これにて令和2年度田んぼ作業終了!のはずが…
天気予報通り見事な秋晴れ…『おやじぃ』は、稲刈りの前段取りで、田んぼの角刈り。(コンバインの刃先が畦畔にぶつからないように、3列程度また機械の長さほど稲を刈り取ります。)区画整理済みの大型水田ならば4か所刈れば済むような経営規模でありますが、『夢屋本田』は、未整理地で小割の6枚…1枚4角を刈るから計24ヶ所。機械の回転も悪いから実に効率の悪い作業環境ではあります^^;
朝露で濡れた田んぼを早朝から12ヶ所(半分)ほど刈って、9時半に相方『チャオちゃん』を呼びに行く…「どこを見て走っているものやら?オラ、田んぼさいだったべぇ。どうせ10時頃来るだろうと思って仕事しったったは。」と半分からかい気味に言葉を掛けられるが、『チャオちゃん』自身も平時は遅起きで、8時頃迎えに行っても寝ているのが常なのだけれど…。「いや~くたびっち(疲れて)稲刈りすっと一日寝でんなねは。」と言う彼に「町からお賞詞もらった人が二十歳の小僧と同じ気持ちでいらんにごで!」と嫌味返しをする『おやじぃ』であります。彼は昨年、数え77歳、喜寿の賀詞を戴いているのでありますよ。
アララ!やっちゃったよぉ~!!!
親父の代から彼と組んで秋作業をお願いしておりますが、肉体も機械もボロボロ。(失礼^^;)我が家の田んぼで機械調整をするような状態だから、『夢屋本田』を刈り取る時は、何かしらのトラブルが毎年発生いたします。(昨年は刈り取り部品の脱落だった^^;)「なぁ~部品交換したから(刈り取り結果が)きれいだべぇ…。」と自慢する『チャオちゃん』に「そろそろマンマ(お昼)だべぇ!」と進言するのだが「お前だけ食って来い。」ですと…作業をお願いしている身で、独りだけお昼という訳にも行かず、ぶっ続けの作業で本田は無事終了。昨年は2日間掛けていた作業でありますが、場所を変え『夢屋田』のさらに小割の田んぼも連続してお願いすることに。(彼は明日、モチ米を刈り取りたいらしい。)一枚目も順調に終わらせた時、彼は強引に土手側を乗り越えようとしていた…「乗り入れ口はそっちじゃない!」と叫ぶ間もなくドタッ!丁度、籾を積み終えた軽い状態でしたから、トラクターで側面から引き揚げて作業は継続しましたけれど…。(実際には、シフトがバックに入っていることに気付かず、エンジンが掛からないと思案すること1時間…平静を装っていましたけれど、内心はドギマギしていたに違いない。)運転席の反対側への横転で良かった。これで下敷きにでもなっていたら奥さんに謝っても謝りきれるものじゃないと、幸運に感謝する『おやじぃ』でありました。農水省の統計によれば、平成30年度の農作業事故死亡者数は274名。内、65歳以上の高齢者は237名で全体の86.5%を占めているとか。一服(休憩)は必要なんだと改めて感じた一日でありましたよ。まずは怪我が無くて良かったよかった。笑えてブログを閉められることに感謝でありますよ(笑)