今日は、昼の月をすでにアップしたのですが、今度は夜の月です。
月の表情まで撮れました。
そして、月からやや離れた左上には木星がいました。
天気が良ければ、5月15日月が接近して「これが木星ですよ~」と皆さんに木星を紹介してくれるはずです。
そして、もうこのブログでは大分紹介してきたので見て下さった方も多いと思いますが、22時を過ぎると木星から左に目を移していくと・・・
南西の空に赤い火星が目立っています。
木星もかなり明るいですが、火星は赤いのでより目立ちます。特に今は5月31日の地球への大接近に向けて明るさが増しています。
夜の空の双璧が今は「木星と火星」と言った感じです。
<2016年5月12日22:28>
見た目では非常に明るい赤い色の火星ですが、ごめんなさい写真写りがよくないようです。赤くないですね~
右上に一番めだっているのが火星。その左斜め下が土星。建物の薄明りの左、建物から今まさに見えてきたのがアンタレスです。画像がきれいでないですねぇ(泣)
心の目でみると、右上の火星の右に「さそり座のTの字の上の横線を構成している星」も小さく見えています。
この2つの惑星とアンタレスが作る三角形がどんどん変化しています。前回4月20日に見た時(ココからどうぞ)と比較してみて下さい。4月20日の記事にはこれからのこの3つの星たちの移動予定図も載せています。
比較のため、4月20日の写真を再掲載して比較してみると、火星は下のようにもっとアンタレスの上にいました。
空での位置が違い、向きが同じでないので比較しづらいですが・・・3つの星を結んだ三角をイメージして頂けると、火星がぐっと右のさそり座の星の方に移動しているのが感じられるはずです。
この火星や土星の位置がわかりづらい、さそり座の位置が分からないという方は、5月21日22日23日頃には月がそばを通りながら、「これが火星と土星だよ。さそり座もわかるかな~」と言いつつ教えてくれますよ。
惑星は、特に火星・金星・水星はこのように激しい動きで星座の中を動き回って地球から眺める私たちを驚かせ「惑わせ」ます。だから、「惑星」と呼ばれたんですよ。面白いですねぇ~。
昔の人なら、夜いまのように楽しみもなく夜空が暗かったので、この恒星と違う惑星の動きに「なんで、この星たちは夜空で遊んでいるの?」と眺めながら疑問符がいっぱいになったのではないでしょうか。これから、もっともっと面白い動きを見せてくれるので、楽しんで観察を続けてみて下さいね。
こちらも、次回はさそり座のしっかり入った写真が撮れるように、次回はもうちょっと努力してみます。