6月の台風上陸…我が在所、山形県は多くの場合、偏西風の影響で台風が大きく東側(太平洋側)に逸れることから台風の直撃を受けることが少ない地域であります。4月4日の爆弾低気圧にも『第2サティアン』のテラスは持ち堪えたのでありますから、少々の台風は大丈夫…しかし、パイプハウスの強風に対する強度は未確認状態であります。少々不安を覚えながら眠りに付きましたが、午前3時30分現在、小雨ながらも穏やかであります。
『夢屋王国』の救荒作物であるジャガイモは、今年芽出しが遅く、ようやく花茎が伸びてきたものの、隣近所のジャガイモに比べると成長が遅れております。画像は、お隣『大龍』畑のジャガイモの花であります。紫や白系の花が咲きますが、都会の洗練された華とは違って、田舎の頑張る母さんを連想させる花であります。小芋(屑)の煮っ転がしが食べたい…子どもの頃、食べたバアちゃんの作った煮っ転がしの味を私の舌は忘れてしまっているはずでありますが、何度作っても、これだというバアちゃんの味が出せません。石油コンロの弱火でコトコトと煮込んだ味と短時間で煮ていることの違いだけでは無いような気がするのですが…。
決して上等ではないけれども忘れられない味というものがありまして、バアちゃんがお茶置きとして流した寒天や梅酒から取り出した青梅の実など、粗末ではありますが、舌のどこかに封印されてしまった忘れた味があるのであります。砂糖が統制品だった頃、アカツメクサの蜜でさえとても甘く感じたものであります。のろまな『夢屋国王』のブログでは珍しい、アカツメクサの蜜を吸うウスバシロチョウ♂の画像をご覧下さい。実は、この♂…疲れ果てて道端でバタバタと転がっていたのでありますが、最後の力を振り絞ったと言わんばかりに突然飛び上がり、アカツメクサで吸蜜を始めたのであります。何故♂だと分るのか?この蝶は北方系の蝶であり、♀と交尾すると♂は分泌物でスフラギス(貞操帯)を作ることで有名であります。したがって、自然界では尾部を見ると♂♀の判別が容易で(処女♀を見つけることの方が難しい^^;)こうして呑気に飛び回る輩は♂であると勝手に決め付けるのであります^^;
通常は動かない物を動かす…『夢屋国王』の出稼ぎは、不動産売買にまで及ぶのでありまして、動かない物を動かすには自らが動かなければならない。自らが動き始めると、何故かしら知恵を授けてくれる方が現れたり、売買情報を提供してくれる方が現れ始める…不思議な動きが出始めます。
アカツメクサの花言葉は「善良で陽気」、「勤勉・実直」。ジャガイモのそれは「情け深い」、「恩恵」でありますと…何と今の国王にぴったりの花言葉ではないかなどと思いつつ、普段動かない『夢屋国王』は、週明け2日めにして疲れ果ててしまっているのであります^^;