その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

素直に年を取りなよ^^;

2025-02-07 05:49:44 | 巡礼

大雪につき「雪の壁」を残してみた…

 天気予報では、我が在所も一週間ほど降り続くようである。『団結小屋』に閉じ込められた翌日は、約40cmの降雪があっただろうか?早朝勤務の勤め人たちが車の雪を払い落として、除雪されていない道を出掛けて行く。吹雪で道路が見えなくなることさえ無ければ、40㎝程度の軽い新雪ならば車で走行できるテクニックと車の装備をそれぞれ持ち合わせているはずである。
 さすがに、今朝は町委託の除雪車がやって来ない。むしろ、勤め人たちが出勤した後に除雪車が来てくれた方が、若い衆は楽なのかも知れない。そして、除雪車が来た後には、必ず路面で湿った、時として凍った重くて硬い雪を出入り口に残して行き、若い衆が帰る頃までに取り除いておくのが、年寄りたちのお仕事のようになっている^^;
 昨年までは、硬く反り立った「雪の壁」を除雪機で、我が農園側に飛ばしていたのだけれど、よくよく考えてみれば、精々が宅配の2t車が稀に通る程度の道であり、普通車がすれ違うことも稀な道なのだから拡幅する必要もなかろう…ましてや一週間も降り続くとなれば、燃料費もバカにならず、堆雪場所(結局、我が家の田んぼと耕作させてもらっている畑である)も満杯で、運びたくても運べない。今朝、除雪車オペレーターの作業を見ていたら、そんな細い道でも4往復ほどして堅雪を運んでくれていたのであるから…


お昼は、野菜をふんだんに味噌ラーメン^^;

 はてさて、問題は「律儀」なお年寄りたちである。所詮は、スコップさえも持ったことがないような息子、娘、孫たちのために、せっせと年寄りには硬くて重い雪を排雪し、帰りを待つのでありますが、「年なんだから家のコタツで寝ていなさい。」なんてぇことは言わない。ただねぇ、玄関先に「雪の山」があることが、ご近所への「恥」と捉えているフシがある。ボランティアで玄関先の除雪をお願いされているお年寄りたちに今朝だけはアドバイスしましたよ。「あと三日だけ我慢しなさい。堅雪(雪の山)を除雪すれば、明日また同じ量の堅雪が残されることになる。除雪車による除雪は空いた空間に雪がこぼれてしまうのだから、三日間だけ自分の歩く場所だけを除雪しなさい。」ってね^^; 『だらぐ(自堕落)』と思われても良い、もう、それぞれが年を取り、他人を笑えるほどに、自らの体力も残っていないのだから…。律義さよりも効率的、省力化で大雪を乗り切った方が健康にもよろしいはずである(笑)


ネコのお手伝いは期待できませんので^^;

 はてさて、そんなアドバイスをしても年寄りたちは言うことを聞かない。「意固地」になって「雪投げ」をしているとしか思えないのである。若い衆さえ朝の出勤を終えれば、あとは夕方まで堅雪を除いておけば済む話ではないか…除雪車が来る前に家の前をきれいにして、あとから除雪車がやってきて「硬い雪を置いて行った。」と苦情を寄せる。そして、言う訳さ「オラだだって、タダで(何もしないで)居る訳じゃねぇ。」ってね(笑) もっと素直に自分に優しく生きなよ。でなければ、独りで死ぬまでやりなさい…他人の息子(おやじぃ)を頼りにするんじゃないって^^;
 かく言う『おやじぃ』も「素直に」歳を重ねることが出来るだろうか?「律儀」という対外的な「見栄」を張るために頑張っているフシも見えるけれどねぇ(大笑)

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閉じ込められた二人…

2025-02-06 09:26:33 | 巡礼

鍋用の野菜を確保してお仕事してましたが…

 今期最大級の寒波に朝起きてビックリ…研修前に出来るだけ排雪作業をしていて良かったよ。それでも新雪だから自宅前の水路に投入すれば半日で消えてくれる。トラクターショベルで午前午後2サイクル…ご褒美ビールを買い込んで(明日の買い出しは厳しいかも?と不要不急の外出は避けるために買い出し…ビールはマストですから^^;)晩ご飯まで晩酌をして、そろそろ頃合いと外に出ようと思ったら、ドアが開かない。外に雪が積もってしまったのでしょうか?ドア自体が凍み付いてしまったのでしょうか?大丈夫、裏口(サッシ戸)があるさと開けてみたら、目の前は吹き溜まりで1mの雪の山…救助を待つにも酔いつぶれて『団結小屋』で寝てしまうことが度々だから、捜索隊もやってこないのでありますよ^^; ストックの食料もあるし、ストーブも給油したばかりだから大丈夫。晩ご飯を諦めて『団結小屋』に泊まり込むことになったオヤジとネコ1匹でありますよ。


