その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

「田んぼダム」…今度は防災^^;

2024-11-28 07:00:43 | 巡礼

室温47℃…そんなバカな!

 大丈夫ですよ、温度計(というか、裏の説明書には「目安計」とある^^;)は、カバーに入れたままだから、さらに温められたに違いない。今朝6時のハウス内温度は7℃、恐らく陽が照れば30℃位までは上昇しているに違いない。人間は、出入りする度にダウンを着たり脱いだりとせわしないのだけれど、ダウンを持たない「カブラハバチ」は今の時期死んでしまうはず…しっかり生きています。もう一方(下段)は、「キスジノミハムシ」の初期段階での食害痕のようであります。積極的に「暖」を取っている訳ではないのだけれど、一定温度が補償されると作物だけでなく、昆虫も活動を続けるようであります。「ハクサイ」の中からは「コモリグモ」や「チャコウラナメクジ」が出てくる…さすがに、「モンシロチョウ」は飛ばないけれど、この前は暖かさに誘われて「ノシメトンボ」のご夫妻がハウスの天井付近を飛んでいた。親切心を出して外に出してあげたら途端に「凍死」だわねぇ^^;
 果菜類と違って、葉菜類主体のハウスだから視界も良好…調子こいて『おやじぃ』は、キャンプ用のテーブル(経費で落としているから「作業台」です!)と反射式石油ストーブ(これまた経費で落としているので、ハウス内保温用のストーブです!)を持ち込んで、安楽椅子(いえいえ、ミーティング用の椅子です!)に腰掛けていたら寝てしまっていた(笑)


さすがに「袋麺」に飽きてしまったので…

 さて、お店の屋号は「万来」…米沢ラーメンが美味しい。午後からは、事務アルバイトのリモート研修会(会場:町役場会議室)だから、居眠りこいてお金が貰えるなんてありがたい^^; 眠りに就く前にふと考えたんですなぁ…商売では縁起の良い言葉「千客万来」の反対語って何なんだろう?お客が入れ替わり、立ち替わり訪れる「千客万来」に対して、閑散としている様は「閑古鳥が鳴く」そして「門前雀羅」と言うらしい。「雀羅(じゃくら)」とは、スズメを捕るための網のことらしく、お客が来ないので門前に網を張っても大丈夫!って貴女!「万来さん」に失礼だわ(笑)
 はてさて、研修会の話題は「田んぼダム」…水田の湛水能力(貯水量)に着目し、畔の高さを確保しつつ、『尻水口(排水口)』を意識的に狭めることで、豪雨時に一気に流れる雨水を一旦溜め込もうという発想でありますよ。決して悪い発想ではないと思いますが、本来は河川管理者(国県町)が河川の流下障害物(立ち木など)を管理し、浚渫し、洪水に備えるのが筋…維持管理費に予算が中々付かないと見れば、農林省サイドが出て来て『田んぼダム』なる発想で、安い経費で安心安全を確保いたします…と新たな予算が付いたに違いない。仕事を創って、自分たちの生き残る場を作る…お国の『偉いさん』は、色々な生き残り戦略を練り上げるのが上手である^^;
 「もう、米はいらんから畑地化せよ。」と言っていたはずなのに、「いつでも米不足に対応できるように5年に一度は米を作付けせよ。」…まったく身勝手である。未整理地で畑地化、水田化を繰り返すためには、灌漑施設の整備が欠かせないというのに…つまり~「農業土木工事」の生き残り戦略かい?結局、頭を働かせているのは、農家の生き残り戦略ではなくて、関連業者の生き残り戦略だったりしてねぇ…全く笑えない!

 

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下々の皆さん!

2024-11-27 09:15:11 | 巡礼

 かつて麻生元総理は選挙第一声でそう呼びかけたとか…

 高祖父が大久保利通、祖父が吉田茂となれば、選挙演説に集まる聴衆は皆、彼には「下々の者」としか見えないに違いない^^; 選挙の時だけ「助けてください。」とか「仕事をさせてください。」などと土下座までする候補者からすれば、むしろ気分がよろしい。(仕事をさせて欲しいなら、ハローワークで探しなさい…なんてなぁ^^;)
 今朝は、「下々の者」ではなく『霜々のモノ』をご覧いただくこととする。「オナモミ」の実と並んで『ひっつき虫』と言われる「アメリカセンダングサ」も白い衣装を纏い、角(棘)を隠し、「タンポポ」の白髪頭も一層白さが増したようであります。野に咲く『霜々のモノ』は…『霜華(そうか)』と言われるらしい。さらには、『霜華』は比ゆ的に白髪を指すらしいから、さもありなん^^;
 『おやじぃ』たちは、子どもの頃、『ひっつき虫』などとは呼ばず『バカ』と言っていた…「わ~い、わ~い、『馬鹿』が『バカ』つけてるぅ~!」なんて囃し立てたものである。「人を『馬鹿』などと言う人が『馬鹿』なんです。」とガッコの先生は言ってくれたが、『バカ』をつけた『馬鹿』も、人を『馬鹿』呼ばわりした『馬鹿』も、『おバカ』のまま成長してしまったようである(笑)


