アスパラガスの実も赤く色付きました。
連日35℃超えの猛暑日に迫るような日々はどこへ行ったのでしょうか。日中でも25℃を下回り、朝晩と肌寒さを感じる日が続いております。秋雨前線が停滞し雨…少雨から一転し、秋野菜が植え付けられない状態であります。世の中儘にならないことばかりでありますよ。
毎年同じことの繰り返しでありますが、こちとらお天気商売。雨が降ったら降ったなりに遣り過ごし方を考えなければいけないのであります。
生産組合のリーダー的存在である『コウイッちゃん』は「この辺の土地柄では畑作農家ではやっていけない。」と自身の息子の方向性に疑問を発しながら、一方で「農家戸数の減少で、地元漬物工場の原材料が集まらない。」と嘆くのでありまして、景気低迷とデフレの影響で商品単価を下げた結果、収益率が圧縮され儲けが薄くなる。原材料の購入価格を下げれば、さらに担い手農家が居なくなるという悪循環に陥っているようであります。
珍しく「コバネイナゴ」のご夫妻を見つけました。
この節になると田んぼの畦畔を飛び回るイナゴでありますが、気のせいか今年は個体数が少ないような気がします。稀にポツリポツリと単体を見つけるのですが、ご夫妻に出会ったのは久し振りのような気がします。「今のイナゴを食べるなんて、放射能が心配で…。」福島原発事故の影響で根も葉もない風評が広がってしまっております。(今のところ、公的機関の発表では山形県は基準以下となっております。)養殖している訳でもないのだから、昆虫の発生消長には変化が付きもので、今年少ないからといってすぐさま、農薬の影響であるとか原発事故の影響だとかと短絡的に結び付けるのは如何なものかと…4年ほど前、フタオビコヤガ(イネアオムシ)が大量発生した年がありましたが、その年以来、大量発生を確認しておりません。発生メカニズムには、何らかのサイクルがあるのかも知れません。
アスバラガスには、「敵を除く」「耐える恋」という花言葉があるとか…耐えて実を結んだ恋(アスパラガスの実)には、「喜び」などという花(実)言葉があってもよろしいのかと考える『夢屋国王』であります。