△6℃で萎れても復活するシュンギク

 さて、ここ2年ほど雪が少ない生活に馴れてしまい、これから1週間ほど降り続くという天気予報にげんなりしております。愛人『シロ♀』に外に出して欲しいと懇願されてもドアが開かないのよ…決してキミを軟禁しようなどという気持ちはないのでありますが^^; さすがに、オシッコだけはねぇ、裏口の雪の山を巧みにかわしながら用を済ませてきたようであります。一夜明けて、さすがに『おやじぃ』もトイレが我慢できなくなって、裏口から雪を『こざいて(踏み分けて)』自宅に戻りましたけれど、吹き溜まりの新雪は腰の高さまでありましたよ。まぁ、降雪量は40㎝といったところでしょうか?町委託の除雪車も今朝は遅れ気味…そろそろ勤め人たちが家を出る時間なのだけれど、新雪をかき分けて出勤していく。オラ、自営業だから良いけれど、こんな日はJRの計画運休を真似て、計画休業もアリだと思うんですけれどね。災害級の大雪に出勤を求めるのもねぇ?かく言う我が家のオッカーは、アルバイトの出勤日である。ラインを組んでいる生産現場や福祉関連施設が、雪ですからお休みですという訳にもいかないんだなぁ^^;


ようやく朝飯にありつけた^^;

 はてさて、除雪車がやって来て、自宅前に積み上げられた雪の塊(除雪作業で重機からこぼれた雪)をチンタラとトラクターショベルで排雪して、皆さんいってらっしゃい!ようやく朝ご飯にありつけたのだけれど、さて困りました。今度は雪を運ぶ場所が無い。ハウスは昨日の作業で何とか被害は免れられるようではあるけれど、農園周りの重機によるこぼれ雪、ハウス周りの新雪を運ぶ場所が無くなってしまいましたよ。どうしよう?今夜から明日にかけて、また降り積もる予報でありますから…。手引きでコツコツと水路で雪を消すか?(その水路も今朝の雪移動で満杯状態)堆雪場所も重機の運んだ雪で満杯…今日はしのげても、明日に掛けて降る雪はもうやり場がなさそうでありますよ。いいねぇ…やり場がない…これがお金に変わるものだったら、ありがたい限りなのだけれど。要らんモノだけが溜まるのよ、だから貧乏が『はがゆぐ(進む)』訳よ(笑)
さて、ブログなんぞ書いている暇はないのだった。

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知っていることと出来ること

2025-02-05 07:25:15 | 巡礼

昼から豪勢ですが、視察は会費で成り立ってます^^;

 『おやじぃ』の埼玉研修二日目…農家が「市場」を視察しても?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、消費者が求める品質や荷姿を知れただけでも勉強になりました。また、「せり売り」が主流と思い込んでおり、現在「相対取引:あいたいとりひき」(売り手と買い手の1対1の場外取引)だとは知らなかった。なるほど、販売価格が乱高下せず、高値安定していた訳だわ^^;
 二日目は、種苗会社であり、若手は経験を積み、勉強しているから、自分たちが栽培している品種特性や問題点など、質問がポンポン出るのだけれど、『おやじぃ』は年はいっていても、経験不足なので質問すべき点さえ分からないというお粗末な状態であります。我が在所の部会は「夏秋きゅうり」の棚仕立てであり、これとて満足のいく成果を上げていないのでありますが、それを補完するために「抑制きゅうり(ハウス栽培)」を行っているので、若手にも聞けないきゅうりの仕立て方をこっそり画像に残して『長男ポン太郎くん』に引き継ぐつもりであります。


「吊り下げ仕立て」と「蔓下げ」は違うよ^^;

 はて、知識(知っている)と出来る(実践)とは違うよ…面積が限られているハウス内では「吊り下げ仕立て」が一般的なのだけれど、メンバーは露地の「棚仕立て」だから、仕立て方が違うのよ。もう町内では「抑制きゅうり」に取り組んでいる農家は2軒ほどしかないので、容易に見学にも行けないのでありまして(病気の伝搬ということもあるから勝手に見て回ることもためらわれる。)こうして会社の試験圃場で実際を見せていただくことが非常に勉強になる。『おやじぃ』の場合も「仕立て方」は知っていても(知識)技術力が伴っていないから出来ないのでありまして、さらに未熟な長男『ポン太郎くん』には、『おやじぃ』が考えた『ネット利用の直立栽培』をさせているのでありまして、この場合「蔓下げ」という栽培技術が取り入れられないという欠点がありましてねぇ…行く行くは「吊り下げ仕立て」を採用したいと思ってはいるのでありますが…。