根深い「ヨモギ」も白く縁取りされて…

 さて、何故か削っても抜いても出てくる「ヨモギ」の根は深い^^; 憎き「ヨモギ」も『白装束』を纏って懺悔しているようではあるけれど、また、春には懲りずに『悪さ』を続けるに違いない。それは『木質化』した「根(地盤、看板、鞄)」の三種の神器を親から引き継いでいるからであり、少々叩いたとしても、何食わぬ顔で出てくるから『自浄作用』を求めたとしても、自分たちに都合の良い「法律」を作ってしまうから手に負えないのである。それでも『下々の者』は期待してしまうから、これまた哀れではある(笑)


霜の塊が溜まっても…

 はてさて、露地のトマトやピーマン、パプリカは、降霜で葉が萎れてしまいました。一方、キャベツは、こうして霜に晒されても、雪の下に埋もれても「春」をジッと待つようであります。貯蔵デンプンを糖化して、植物体の『モル凝固点降下』を少しずつ獲得していくらしい。これを『低温順化』というらしく、厳しい環境を生き抜くためには『自助努力』が必要なようである。
 我が人生も「晩秋」から「初冬」の時期を迎え、植物に見習うべきは見習う『とき』が来ているようである。歳を重ねても、厳しい環境になっても、白い装いを身に纏って、『美しく老いる』ことは可能なようである。『汚い』ものばかり見ていると、心も穢れてしまいそうだから、敢えて『美しいモノ』に目を向けることにしよう…これで少しは『汚いジジィ』も幾分か『美しいジジィ』になれるだろうか?まぁ、『汚いジジィ』ももう暫くすれば、白い雪(土)が覆って隠してくれるわさ(笑)

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過ちは改めれば…それでいいかぁ?

2024-11-26 07:36:59 | 巡礼

霜の結晶で、クローバーも違った植物に見える^^;

 11月下旬になっても、今年は「ガリガリ」と凍み付くような「霜」の朝がないねぇ…ホントかなぁ?昨日の朝は軽トラックのフロントガラスが「ガリガリ」だった。久しぶりに出発前に暖気して、畑に出掛けたら農道の草花が白く変わっていた。見慣れたはずの光景も、ちょっとした変化が加わって得した気分でありますよ。(しかし、寒いこと寒いこと^^;)『おやじぃ』は、日々、オッカーに『冷遇』されているから、「耐凍温度」が年々下降し、少々な扱いでは凍み付いたりしない^^; ホウレンソウや小松菜に至っては、「低温順化」によって「耐凍温度」は△20℃位まで降下するという説がある。(これがいわゆる「寒〆ホウレンソウ」だわねぇ^^;)気温が氷点下を記録しても(地上1.5m前後で測定される。)いくらなんでも土まで凍み上がるということはないから、ダイコン、ゴボウは土に埋けて(いけて)保存したものである。しかしねぇ、いくら凍っていなくても、約1mの雪を掘り上げて、土が手に着くと冷たいこと冷たいこと…今は、スーパーに駆け込めばダイコンは手に入れられるもの、わざわざ土に埋けたりしないのでありますよ(笑)


まだ咲いているバラの花…今日もピンボケ^^;

 さて、直売所前に咲いているバラの花…昨日は風の影響で手ブレ、今日は近づき過ぎてピンボケ?それとも光量不足?明日こそはきれいに撮ってみせるさ^^; 独り暮らしの従姉が、昨日は「ハクサイを3個欲しい。」と言ってきた。ハクサイ自体はそうそう痛むものでもないけれど、独り暮らしを考慮して、「60日ハクサイ」の小振りなモノを選んで届けているのだけれど、3個とは恐らく漬け込むに違いないと『おやじぃ』は勝手に解釈し、ハクサイ畑の中でも大きいサイズを選んでお届けしました。何と、今期最高記録の5.4kgという特大サイズの「85日ハクサイ」をね^^; 聞けば、娘夫婦が結構食べるんだって…全くの勘違い。直売所の売り子さんと会話して、やっぱり今時の奥さんたちは、食べきりサイズを好んで買われているフシがあるから、『おやじぃ』の『プチ化戦略』もあながち間違ってはいないと思うのだけれど、ばあちゃんたちは、デカいのを好むのよ…当面、「60日ハクサイ」と「85日ハクサイ」の両刀遣いは続きそうである(笑)


