『あおげ~る』は「青蛙」であるけれど…
むか~し、昔、山形県置賜地方に、細々と野菜を売って暮らす正直者の『おやじぃ』がいだっけど。貧乏暮らしを続けるある日、いつものように自慢のインゲンを収穫していると、普段は見かけない「青いカエル」が現れて、「オラ、突然お前に見つかって『あおげだ(青ざめた)』わ。」と置賜地方の方言で話したんだど。正直者の『おやじぃ』は、ネットで売り飛ばせば1万円、入場料500円を取れば長いこと左団扇で暮らせると良からぬことを考えだんだど。いやいや、今なら「YouTube」というものでその裸体をさらせばメジャーデビューだべぇ、などと良からぬことをあれやこれやと思案したらしい。正直者とは名ばかりで、余りにも強欲な『おやじぃ』を見て、またもや『あおげで』、出演(ギャラ)交渉前にどっかへ消えてしまったんだど。とっぴんしゃん(昔話の〆言葉^^;)
とまぁ、強欲をかくとロクなことはございませんという教訓を含んだ昔話風のご紹介…ちなみに、黄色い色素が抜けた「青いアマガエル」の出現率は10万分の1であるという説もある。そのため『幸運を呼ぶ青いカエル』とも言われているようでありますよ。
ならば、『おやじぃ』自慢の「ヤングコーン」をご贔屓の『実〇ちゃん』と『裕〇ちゃん』に押し売りしてあげよう…残念!二人ともお仕事がお休みだった。何とまぁ、『幸運を呼ぶ青いカエル』も効果なし。彼女たちは幸運どころか『小運』すら持ち合わせていないらしい。というか、しつこい『おやじぃ』と関りを持たなかったこと自体が『最大の幸運』だったりしてねぇ(笑)
『おやじぃ』の田んぼは羽化の最盛期^^;
さて、『おやじぃ』推薦の「ホワイトコーン」は『〇天市場』で、10本 900円の値を付けていた。『おやじぃ』は、これを10本 200円で直売所の『オネェちゃん』に押し売りしましたよ。「騙されたと思って食べてご覧なさい。お父さんには騙され続けてきたけれど、やっぱり幸せだったと家のオッカーも言っているから…。」などと口上は忘れない^^; 希少価値の野菜も食べ方を知らないと只の『野菜屑』でしかないのだから…「もしも、味に不満があったなら全額返金するから。」とどこぞのテレビCMのような謳い文句を付けてね。直売所の売り子さんが、美味しさや食べ方を知らなければ、お客さんにも売れませんからねぇ。これまた販売促進費として経費で落としましょう(笑)
はてさて、一個年下の町議会議員さんと今日の午後に『議論』する予定であります。彼は「有機農業」信奉者である。(『おやじぃ』は有機農業を否定している訳ではない。)有機野菜を学校給食に取り入れようとしている彼の熱意に疑問を感じているだけである。365日 170食程度の給食に材料単価の高い有機野菜を導入するより、豊富な種類の食材に充てた方がマシであるという考え方なんですけれどねぇ…彼は『議論』という言葉が大好きだけれど、『議論』で世の中が前に進むとは『おやじぃ』は思っていない。「美味しい」というひと言をとってみても、『おやじぃ』が「美味しい」と感じるモノを他人が同じく「美味しい」と感じるかは分からない。「有機農産物」だから安全で「美味しい」…何の根拠もないじゃないか。「青いカエル」は皆さんも「青く」見えるよねぇ…「安全」を考えるとその基準は一体何なんだろう?一定の基準を定めて『議論』しないと、只の思い込みの押し付け合いになってしまうわなぁ(笑)