朝日ににほふ山桜花(本居宣長)
新型コロナウイルスによる活動自粛中とは言え、自粛要請対象事業でもない委託作業を待つ友人『ノロ社長』のイライラは続くのであります。次第にサイズが大きくなっていく『小池のおばちゃま』にまで、「もう顔も見たくないから大きなマスクで全部顔を隠せ!」とテレビに向かって吐き捨てる始末。東京オリンピックの延期が決まるまでダンマリを決め込んで、延期決定するや否や「スピード感」を持って「ロックダウン」と無防備だった都民(国民)に横文字ばかりのメッセージを垂れ流し始めた。そして、特措法に基づく対象事業の「自粛要請」…総て責任は人に丸投げして、人(法人)からかき集めた税金を気前良く「協力金」に充てるのだそうだが、総て他人の褌で相撲を取っているだけじゃないかと、顛末を眺めながら考える。初動対応の遅れについては、誰も責任を取ろうとはしないし、その結果が事業休止なのだから、元々自転車操業の中小企業はたまったものではない。罰則規定の無い「自粛要請」ではあるけれど、ポピュリズム(この場合、人民主義というより大衆迎合主義と見る方が適切か)の先頭に立ち、ネットや電話などによるリンチ(私刑)を期待しているフシさえある。「イジメ」と同じ構造であり、これが法治国家と言えるのかという疑問ばかりであります。
「スプリングエフェメラル」の代表「キクザキイチゲ」
「新型コロナウイルス関連倒産」という記事が目を引くようになりましたが、それ以前に資金回転がギリギリの状態であり、観光客や受注減により最後の引き金を引かれたと言った方が適切のようであります。
余りにも『ノロ社長』のイライラが募っているようなので、「我社(夢屋農園)の売上は、対前年同月比500%増を達成いたしました!」と景気の良い話をしてみた。経営規模が小さいから、100円の売上が500円になっても500%増であり、1,000万円が5,000万円になっても500%でありますよ^^;
数字のマジック…新たな感染者が10のオーダーでも100のオーダーでも、分母となる検査件数は一切公表されていないから、減っているのか停滞しているのかが判断出来ない。こんな時、遅れて参入した山形県の場合は、民間検査機関が無いことも影響してか、検査総数も公表しているから立派であります。(マスクと雨合羽を着て、頭髪を出した無防備状態で県境警備をするという行為は、明らかに職員を危険にさらしておりますけれどね^^;)
さて、我が農園は「結果(売上数値)」を求める余り、「品質」がなおざりになっていないだろうかと自問自答しております。「売れるから」という状況だけで、このまま続けていると結局のところ、お客さまに見限られてしまうのではなかろうかと反省する…「対前年同月比500%達成」も良いのだが、何かに追われ続ける「夢」を見てしまいました。心は常に「朝日ににほう山桜花」のように清廉でなければねぇ^^;