今日も遅いお昼のお弁当丼^^;

 はてさて、ブロッコリーとかキャベツなど、収穫から包装まで手間の掛からない作物に特化すれば、収穫作業もスムーズに済んで、出荷時間も少なくて済むのにねぇ…以前から比べると、出荷する農家戸数(お年寄りたち)が減っているような気もする。これを『おやじぃ』の独壇場と判断するか、選べる野菜の幅が狭まると判断するか…当面、効率の悪い多品種出荷が続きそうであります^^;
 ほほう、「生稲晃子外務政務官」の靖国参拝が報じられ、佐渡金山追悼式への韓国政府筋の不参加の理由とされたのだが、後からご本人が参拝を否定され、ネタ元の共同通信社も誤報であると謝罪しているようである…それで良いの?「過ちては改むるに憚ること勿れ」とは言うけれど、日韓の外交問題が拗れているときに、それだけで済むのだろうか?「外交政務官」としての報道否定のタイミングも遅いような気がするし、新聞各社にネタを届ける「共同通信社」が「見間違えた」と言う程度の釈明で許されるのだろうか?散々、我々は「ファクトチェック」を行っているという立場で、SNSの危うさを訴えているメディアがねぇ…。一度、学校給食費に関する「誤情報」を某新聞社の支局長に話したら、返ってきた言葉は「共同通信社情報だから…」ですって^^; 誤りを指摘されても訂正しない、訂正しても新聞の片隅に申し訳程度の訂正とお詫び記事…「責める」ときは強いが、「守り」は慎重で腰が引けているってね(笑)

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「楽」のためのアイディア^^;

2024-11-25 07:13:30 | 巡礼

毎日、火を入れ、継ぎ足し、継ぎ足し^^;

 雪こそ降らないものの、外気は一気に寒くなり、さすがに「抑制キュウリ」も取れなくなりつつあります。露地のハクサイも残り数株、沢庵漬けにしたいダイコンは、少々小さい^^; 雪国の農家では、これから3ヶ月をどうやって乗り切るかがポイントだわねぇ。そうそう、12月はセリの収穫がある。(しかし、量が少ないのだよ…来年は水路の幅をもう少し広げよう^^;)ハウス内のキャベツとハクサイは完璧、ダイコンがもう少し大きく育っていたら埋ける(いける)ところだけれど、今年は失敗かなぁ…ホウレンソウとシュンギクはもう少し早めの播種が必要なようであり、ネギは本数(畝数)を増やしても大丈夫なようである…とまぁ、冬場の乗り切り方を実際に作物を作って、売って確かめている状態であります。自慢のスナップエンドウは種蒔きを終えたから、「抑制キュウリ」が終われば後作として植える予定。こうして何とか切れ目のない栽培を目指しておりますが、1~2月は、とんと売るモノが無くなってしまう。この穴を埋めるのが友人『ノロ社長』の手配するアルバイトだったのだけれど、今年はどうも雲行きが怪しい。身も懐も寒々とする日には、畑の野菜を掘り出して「もつ煮」で暖を取ることにいたしましょう(笑)


大関 琴桜関 初優勝おめでとう!

 さて、事務のアルバイトをこなしながら、大相撲九州場所のテレビ観戦…父親の先代琴の若関が、山形県出身ということだけで、彼自身は千葉県松戸市出身の登録となっているのだけれど、そんなことどうでも良い…山形県『所縁の力士』ということで、地元紙・テレビでも紹介されている。明るい話題に恵まれない山形県は、『あやかり商法』で盛り上がるのでありますよ(笑) 初優勝に喜んで、吟醸酒をいただいていたら、晩ご飯の時間には潰れて眠っていた。仕方が無いので、自分で『お弁当』を作って、また寝た^^;


お店のラーメンも久しぶりである^^;

