その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

オーバーヒート

2019-07-31 05:26:22 | 転職

『浄海坊』…「ジョウカイボン」

7月末までに田んぼの畦畔の草刈りを済ませる…「アカスジカスミカメ」などによるイネの吸汁被害を防ぐための手段であります。「田の草」は、かつて家畜の飼料となりましたが、今では有畜農家など居ない状況でありますから刈りっ放し、ましてや、大規模経営農家は除草剤で畦畔雑草を枯らしてしまいます。茶色く変色した畦道が正常な姿だろうかなどと考えたりもしますが、2週間程度で元の丈に戻ってしまう雑草をその度に刈り取りしていたのでは、他の仕事が出来なくなってしまう…小規模だから出来ることと思わざるを得ない自分がおります。
さて、30℃超えの予報でありますから、早朝から草刈りを始めました。きゅうりの収穫は『きゅうり部長ポン太郎君』に丸投げし、6時から開始…ガソリンは2時間程度で切れてしまう位しか入れない。暑い盛りに、延々と続けていたのでは身体が持たない。ガソリンが切れることによって「今日は、あと終わりサイン」とでもしないと止めない性格であるから(笑)
田んぼは2時間で切り上げ、調子に乗って、自宅裏のじゃがいも畑の草刈りに手を染めてしまいました。農園管理に気を取られ、自宅回りは草屋敷…お盆の頃までには何とかしないとなんて思ったのが運の尽き…とんでもない草丈のオヒシバとの戦いとなりました。大汗をかいて水風呂に…水風呂なのに背中が暑い。熱中症の一歩手前…どうやら、身体がオーバーヒートしてしまったようであります。(だから言わんこっちゃない。)
そんなオヤジを他所に、『きゅうり部長』は淡々ときゅうりの出荷完了…売上の伸びとともに、少しだけ自信を深め、顔付きも引き締まってきたような気がする。7月30日…山形では、小中学校の短い夏休みも3分の1ほど経過した時期であり、お隣りの米沢市では「花火大会」の日。好調な農園の売上に、『夢屋農場長』は、慰労会を提案する…「行っても良いけど…。」結局のところ、慰労会と言っても、帰りの運転手は『ポン太郎君』である。久し振りに短い夏の一夜を過ごしましたけれど…気が付けば、朝…財布やカメラを入れたバッグがない。困ったオヤジであります(笑)

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役立たず

2019-07-30 05:05:58 | 転職

「名を へくそかづらとぞいふ 花盛り」
作 高浜虚子

『役立たず』とは、役に立たないこと、または、役に立たない人や物。確かに箸にも棒にもかからない人や物はある。が、私のお世話になった『渡部農場長』は、別荘で自作の石垣を積みながら「欲しい場所に適した石がゴロゴロと転がっているものだ。」と退官後、齢60を超えて達観された。人、物は存在する。使えるか使え無いかは、使い手次第であると…。
勤め人時代、部下の総てが優秀だったとは思えない。適材適所を見出すことが出来れば使える人間となり、それが叶わなければ使えない人間との評価にもなるが、使える場所を見出せない私自身が、使えない上司だったのかも知れない。使えなければ、放置され腐る。腐れば、さらに放逐される…そんな繰り返しである。「名は体を表す。」ばどとも言いますが、「ヘクソカズラ(屁糞葛)」とまで命名されるとは、この植物も可哀想であります…「しもやけ」や「ひび」の民間治療薬としても薬効はあるとされているのに。命名者は、牧野大先生あたりかな(笑)


「タイヌビエ」もなぁ

植物の世界では、役に立たないもの、本物よりも劣るものに「イヌ」を付けられた例が多い。「イヌタデ」「イヌザンショウ」etc.なんてね。「タイヌビエ」もまた、食用となる「稗」から見れば、生産量が劣るのだろう。名誉な「イヌ」の称号を与えられております。まだ、出穂期前の田んぼでは、いち早く開花し、結実し、稲刈り本番を迎える頃には、子孫(種)を大量に蒔き散らしております。今は、選別機の性能が高く、ヒエの種は選り分けてしまいますから、混入しても影響は特になし。その子孫を残す手段を考えると、見事にイネの栽培サイクルに適合した進化を果たしたとも言えるのでありますが。
「自分は、役立たずである。」…中坊たちよ、自分を卑下してはいけない。必ずや適所は誰にでもあるのだから。

