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イチロー3番へ 試練はイチローを強くするか

2012-02-26 09:37:43 | 日記

  イチローの1番という絶対と思われた打順が、3番に変更になるという。
  衝撃的なニュースだ。そして、イチローは既に彼のフォームを、3番に相応しいフォームに改造中という。
  
  あちこちのニュースを覗いてみると、去年連続シーズン200本安打以上の記録を落とした38歳のイチローが3番は無理だろうという否定的な記事が多い。

  積極的にイチローの実力を買って3番になったというよりも、高い値を払い期待をしていたフィギンズの起死回生をねらっての編成替えの様相が強い。
  フィギンズが前のチームで絶好調だったのは、イチローと同じ1番打者の時。
  イチローの連続記録中のこれまでの2シーズンは、とてもイチローに変えて1番に据えることは不可能だったが、去年それが途絶えたので、これが1番変更の好機と監督はみたようだ。フィギンズ自身も、自分は1番打者の時に本領を発揮できると思っているようだ。

  という訳で、イチローの3番変更は積極的な評価というより、チーム事情によるもの。
  ずっと1番で打ってきたイチローにとっては、チーム運営のしわ寄せを受けた形だ。

  3番という重責を、輝かしい連続記録に休止をうった38歳の彼がどう受けるかが、今年の彼のプレーのカギとなることは間違いない。

  フォーム改造に取り組んでいるということは、腐っているのではなく、その重責を積極的に受け入れているということだと思う。

  イチローファンの私としては、ピンチはチャンス。ストレスやプレッシャーをエネルギー源にしてしまう彼の仕事の集大成を、こんな苦境にある時だからこそみせてくれると思っている。
  去年のマリナーズの打線は本当にひどかった。その打線を、3番という位置でしっかり高みへと導く役割を担って、チーム成績をぐっとあげてほしい。
  批判の中には、監督としては、1番からイチローを外したものの殿堂入りの決まった打者を下手な打順にもできず、2番は利己的な選手にはできないので3番にしたのでは・・・というのがあった。

  この利己的という批判が、彼には記録を作る過程でつきまとったが、世界野球でもみせたイチローのチームを纏める力と実力をここで発揮して、マイナスの評価を跳ね返してほしい。

  試練ともいえる今シーズン、3番イチローの活躍とマリナーズの勝利を期待したい!

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