 はてさて、この春、集落役員をめでたくご卒業したのだけれど、公民館の「雪囲い」や小正月の「さいと焼き」の茅刈のお手伝い…農家として、縄の結束や草刈機械を操れる役員がいないから仕方が無い。二時間ほどのお手伝いで得たご褒美は「味噌ラーメン」だった^^;
 それはそれ、問題は「雪囲い」を今後どうしていくかということ…どうも『おやじぃ』の頭も硬くなっていたようである。役員のひとりが、結束バンドを購入して来ましたよ。大した金額でもないバンドで、「雪囲い」用の板は固定できる。所詮3ヶ月程度の窓ガラスの防御柵だから、これで十分用を足すのでありますよ。ひとつ問題があるとすれば、それは『伝統』…つまり~、「男結び」で結束した結ぶ目は、開いて『華』が咲いたような雰囲気を醸し出すのでありますが…これって『見せる』ための技でしかない。ましてや、雪囲いの場所は、人目のつかない裏側の窓…「今の若い衆は…」などと言われる筋合いもないし、そう言える技術を持つ人も少なくなっているのであるから(笑) どうも楽をすることには頭が回るようである…でもなぁ、仕事も生活も『楽(効率化)』するためにアイディアを出し合うのであるから、彼らはそうした意味では『優秀』と言えるのかも知れない。只々、親父のやり方を真似て、延々と続けてきた『おやじぃ』よりはね(笑)

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働かない「勤労感謝の日」

2024-11-24 07:52:26 | 巡礼

狂い咲き?…ご近所の庭の「ツツジ」が咲いた^^;

 『勤労感謝の日の父ちゃん』は、一年の勤労に感謝し、疲れ果て、ボロボロになった肉体を休めることにしている。温泉に浸かる?いやいや祝日で温泉施設は混雑しているから、入浴はしない。とにかく何もしないでボ~っと一日を過ごすのである。朝は、「虚空蔵菩薩年越祭」の餅の振る舞いとお札を受ける…これは、宗教行為であって、「労働」ではない。(二日酔いで、胃袋が湧いていて脂汗が出る…胃袋も休ませなければいけない^^;)おっとっと、長男『ポン太郎くん』がキュウリを少しばかり収穫してきたので直売所に持っていかなければ…これは、『ポン太郎くん』の「労働」であって、『おやじぃ』は手を貸してあげたにすぎない。そういえば、「山形青菜」が欲しいと元同僚に頼まれていた…これは、知り合いの『青菜名人』の畑から『盗んでくる』約束を取り付けているから、『窃盗』または、「ボランティア」であって、『おやじぃ』の「労働」ではないなどと、あれやこれやと屁理屈を並べて、「私は仕事をしていない。」と意地を張っているけれど、やっぱりやるべき「仕事」ってあるのよねぇ(笑)


子どもの頃は『いがみ食い』した餅^^;

 「虚空蔵菩薩年越祭」では、護持会と梅花講のご婦人たちが、餅を搗いて振る舞ってくれる。子どもの頃は、朝からお寺の本堂の一角を占拠し、「オラ、〇杯食べた。」などと自慢しあったものである。箸休めに、ダイコンとゴボウの煮物、ニンジンとダイコンのなます、ハクサイの漬物が定番だったけれど、今年はハクサイの漬物だけのようである^^; 『強者』は、「納豆餅を一個だけにして」とか、「お雑煮は汁だけにして」などと、食べた数というよりは「杯数」を語っていたから、今考えると微笑ましい。あんこ餅は食べたいけれど、先に食べると満腹感が襲ってくるので最後にしたものである…今は、あんこ餅を食べると二日酔いで胃の中で『湧き』そうだから食べない。(今も昔も愚かしさは変わらない^^;)


夕刻、「芋煮会」をすることになりまして…

 はてさて、働かないと決めた勤労感謝の日…仕上げは同級生『オジSUNず4』の芋煮会。『おやじぃ』はどうも里芋作りが下手であり、上手く収穫できた験しがないのであるけれど、亡き親父は、元肥を『でっちり(沢山)』やれば里芋は育つと言っていた。今年は、量販店の残り種芋を仕入れ、『遺言』どおり元肥を『でっちり』やってみましたよ。(それも荒らしたご近所さんの畑の空きを使ってね^^;)苗の販売も最終番の頃の種芋でしたからボロボロで(値引きされるまで待っていた結果ではあるけれど^^;)何とか、満足いくような収穫を上げることが出来ましたよ。これは「労働」では?こちらは趣味の世界ですから「遊び」です。(と、まだこだわっている^^;)柔らかく良い芋に仕上がっておりましたよ。今夜は家族に振る舞うことにしよう…働かないと決めた「勤労感謝の日」も中々過ごすのが難しい(笑)

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