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道しるべ

2019-07-29 04:25:15 | 転職

「ニワハンミョウ」の地味な生き方…

毎年8月は『道のふれあい月間』、8月10日を「道の日」と定めた(当時:建設省)のでありますが、やはりお役所仕事でHPは堅苦しい^^;
『夢屋農場長』は、決して道路局の回し者ではありませんが、キャラクターとして「ナミハンミョウ」が使われ、確か『しるべ君』とかネーミングされていた記憶があるのですが、今は跡形も無い…ナミハンミョウは、金属色の光沢が美しく、夏休みの昆虫採集には打ってつけでありますが、人が歩くと前に前にと飛び、そして止まる。そんな仕草から『道しるべ』とも『道教え』とも呼ばれております。残念、子どもの手では捕まえることは容易ではないかも知れません。一方、「ニワハンミョウ」も脚は金属色に輝きますが、体色は少々地味であります。まぁ、派手な行き方(生き方)、地味な行き方(生き方)ひと様々でありますから…。


食べ頃まで、もう少しです。

道に迷った時、頭を垂れて人に聞く…多くの場合、この姿勢で多くのことを教えて頂きました。我が人生では、二度ほど、この手が使えなかった経験がある。一度は、施設基準がどうにも読み解けなくて官庁にお伺いを立てに行ったとき。余程忙しかったのか、機嫌が悪かったのか、アポ無し訪問に「ここは、お前のような立場の人間が来る場所ではない。」と一喝され、追い返された。(許認可とは、こんなものである。アポ無しも失礼だが、そこは官庁である。)もう一つの体験は、大変お世話になった中学校時代の校長先生である。学生運動に目覚めた頃、右の主張も左の主張も、それぞれに理があり、自分の立ち位置が分からなくなってしまったときに、校長先生に宛てた長い手紙…その返信は、「それは、自らが決める生き方(行き方)であり、人に尋ねる物事ではない。」と、これまた一喝された。
悩み続けた4年間…地元の老僧が、ひとつの答えを与えてくれました。「前のめりは我欲の象徴、反り返るは傲慢の象徴。右でもなく左でもない。仏教に言う中道とは、背筋を真っ直ぐにした生き方である。」と。
こんなことに気付くまで、4年の歳月を要したのでありますよ。

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蛍火

2019-07-28 05:30:59 | 転職

『春はあけぼの…』

まだ夜明け前の午前4時、東の空が赤紫色に染まっていました。今日は地域の『教育キャンプ』の日…育成会による小学6年生の野外活動です。『朝焼けは天気が崩れる。』夜半からの雨の予報に、テントは使わず施設内での共同合宿のようなキャンプでありますが、今時ですから仕方ないでしょう^^;
私が小学6年生の時にも参加しておりますので、かれこれ50年以上の歴史を持つ地域事業です。かつては、青年団員たちのボランティアで進められておりましたが、団組織は崩壊し、『夢屋農場長』が育成会連絡協議会長を仰せつかった時に、各育成会長の参加を求め、以降、会長OBによる協力員を組織して続けております。もう、育成会事業として定着しておりますので、ロートルは口を出さずに裏方に徹しておりますけれどね。


『夏はよる… 螢のおほく飛びちがひたる』

我が在所では、蛍も見られなくなりましたが、我が町にはゲンジボタルの飛び交う地区がある。その点滅し、乱舞する光景は幻想的でありますが、こちらはキャンプファイヤーの火が燃え盛り、火の粉が飛び交っております^^;
燃やし過ぎかい?こんな時でもなければ、火を着けるなんて出来ませんのでねぇ。今年、『きゅうり農家』デビューして、お昼寝が日課となり、夕刻は8時頃になると眠くなる…そんな生活パターンになってしまい、何の役にも立てないお年頃ではありますが、子どもたちが喜々として燥ぐ姿が愛おしい『オジSUN』になってしまいました。そうそう、夕刻のきゅうりの収穫は、『きゅうり部長ポン太郎君』に丸投げ状態でありますが、彼にとっても独り立ちの良い機会だったのではなどと、農場長のサボりを正当化しておりますよ。さて、今朝は、ラジオ体操にだけ参加して、また、きゅうりの収穫に参戦することにいたしましょう。

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まちぶせ

2019-07-27 03:12:01 | 転職

「ドヨウオニグモ」も待ち伏せる…

この時期、田んぼのイネの葉先を結ぶように、朝露に濡れたクモのハンモック(巣)が一面に張り巡らされます。「アシナガグモ」は水平に、「ドヨウオニグモ」もまた様々な角度ではありますが、水平に架ける輩もいる。どうやら水生昆虫の羽化を待ち伏せするために水平に張るようでありますが、朝露が朝日に反射して白く輝く様子がとてもきれいです。掛かる昆虫は、ヨコバイやイナゴの幼虫など小さな物が多いのでありますが…。そんなクモの巣の様子を撮影したくて近付くと、足元で驚いた『ササキリ♀(かな?)』が網に掛かってしまいました。どうなることやらと観察していると振動の大きさに驚いて、『家主』は、さっさとイネの葉先に避難…『ササキリ♀』の幼虫は、身体を振動させて、何とか脱出できたようであります。双方、良かったよかった^^;


