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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

渡辺かづき先生とのレッスン21

2013-12-14 11:00:44 | ピアノ
 
  前回、弾き慣れた曲が突然先生の前で支離滅裂になる悲劇があったので、今回は・・・と心配しながら、1曲目は自信のある"Go and See My Love"からスタート。

  ところが、悲劇の再来。ボロボロ。当たり前の音を踏み外してしまい(泣)
 「最初から、弾き直してもいいですか」再チャレンジしても、ボロボロ。
 「先生、もう1回チャンスを下さい」で3回目・・・

  出だしはやはり納得がいかない滑り出しでしたが、「仏の顔も3度」もうやり直しもできず、頑張り通しました。
  どうにか、後半は持ち直して弾き終えて、
 「実は、いつも先生のレッスンの前には午前中練習してくるのですが、午前に仕事が入って、1時間しか練習できなかった・・・」と、言わずもがなな言い訳をブツブツ・・・。
  でも、そこは優しい先生。「後半からは、よかったし。いいでしょう」の言葉にホッとひと息。

 「ただ、音の取り方が違ったところがありましたよ。どこだったかな~」
 「音がタイでつながっていると待つのが苦手なので音を入れてしまったんです」とこれまたすぐ弁解姿勢の私に・・・
 「ここです」と先生が指さしたところ、弾いてみて下さると・・・
 私がタイで打たない音を打ったつもりが、そこに音を入れたことによって、そこのリズムが崩れて、本来打つべき音がずれていました。

 なるほど。音をいれたり、装飾を入れたりはOKだけど、本来のリズム感を崩してそれに気づかないのはNGでした。気を付けま~~~す。

 そして、もう1曲。"Remembrance"。
 これは、先生のCDで聞くと、楽譜にあるのは半分。残りは、先生のアドリブでうっとりする曲。先生に頂いた楽譜も、半分しか書いてありません(泣)
 しかも、アドリブ部分の指示がある左手は、四分音符のカウントが1.2.2.1で3拍子を構成する、タ、ターン、ターン、タとなっていて、実に右手が合わせにくい。本当にこれで弾けるのかと危ぶまれた曲。

 曲を頂いて、まずは難業に挑戦すること1週間。CDで右手は少し拾えてきましたが、左とのコンビネーション最悪。
 2週目、あきらめムード。
 3週目、あきらめて放棄することもできず・・・CDを聞く直すと・・・
 「先生もアドリブで1.2.2.1でなく2,2,2で左手弾いていないか?」と世紀の大発見。1.2.2.1の原則を捨て去ることを決意。ようやく、アドリブ部分が決まってきました。

 そして、最後の仕上げを午前中にするはずが仕事が入り、1時間で楽譜にしての演奏。ドキドキでした。

 予想外に、まずまずに曲としては弾けましたが、1.2.2.1の原則を捨てたことのお咎めを覚悟していると・・・「よく弾けましたね」とのお言葉。
「でも、1.2.2.1にできなかったんです」
「それは、難しいですからね。僕も、2.2.2にしたりしてますよ」
 お咎めな~~~~し。
 先生、それならそうと最初から言っておいて下されば・・・
 でも、そうしたら、最初の週から練習もしなかったかも。まあ、めでたし、めでたし。

 という訳で、新曲。「もう楽譜がないかな~」と楽譜束を持ってきた先生が、「この中でやってないのありますか?」
 宝の山を確認していくと、まだ2つやっていないのがありました!
「桜ハイビジョン メインテーマ」と"Color of Love" まずは、「桜ハイビジョン メインテーマ」から弾くことに。これは、先生がシンフォレストという制作会社の日本の桜を撮影した映像にBGMとして書き下ろしたものとのこと。先生がDVDを貸して下さり、家でみると、全編先生の曲に溢れて、桜の美しい映像と共に正に癒し~~~~のDVDでした。

 これは、今や廃盤で直営ダウンロード配信サイト『シンフォDD』でのみ扱い。でも、その前にでた「エンドレス・ブルー」は今も好評販売中。(リンクできませんが、シンフォレストのサイトで動画視聴できます)
 これも全曲が音楽:渡辺かづき!!!!
 映像も魅力的。これは、今すぐ買うしかないでしょう!
 amazonでさっそくお買い上げ。廃盤の「桜」も中古で新品同様をお買い上げできました。先生って、いろいろな仕事をしていたんですねぇ。ますます尊敬を新たにしました。

 そして、理論編。行き詰ってきました。まるで、氷山のお尻をかじっている感じ。もう自分では食いつくところがない!
「SD→T,D→T、SD→D→Tの終止形は納得。コードにもかなり慣れ親しんできましたが、偽終止、トゥー・ファイブあたりから、何をやっているのだか、本を読んでもキツネにつままれたようで・・・」と先生に言うと。
 これまで弾いた曲の中から、偽終止とトゥー・ファイブになっているところを弾いて見せて下さいました。謎が、解けてきました。
 特にトゥー・ファイブにした時の、トゥーのもつマイナー音になる感触。そこからファイブに抜けて1の安定感あるT(トニック)に戻る感じ。先生は、曲を作る時、このT(1),SD(4),T(5)、2、とか意識して使っている様子。あまり定型的な曲は好きでないので、自分はあまり使ってないかも・・・といいつつも、やはり音楽の基本は、そういう流れの中を揺らぎながら生まれているようです。(素人さんなので、外れた言い方になっているかもしれませんが)

 コードが分かって、元の楽譜に自分なりに音を加えたりの楽しさも出て、でも外してはいけないところも分かり(本当に分かっているか?と自分でツッコミ)、レッスンがますます楽しくなってきそうです。

コメント
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