ゴールデンウイークに植え付ける予定のジャガイモが雨で遅れ、それが後を引いて遅れ気味だった『夢屋農園』の男爵もようやく花が咲きました。節が来れば、それなりに追い着くものであります^^;
友人『貧乏父さん(H.N.)』が彼のブログで書いているように、遂に彼も『貧乏脱出ニンニク』の収穫を終え、『第1サティアン』で収穫祭の前祝を行ったのでありますが、今週は疲れが溜まっておりまして、ビール2缶でご機嫌状態…久々に爆睡しました。お陰さまで朝5時起きのブログUp、今朝の朝仕事はお休みであります。それでも鎌を片手に、アスパラ畑の整枝作業を30分ほど行いましたけど^^;
爆睡後の出稼ぎは、一段とパワーUp…久々にお宝を手に入れ、営業活動にも熱が入ります。今年のテーマは「動かないはずの物を動かすこと」…何のこっちゃと言うところですが、コツコツと営業活動をしてみると動き出すから面白い。人伝の情報や人脈をフル動員して、押して引いて…動く…動き出したら、その動きを止めないように後押しをするだけであります。これもまた、動き出す節というものがあるのかも知れません。
午後、新人君の研修を兼ねて、山形県高畠町和田地区を回りました。「高畠町有機農業研究会」で活躍中の菊地良一さんとすれ違い、挨拶したところ、お茶を飲んで行けと言う。新人教育がてら彼のパワーを拝聴して参りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/32/7a5e09f34d462affe661ed51df3c863f.jpg)
上和田地区で見つけた「カルガモ農法」…いや~実に疎らな稲の株でありますが、夏の間、カルガモ君たちは株間の草を食べてくれるのであります。さらに、冬には人に食べられちゃう…これも節が来ればの話であります。
これだけ疎らな株ですと『夢屋国王』は10a当たりの収量を7俵(320kg)程度と予測しました。『夢屋水田』の平均収量は12俵(720Kg)であり、平成23年産米の売り渡し価格が10,500円でありましたから、10a当たりの売上金は126,000円。一方、7俵でも1俵当たり25,000円程で取引される有機米は、10a当たり175,000円であります。有名人が作る有機米は、小売価格56,400円/俵でも取引されてますから…やり方色々、生き方色々であります。
ただし、星寛治さんを初めとする実践者は「有機農業」とは言わず、「有機農業運動」と表現いたします。食に対する意識改革は、農民の意識改革に留まらず、消費者の意識改革も進めなければならないという理念に裏打ちされているからであって、儲けの手段として「有機農業」を語らないところがすごい。しかし、『夢屋国王』の考え方とは一線を画すのでありまして、国王の場合は、必要な物は最小限度の範囲で撒く…5kg当たり4,700円のお米をそうそう食べてもらえませんから…日本国民が安心して食べられる食糧の安定供給という側面から、イネとの会話を通じて、限度を見極められるようになれば、『夢屋国王』も一人前と考えているのであります。
さて、夕刻、一週間前に鎌砥ぎを指導した『彼』の鎌の状態を確認に行きました。物好きにも『彼』を連れ出して、収穫祭で使う薪集めを行いました。『彼』は約束どおり、少しずつではありますが、現場の草刈りを進めていてくれました。世の中、色々な考え方や生き方があっても良い。ただ、若者に社会参画できる機会だけは平等に与えられている社会であって欲しい…生きる「勇気」を与えてくれる国家であって欲しいと願う『夢屋国王』でありましたとさ。