改めて見ると、触覚が長いですねぇ…。

さて、『夢屋農園』のきゅうりは、ただ今、絶好調!少々、「褐斑病」らしき斑点が出て来ておりますので、昨日、軽く殺菌剤を散布しましたが、日曜日には、きっちり対応したいと考えております。きゅうりは一度成りだしたら止まらない…土曜、日曜も昼寝の時間を少々増やす程度で朝夕収穫し続けなければなりません。正直なところ、『夢屋農場長』は中腰で、ヒンズースクワットを繰り返す収穫作業で膝関節がボロボロ、身体もヘロヘロ状態であります。そして、日中の猛暑(本日、34℃^^;)しかし、『きゅうり部長兼長男ポン太郎君』は、昨年までと違い、結果(収益)が上がっていることで、取り組む顔付が変わって来たように感じております。(少々、男の逞しさを感じております。)オヤジのヘロヘロ状態とは違って、『HERO,HERO』…この夏のヒーローかも知れませんなぁ^^;

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パートのおばさん

2019-07-26 04:12:13 | 転職

二度目の変形果…茎から既に合体^^;

早朝の圃場できゅうりを収穫する。30℃超えの日中は極力お昼寝し、夕方収穫作業を再開しますが、本日の出荷量は70kg超(約700本)加工用の変形果実が60kg超(約650本)の合計130kg…1本の株から6.5本ほどのきゅうりを収穫いたしました。採れ始めは『夢屋農場長』が、一人で1時間半程度で収穫出来ましたが、こうなると『きゅうり部長』とふたりで収穫しても2時間近く掛かってしまいます。
日照不足と葉の繁茂による採光不足で、曲がったきゅうりも多くなり、見逃しで巨大化(1本150g、長さ25cmを超えると真っ直ぐで立派なきゅうりでも規格外となってしまいます。)したきゅうりの本数を減らす。世の中では、夏休みに入り、学校給食での需要が落ちることから、週明けの市場では、ひと箱(5kg)当たり1,000円も一気に値を下げました。
『夢屋農場長』の指示は、徹底した早期収穫…さらに値を下げているM級(23cm以上25cm未満)商品の出荷を止め、S級(21cm以上23cm未満)で出荷する方針を『きゅうり部長ポン太郎君』に伝えました。ここからは、加工向けの規格外品を如何に減らすかが勝負どころと考えた訳です。


東京市場に向かうきゅうりの箱、箱、箱…

昨年までリーダーを務めていた『オッカー』が蚊帳の外であります。きゅうりを触りたくてウズウズしている…『きゅうり部長ポン太郎君』に、『パートのおばちゃん』頼んだらと勧めてみましたけれどね^^;(歓んで!)
集荷時間に間に合わず、中央集荷場に荷を運びましたが、農場長はふと考えた。『オラだの農協』の推奨品種「豊美」は、こうして全量中央集荷場に集められ、東京市場へと出荷される。価格が低迷するこれからは、各地の市場価格を比較しながら、大阪市場へも出荷されていくことになるでしょう。が、瑞々しく美味しい「きゅうり」は一切山形市場には卸されない…つまり、地元で味わうことが出来ないのであります。少しでも価格単価の良い市場で…山形産のきゅうりが山形県で消費されないなんて…。
人も物も、すべてが集中する東京…1本の卸値が50円のきゅうりでは、山形市場では値も付かないし、県民が食べる値段でもなさそうであります。美味しいものを地元で消費し、東京にちょっとだけお裾分けしてあげようか…なんて位の余裕が欲しい県民所得でありますよ。