「蔓おろし」後の子蔓のさばき方…

 さて、今回の視察には、オラだの農協「きゅうり担当」のS君と農業改良普及所のN先生も加わってくれました。担当1年目のS君が、『特上うな重』をゴチになりながらボソリとつぶやくのでありますよ。「もっと勉強しないと全然分からない。」なんてね。だから『おやじぃ』は言ってあげた。「君は栽培者ではないからね。一般的な用語の知識は必要であるけれど、技術面まで会得する必要はない。N先生とて情報の引出しは沢山持っているけれど、実際に栽培できるかというとまた違った次元なのだよ。」なんてね。大体ねぇ「職場での恋愛ってアリですか?」なんて、もう役割の終わったオヤジたちに聞いてくる位だもの、素直で良い奴でありますよ。(こういう素直な息子は、大概にしてモテないものである…何の話じゃい^^;)

暖地と思っている埼玉でも「熱線」が入っているのよ…

 はてさて、人生相談まで付いてきた「視察研修」ではあったけれど、出来れば長男『ポン太郎くん』も連れて来て、刺激を与えたかったのだけれど、残念!『おやじぃ』は2月初旬の大雪を予想しまして、念のために彼を保安要員として残すことにしましたよ。案の定、視察中は雪は降らなかったようでありますが、日本海側では、途轍もない大雪となっているようであります。そして、我が在所も今朝…。
 そんなことの繰り返し…本日のお題『知っているということと出来るということ』…今春に向けたヒントは得て来たつもりであります。「知識」があるということと「出来る」ということは違うのよ。そして、「出来る」ように挑戦し続けなければいけないのよ。ああ、今日も除雪作業だわねぇ。熱が冷めないように、温めながら実践しなければね。ちなみに「特上うな重 松」は、売上から積み立てられている会費で成り立っておりますのよ…決して「接待」ではございません(笑)

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どうする?どうなる?

2025-02-04 06:48:39 | 巡礼

ショーパブで楽しんでいる場合じゃない?

 強い寒気の影響で、北陸・東北地方は大雪注意報が出ておりますが大丈夫でしょうか?24時間予想降雪量が100㎝?オラが在所は平野部だから多くても60㎝といったところかな?もうこうなるとジタバタしたところで仕方が無いのでありまして、降ったら掘る?降ったら掘るを繰り返し、何とか凌ぐしかないと思うのでありますが、『おやじぃ』はただ今、埼玉県大宮市で物見遊山の旅の途中であり、長男『ポン太郎くん』に踏ん張ってもらうしかないのであります。まぁ、降り出しは今日の夕方からと思われますので、その頃には何とか在所に帰りつけるとは思っているのでありますけれどねぇ…こればかりは降ってみないと分からないし、24時間で100㎝などという雪は『おやじぃ』とて経験がないのでありますから^^;
 経験ではひと晩で60㎝の雪が降り、道路復旧(除雪により通行可能になる)まで、1日を要したことがあるけれど、さすがに雪国の人間でも足(車)を確保することが困難になる。肩透かしを食らうように降らなければありがたい…しかし、最近の気象庁の予報は当たるからねぇ…日本海寒気団収束帯が我が在所付近に現れないことを祈るばかりでありますよ。(とは言え、我が在所は逃れても、その帯はどこかのエリアに架かるであろうことは間違いない。)


さる卸業者さんの倉庫で勉強中^^;

