのは明白である。大半が「中流意識」をもっていた時代が、大半が「負け組」と言われる時代になってしまったのではないかなどとも思えるが…。「ワクチン接種は、重症者化のリスクの高い高齢者から…。」「若者が安心して将来を暮らせる年金制度を…。」弱者優先の方向性に誤りは無いと思うのだけれど、批判覚悟で発言すれば、「高年齢者」はいずれ死ぬのである。票になる(投票に行く)世代を中心とした施策だけでは、若者たちやこの国の将来はどうなるのかね?総裁選をマスコミが取り上げるから、野党もまた「ばら撒き施策」を発表し始めている。それを支え、ツケを払わされるのも結局のところ若者たちなのである。若者たちよ、今度は選挙に行こうよ…何?選ぶ人が居ない?残念!それでも、この現実を選んだのは自分であるというケジメだけはつけないと、やってられない世の中になってしまう気もするが…「偽善者」ぶった『おやじぃ』のブログなんて若者は読まないと思うけれど、「偽善者」であれ何であれ、自分で将来を選ぶことが重要なんだと思うんだけれどなぁ…今朝は真面目(笑)

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月見だんごに思考錯誤^^;

2021-09-22 08:35:57 | 転職

カタバミの花言葉は「輝く心」ですと

従姉に季節の野菜を届けたら、アパートの空き地にカタバミが咲いておりました。「ヤマトシジミ(蝶)」が何頭か舞っていて、「ああ、そうそうカタバミはヤマトシジミの食草だったなぁ。」なんてことを思い出す。次世代のために産卵中なんだろうなぁ…なんて思いながら眺めておりますよ。
カタバミはガーデニングでは厄介な雑草として扱われますが、葉っぱの一片はハート型…「あなたと共に」とか「母の優しさ」などという花言葉もあるらしい。『おやじぃ』の乙女チックな心に火を着けるのでありますよ。(少々、気色が悪い^^;)人間嫌いから虫好きが高じて、大学まで選んでしまった『おやじぃ』ではあるのだけれど、植物に関してはさほど興味が無い…とは言え、昆虫を探すためにはその食草(植物)を探さなければならない。ポケット図鑑を頼りに食草を探し回るなどという高校生時代もあったっけ^^; 昆虫といえどもその行動には何らかの意味がある…摂食、交尾行動、産卵etc.そんな行動を眺めながら、いつの間にか人間の行動に置き換えて、人間を考えるようになっていた。人間嫌いだったはずなのだけれど「結局のところ『学問』というものは、『人間』というものを考える。」ということなのかも知れない…などと考えるようになりましたよ。


そんなに難しくないでしょう?

旧暦8月15日の「中秋の名月」…澄んだ空の美しい月を眺めるのも乙な物でありますが、はて?お団子はいくつお供えするんだ?なんてことを考えた。十五夜の月をもじって15個、土地柄によっては、一年の満月の回数から12個(時に13個)というところもあるらしい。我が祖母は「芋名月」と称して、里芋をお供えしていた記憶もあるのだけれど、そんな風習は廃れてしまっておりますよ。
9×4×1個で14個、一個足りない!10×4×1個、9×5×1個では何か収まりが悪い。フマキラーさんのHPを眺めていたら、9×4×2個が正解で、上段の2個は一個に見える方向でお供えするのが習わしなどという解説がございましたけれどホントですかねぇ^^;(朝から、お絵かきソフトを使って、マルを積み上げている暇を持て余した『おやじぃ』ではある。)美しい月を愛でるはずが、二次元の幾何学で悪戦苦闘するとは思わなかった。
「名月や座にうつくしき顔もなし(松尾芭蕉)」なるほど、かぐや姫がお月見をするならいざ知らず、美しい月に勝るとも劣らぬ美女がオジサンたちの観月の宴に同席する訳がないのでありますよ。はて、名月は手が届かないところにあるから美しく感じるのか、元々が美しいのか?「出た出た月が~♪ま~るいま~るいまんまるい♪」手元にあるお盆のような月も確かに丸なのではあるけれど…これが美しく見え始めたら、試行錯誤が生み出した「思考錯誤」であるような気もするが。命あるうちに止めておこう(笑)

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「幸せ」って何だっけ?

2021-09-21 08:58:42 | 転職

『お婆ちゃん』は幸せですか?

中学生時代の先輩(女性)のお葬式に参列してきました。お葬式は、このところ月2回のペースでありますよ。「お百姓さん」なんぞやっていると社会(お付き合いの範囲)が狭くなってしまう。勤め人時代は「義理」としてのお付き合い…同僚や部下たちの親世代の死に関する葬儀が大半であったから、お悔やみの言葉を述べても「本当に悲しいのか?」と本心を問われれば疑わしい。しかし、最近は直接お世話になった方や同級生の死に直面することが多くなり、お悔やみの言葉も自身の落ち込みも激しいのでありますよ。(とは言え、「死」というものは他人ごとである…。)
そうである。最近は「お別れ」する機会が増えてしまった…「出会いと別れは同じ数だけある。」と言われるけれど、「出会い」の数が極端に減っているから、今までの「出会い」という貯えをひとつ(ひとり)ずつ取り崩して(失って)しまっているのである。
故人の想い出を語っている内(人の心の中に残っている内)は、人はその人の中ではまだ死んでいないし、人の想い出さえ記憶する人が居なくなってしまうとき、初めて人は「成仏」出来るのかも知れないなぁ…「三十三回忌」が、「弔い上げ」などと言われるのも、人の想い出に起因するのではないかなんて考えるようになりましたよ^^;


犬も猫も良く眠る^^;

「猫は自らの死を感じると、目に見えない『恐怖(敵)』から逃げるために閉所に身を置く。」その結果、人にその遺骸を見せることが少ない…などという説もあるらしい。最近『親ガチャ』なる表現があって、「どういう境遇に生まれるかは全く運任せ」という意味合いらしく、自身の不遇を正当化するためにも用いられるとか…。どんなに努力したって報われないといった世の中への不満も大いにあるようだ。人一倍努力して、立身出世して、社会的な地位を得るなどという考え方は、昭和世代の遺物となりつつあるのかなぁ?与えられた衣服、与えられた食事、与えられた部屋(家)には、当然、差があるのだけれど、与えられる教育さえも貧富によって差が生じ、結果的には「裕福なご家庭のご子息は、裕福な結末を得られる。」…「貧乏暮らしは、将来像を描くどころか貧乏な暮らしが待っている。」それをすべて親のせいにされてもなぁ^^;
『昭和生まれのオジサンたち』は、だから「頑張れ、がんばれ」と言われ続け、「頑張らなかった結末が今の生活である。」なんて、自己責任論に結び付けられたような気もするが…。短距離走が得意なヤツ、長距離走が得意なヤツetc.色々あるはずなんだけれど、最初からスタートラインが違ったら、どんなに早く駆け抜けようとしても、ゴールの順位は思い通りにはならないということかい?基本的なスタートラインだけは一緒にしてあげないと…「子どもの福祉」を語るならそんな施策も欲しいところだわ。『おやじぃ』は同居犬、同居猫に問いかける…「どうよ、今は幸せかい?」
『おやじぃ』は、その寝顔を見ているだけで幸せを感じるのでありますが、死んで弔われる前に、まだまだしなければいけないことがあるような気がするゾイ(笑)


コメント
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