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シルエット

2019-07-25 05:09:41 | 転職

茜色のシルエット~シルエット♪

「恋する女は 夢見たがりの いつもヒロイン♪」…1982年にヒットした「大橋純子さん」のシルエット・ロマンス…女心など知る由も無い『夢屋農場長』でありますが、野良猫・母親『ジーコさん♀』は、新たな飼い主に貰われていった『ブチ♂』を探している。それは覚悟の上ではありますが、きっと忘れてくれるはず…が、長女『シロ♀』が悲しげに鳴いている。3週間の同居で、よくよく考えてみると『シロ♀』と『ブチ♂』は仲良く遊び、一緒に眠っていた。『クロ♂』も居るのだが、直ぐに物影に隠れてしまう『クロ♂』よりも、二匹はいつも一緒にいたような気がします。そんな『シロ♀』が、相棒『ブチ♂』を呼ぶかのように悲しげに鳴き、その鳴き声が心に刺さります。
野良で生きるよりも人間に飼われた方が幸せという勝手な思いで姉弟を引き離してしまいましたから…。


毎日、牛乳を買うようになりましたが…

近所のスーパーに農場の野菜を納品し、割引された牛乳を買うことが日課になりました。1.8ℓのパックで2割引の加工乳…お詫びのつもりで餌皿に注いであげましたが、母子ともに飲んでくれません。何で?今日は成分未調整の『おいしい牛乳(半額)』を注いだら、母子ともに飲んでます。健康重視の低脂肪乳なのに…お気に召さなかったようであります。段々贅沢になっていく。昨夜も友人『ノロ社長』が傷心の親子に『ホモソーセージ』を差し入れてくれましたが食べない…「ソーセージは、やっぱり『丸善』だよなぁ!」と格上のソーセージまで差し入れてくれました。「ダメダメ!野性味が薄れてしまう。猫には最安値のドライフードで充分!」と言いつつ、今度はもうひとつ上のランクのドライを買おうかなどと考える農場長であります。あとは『クロ♂』の貰い手だけなのですが、黒縞トラのオス猫ではねぇ…やっぱり器量というものが優先されるかなぁ?

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踏ん張る!

2019-07-24 05:32:42 | 転職

子どもの頃に、おやつ替わりに食べた「窪田茄子」

伝統野菜の「窪田茄子」は、皮が硬くて敬遠され、薄皮丸茄子や梵天丸(窪田茄子と仙台長茄子の交配種)が、今は主流となりました。千葉県在住の叔父が最近元気がない。学生時代に世話になった身としては、とても心配でありますが、今となってはそうそう会いに行けるものでもない。彼の母親(私の祖母)が漬けていた「窪田茄子の漬物」…当時は、塩で切っ散り漬け込んで、夏は一個でご飯を一杯位の感覚でした。(全く栄養価なんて考えない^^;)
子どもの頃の想い出を瓶に詰めて、元気づけとお中元替わりに送ってみた…少年時代を思い出し、元気になってくれればありがたい。


突然の風に、アキアカネが踏ん張ってます^^;

きゅうり栽培は絶好調…しかし、単価は1週間で5kg当たり1,000円も低下しております。夏休み突入で、需要が減る…毎年、夏秋きゅうり相場のお決まりの値動きです。期待以上の収穫で、手持ちの出荷箱が無くなり、前々日に注文したものの届かない。「明日には届きます。」との担当者の言葉の端に『ウソ』を感じ取った『夢屋農場長』は大声を張り上げた。配送センターに注文がされていなかったのである。「君は、四日目のきゅうりを市場に出し、JAおきたまのきゅうりの評価を下げるつもりか?圃場が小さいからといって、バカにするな!!!」
担当者の若者が慌てて、資材を持参して来ました。(やっぱり、口先だけの言い訳。)農場長も勤め人時代は、何度もお客様にクレームを頂いた。ウソでその場を凌ごうとしたことは一度たりとも無いとの自負はある…信用を得るのは難しく、評価を落とすのは一瞬である。若者へのオヤジの一喝は、世に言う「パワハラ」だろうか?信頼を失えば、その回復には倍も三倍も努力が必要である…そんなオヤジの教えのつもりではあるのだが。
昨日は、加工用の曲がったきゅうりも含めて100kgの収穫であり、たった一週間で身体もヘロヘロであります。しかし、今が書き入れ時、踏ん張りどころと思って頑張っている。そうそう、昨日から『パートのオバチャン』(我が家のオッカー)も箱詰め作業に参戦しております^^;