 さて、こうなると太平洋側は良いよねぇ…日本海側がどんよりとした気分と気候に悩まされているとき、綺麗に晴れ上がってくれるのだから。
 はてさて、雪のことは一旦忘れて、昨日は作物の流通、そして、今日は種苗会社で育種について学ぶ予定であります。肉体で汗をかくばかりでなく、たまには、頭に汗をかかせるのも必要かな?手前味噌ではなく、市場や消費者が何をどんな風に求めているか知ることも重要かと。今まで、キュウリ袋詰めが5本単位で、これが常識だったのだけれど、今のニーズは4本詰めのようである。5本では食べるのに多いからという理由ではなく、どうやら、野菜全般で値段が上がり、消費者側の価格の常識…キュウリは5本150円から200円という常識が崩れてしまい、昨年は300円の店頭価格であったことから、4本詰めで値段の仕上がりを下げたいという思惑のようであります。高ければ、農家が儲かるとばかりも言っていられない。高値が続くと必ず食べなければいけないものでもないから、買い控えが起こってしまい総量として売り上げが伸びなくなってしまうという結果にもつながるんですと。(そうだよねぇ、直売所で『おやじぃ』は経験済みだわ^^;)農家個別選果を機械を使った「バラ選果」にして労力を栽培、収穫作業に回して…ふと考える。規模拡大を模索する農家ばかりではないのだよ。高齢化で細々と家族経営で小遣い稼ぎをしている農家もある。農業が産業なのか、家事労働で留まるかの境目がこの辺りにあるようだわ。勢いのある(鼻息の荒い)若者(中年)たちと一緒に学んでいると大きな違いに気づかされますよ。政府も、オラだの農協も、そして雪もこの先どうなる?どうする(笑)

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可もなく不可もなし^^;

2025-02-03 05:11:20 | 巡礼

にゃんこ先生!今朝の講義は何ですか?

 酒は飲まないけれど、夜遊びをするから朝起きの悪い『にゃんこ先生♀』である。学生たちより遅く圃場に現れるくせに『成果』は上げるから、伊達に教職に就いている訳でもなさそうである。(もう少し優秀な助手が付けば、さらに研究成果を上げてみせると豪語するけれど、彼女の欠点は、興味の範囲が広く、さらに飽きっぽいところにあり、それは研究者としては致命的な欠陥である^^;)今朝も彼女の視線の先を確かめてみたら「ミドリハコベ」と思われる植物を見つけることが出来ましたよ。『雑草学講座No.15 ミドリハコベ』…春の七草に数えられる「ハコベラ」は、一般的に「コハコベ」「ミドリハコベ」の総称とされる一方で、「コハコベ」は明治以降に侵入したとする説もあるようだから、古の都で「ハシベラ」と呼ばれた植物は「ミドリハコベ」だったのかも知れない。「ウシハコベ」も「コハコベ」も茎が暗紫色であり、花を見て花柱が5個か3個かで区別できるらしい。『おやじぃ』が思うに、我が在所では「ウシハコベ」が優占種のような気がするから、「コハコベ」を探すには花が咲くまで待たなければならず、また丹念に探す必要があるようです。「春の七草」としてパック詰めするには、野の草といえどそれなりの努力が必要なようでありますよ^^;


ミドリハコベは全体的に緑色^^;

 さて、悠長に「春の七草」を探すなど、『雅な暮らし』をしているようにも思われますが、生活の実情は厳しいのよ…「コハコベ」か「ミドリハコベ」か、などと言うことを同定できたとしても、一文にもならないのであるから。ましてや、「ウシハコベ」も「コハコベ」「ミドリハコベ」もそれぞれが食べることは出来るらしく、『春の七草パック』に混入したとしても特段問題はないのである。『にゃんこ先生の雑草学講座』も、今さら卒業、就職がかかっている訳でもないので、「可」を頂ければ十分である。寒くて作物の成長が遅いのでねぇ…手慰みにハウスの中の『雑草』を調べる程度にしておいて、ホイホイ、本来のお仕事、お仕事^^;


我慢できずに「アスパラ菜」を試食した^^;

 はてさて、まだ寸足らずかねぇ…硬くなるよりはマシと早めに摘んでみましたよ。我が在所では「クキタチ菜(アブラナ)」が春先の旬の野菜なのでありますが、日長の関係でしょうかねぇ?「アスパラ菜」の方が早く「薹(とう)立ち」するようであります。(何せ、今年初めての栽培なので要領を得ません^^;)「クキタチ菜」は、若干エグミと言いますか、苦味があって、これが好まれる場合もあれば、嫌われる場合もある。こちら「アスパラ菜」は苦味も無いので、可もなく不可もなしといったところでしょうか?小松菜のような青臭さもないので、その点は好まれるかも?意外と我が在所では「小松菜」の売れ行きが良くないのでありますよ。アハハ!『おやじぃ』のお野菜の評価は「売れるか」「売れないか」の二者択一^^; 「優」「良」の評価が少なく、「可」で人生を過ごして来た『おやじぃ』に「可」と評価された「アスパラ菜」こそ、いい迷惑だとは思いますけれど、あしからず(笑)

 今日から、きゅうり部会の埼玉研修でありますよ^^;

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