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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2013年12月の惑星

2013-12-01 00:26:50 | 惑星・天体ニュース

  いよいよもう今年最後の惑星ニュースとなりました。
  いろいろなことがあった1年ですが、皆様にとってはどんな1年でしたか?

  私にとっては、今年はとても良い年でしたよ。
  というのも、これまで「今月の惑星」というこの惑星紹介を2006年8月から7年続けてきた成果が、今年1つ形に育ちはじめました!

  2010年12月24日号から地域のコミュニティー紙にフリーライターとして記事を書く機会を与えられ、これまで30以上地元ネタを記事にしてきました。その中で編集部のご好意で今年の7月に「夏の星空ガイド」の執筆のチャンスが到来。
  その後、「中秋の名月」「金星の満ち欠け」「アイソン彗星」など、とんとん拍子に天体の記事を書かせてもらえることになりました。やった~!

  アイソン彗星は期待に反して大彗星にはならずに消えてしまいましたが、記事を通して空に目を向けて下さる方が増えたのが、何よりの喜びです。

  素人の私が間違ったことを書いてしまわぬよう、これまで通ってきたプラネタリウムのスタッフの方達、天体サイトの友人が支えてくれたのが、私を押し支えてくれる力となっています。その支えなしには、きっとこんな大それた船出はできなかったと思います。
  船出して眺めた景色は、私自身にとっても空のいろいろなことを更に知ることができる、楽しい素晴らしい世界でした。
  仲間の力を借りながら、少しでも長くこの天体シリーズが続けられるように頑張ります!!!!!
  
  さて、前置きが長くなりました。
  今月最後の惑星で~す。

  12月の空は、今年最後に相応しく惑星たちが勢揃いのフィナーレ舞台となっています。ただし、夕方から夜に全員集合してくれればよいのですが、水星、火星、土星は夜明け前の登場です。

  水星:実はフィナーレ参加は形ばかり。夜明け前の東天で参加しますが、もうすでに大変見づらいのが正直なところ。ますます高度を下げてきますので、「見えない」とは言えないが、太陽の明るさにかき消されて見えにくいと推測します。(実は、寝坊の私は、朝の水星をみたことがないので、何ともいえないのが正直なところ。どうやら、夕方よりは肉眼でも見やすい模様ですが・・・)

  金星:12月7日が最大の華やかな光を放ちます。今も、西空の南より、日が暮れると燦然とダイヤモンドの輝きで人の目をひいています。これから高度は下がってきますが、それでも今年いっぱい夕空で主役の座を維持。最後まで楽しみましょう!

  火星:夜中の1時過ぎには東空から木星を追うようにでてきます。朝方には結構南東の空高くに見えているはずです。

  木星:金星が去ったあと、反対の東空に姿を現して、一晩中空を駆け巡ります。明るくて、これも見逃しようがありません。冬の星座の双子座のそばにいますよ。オリオン座を見つけたら、それを手掛かりにみつけて下さい。

  土星:火星よりさらに遅れて、春の星座とともに登場。水星は下がっていって見えにくくなるばかりですが、土星は水星と選手交代といった感じでどんどん見やすくなってきます。

  朝早起きの方は、夜明け前に東空から(水星)土星、火星、木星と西空に向けて賑やかな惑星の姿を探してみて下さい。朝起きの不得意な方は、夕方の金星を楽しんだら、夕飯後に今度は東空の木星と明るい惑星2つを楽しんでくださいね~。冬の星座も素晴らしいです!

  最近は、スマホに無料のアプリをダウンロードすると、自分の見上げた方向にスマホを向けるとその空の星がわかるらしい???でも、そんな便利な道具を持ち合わせない人は、国立天文台「今日のほしぞら」で、時間や場所、方角を入れて惑星さがしをしてくださいね~。

コメント (2)
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