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さよならは突然に

2019-07-23 05:18:26 | 転職

『ブチ♂』との別れの日

週が明け、月曜日か火曜日に『ジーコさん♀』一家のヤンチャ坊主『ブチ♂(仮名)』を新しい飼い主さんへ引き渡すお約束…昨日の日曜日は、『ジーコ'ズ ブートキャンプ(新兵訓練)』で早朝から夜まで『子猫ちゃんず』は、『第2サティアン』に現れなかった。二日間に渡って幅を持たせたのは、さすがに母親『ジーコさん♀』の目の前で、子猫を捕まえるのは危険であるし、何より他の子猫たちから見える『悪行非道の夢屋農場長』という印象を与えたく無かったから…しかし、今日は親子が『第2サティアン』で寛いでいる。今日はダメだな…新たな飼い主さんも待っているといけないので連絡をしようと思った時、何故か『ジーコさん♀』は、『シロ♀』『クロ♂』だけを連れてキャンプに出掛けました。残ったのは『ブチ♂(仮名)』のみ…絶好のチャンス…が、中々農場長の殺気を感じてか『第2サティアン本丸』に入ってくれない。ようやく閉じ込め作戦が成功して、悪戦苦闘の鬼ごっこの末に、首根っこを捕まえて、名犬『柴犬コウ(本名:さくら)』が使っていたケージに収まって頂きました^^;


「生柴漬け」に挑戦中…カビると心配の声も

新しい飼い主さんは、昨年までの同僚だった『や~まだ』の大家さん。「これから向かう。」との連絡に、玄関先で待っていて下さいました。「さっきまで、うちの嫁が、おもちゃなんか持ち込んで待っていたんですけれど。」と実に優しい歓迎ムードであります。(良い女性に貰って頂けた^^;)婿入りの持参金は、取れたてのきゅうりとなす…「姉弟で一番、ヤンチャ小僧ですがよろしくお願いします。」とだけ伝えて早々にその場を離れました。約3週間同じ屋根の下で同居してみると情が湧く…野良で生きることよりも、飼い猫として飼われる方が幸せと一方的な人間の思いで、親子を引き離す。(いずれオス猫は、『ジーコさん♀』に追い出されるのだと分かってはいるつもりですが…。)
夕刻、一匹だけ戻った『ジーコさん♀』の呼び声が、とても切なくて「良い女性のところに行ったよ。」とだけ声を掛けて、好物の半額牛乳を差し出すと…飲まない!心配で食べ物も喉を通らないのかい?否々、成分未調整の牛乳じゃないとお気に召さないようであります。(段々、贅沢になっていく^^;)
夜、『シロ♀』と『クロ♂』だけになった部屋が何故か物足りない…そんな一日の終わりでありましたとさ。

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かぼちゃっちゃ

2019-07-22 05:16:02 | 転職

「生産性で差別されない社会」…

2019参議院議員選挙…政策の実現性は別にして、たまたま映し出された「れいわ新選組」山本太郎代表の政権放送に唸り声を上げてしまった。失われた10年、そして停滞の10年…景気は大幅に回復したと断言する、時の首相でありますが、グロスではその通りかも知れませんが、いわゆる「勝ち組」と「負け組」とに二極分化してしまったような気がします。決してお零れを頂戴したいなどとは考えませんが、若者が安心して子育て出来るような収入を確保できる世の中であって欲しいとは思います。
時期遅れの「かぼちゃの苗」…毎年、すいかの近くには植えない、まずはコレコレを植えてから…などとやりくりをしている内に空いた畑の穴埋めに「かぼちゃ」でも植えてみるかなんて考えるからこんな時期はずれになってしまうのであります。


『子猫ちゃんず』のお食事は「ヒメギス」だった模様^^;

長男『ポン太郎君』が高校生の頃、進路指導の名の下に専門医による診断や県内大学への進学を担任に勧められた…県内の大学?『ポン太郎君』が最も得意とするのは理数系であり、県内には国立大学しか有り得ない。(勉強なんてしていないから無利ムリ^^;)発達障害を疑われ、親元で通学することが安心であるとのことだが、親からすれば、興味のない大学へ進学したところで何になるのだとの立場…どこまでも話は平行線でありました。
「先生!私は今、『かぼちゃ』を3株植えました。もう時期を逃した『かぼちゃ』です。しかし、私には確信があります。食える食えないは別として、必ず小さな実は着けるはずです。社会性には乏しく、人と比べれば遅くなるかも知れませんが『ポン太郎君』も人生で小さな実を着けるはずです。私はそう信じています。」
面談でそんなことを言った記憶がある…そして、確かに人より遅いが、今、『きゅうり部長』として真剣に取り組んでいる。それが幸せか不幸せかは別にして、生きる術を身に付けようとしている。朝、『子猫ちゃんず』は忽然と姿を消し、餌皿の中にはバッタの脚が残されておりました。コオロギにはまだ早く、『ヒメギス』ではなかろうかと推測する『夢屋農場長』…今の獲物は、小さなバッタですが、次第に狩りを身に付けて行くに違いない。『ブチ♂』が戻れば、今日はお別れの日になるはずであります。

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