予約していたのに、こちらの事情で1回レッスンが受けられずに、ほぼ1か月ぶりのレッスンでした。
本当は、新曲を前回いただいていたので譜読みが不安で、間違って譜起こししていて弾いていたら・・・と懸念していました。
まずは、オスカー・ピータソン「ジャズ・ハノン」から。
MINUET10、前回「左手が弾んだ感じになっているのを、ベースなので抑えた感じに」と指摘をされていたのですが、あまり練習してなかったので、つい弾んでしまい・・・「弾んでました。もう1回」と2回目に弾き直してやや抑えた感じに弾けましたが、練習不足見え見え(嘆)
それでも、もう一つ先のEXERCISE11とMINUET11へ進んで、これもスムーズとは言えませんでしたがどうにか弾くと、
「やっと、曲らしいところに入ってきましたね」「弾き方はこんなでよかったですか」
「いいんじゃないんですか」ということでOK。
今日は問題が山積みにな予想なので、早々に曲へ。
まずは、カーペンターズの”Super Star”
前回、「暗い感じにしたいんですよね。だから、もっとゆっくり弾いて」と言われて、かなりゆっくりと重い感じに仕上げてきました。
練習不足でミスタッチもありながら弾き終えると、「感じは捉えられていましたね」とのお言葉。
「だいぶ間違えたりはしましたが・・・」と自分からまず告白。「どうしましょうか?」と尋ねると・・・
「自分でいいと思ったら、これでお仕舞にしてもいいですよ」と先生。
(これでお仕舞でいいと思えはしないけれど、今のレベルではとりあえずお仕舞?ということで卒業することに)
そして、1番問題の前回頂いた曲"
Untold Story"の初レッスンです。
「苦手なジャズ・ワルツでしたね~」
お披露目。
「この曲は、もっとゆったりと弾いてほしいんですよね」ということで、再度ゆっくりと弾き直し。
「問題なく弾けていましたねぇ」
「本当ですか?リズム大丈夫でした?」
「大丈夫でしたねぇ」
「音どりはどうでしたか?」
「それは、ちょっと問題が何か所かありましたね」
ということで、詳細検討へ。
・不得意な3連符のバリエーションがあるA部分は意外や問題なし通過(万歳!)
・B部分はやや怪しげに弾いたものの、弾き直しで前半はOKが(安堵)
ただ後半の右手を最後に小指で高いGを維持しながら、「Em7、E♭7、Am7、と順次コードの変化を感じさせなくてはいけない部分がおかしい」との指摘が。
E♭にコード変化しているのに、「右手の音入れがDが入っている。これだと前のEm7の響きだからまずいんですよ。ここはD♭でないと困る。同じでそのあとのところも、コードがAm7に変化しているのに、今度はD♭音を頭にだすのは響きがまずい。ここはAm7に添った音入れでないと」とのご指摘。
「コードの変化する時は、逆に前のコードの3拍目に前のコードの音を入れ、頭には新しいコードの音を響かせて変化を見せる!」という原則を作って、譜を書き直しました。(そうか、そうか、コード音をもっと意識して、右手の装飾音を作るべきでした)
今回はレッスンがこちらの事情で1か月ぶり。指がもう間違った譜起こしのまま固まっていて、修正に苦労しながらも、どうにかどう弾き直すかはわかり、後は自分で練習して修正していくことに。(フゥー)
そして、ちょっと厄介なアドリブ部分へ。先生のお手本を真似て自分で譜起こし。ただ、時間がなくて左手はコードのままちょっと音に注意しないとまずいところだけ、左手を「シ、ミ♭、ラ」のように添え書きしたような楽譜になっていました。
「ちょっと困ったところありましたねぇ。例えば、F7のコードで右手がF#で入ったところは困ります」
(なるほど、さっきの他の部分での問題と一緒ですね)ということで、その出だしはF音に変更。
コードで、作った人の表現の音色を感じることが大切なんだということが少し理解できてきました。
自分でも読みづらい楽譜になっていたので、ここは慎重に左手も入れたアドリブの譜起こし次回までにすることにしました。
ということで、何か所か問題点はあったものの、基本的にはまずまずの出来だったようでホッとしました。
最後は、前回アドリブを見て頂こうとずっと前に弾いた先生のオリジナル曲”Last Freedom”
私の大好きな曲で、アドリブ部分を前に弾いた時は弾かずに終えてしまっていたので、先生のCDの真似をしてアドリブ部分を譜起こししたのですが、「アドリブのところはよいとして、本元のメロディー部分の音どりが崩れている。音を食べている」というショッキングなご指摘を受けて、メトロノームで確認しながら、やり直してきた曲です。
実は、メトロノームでやり直してみたら、この曲はかなり複雑で、4分の4拍子なのに途中に8分の3拍子や、4分の2拍子という変則的はところが随所に混入。メトロノームを使っていてもオリジナルがずれまくるので、メトロノームを拍子が変わるところで切って練習。結構大変でした。
でも、結局はちゃんと弾けばしっかり拍子があっていたので、ちょっと自信をもってご披露しました。
ところが、ところが
「やっぱり食べているなぁ~。違うなぁ」と先生。
「でも先生、メトロノームでぴったりあっていたんですよぉ」と無用の抗議を思わずしてしまった私。
「つじつまはあったかもしれないけれど、中身で伸ばし足りなかったり入るところが違っているみたい」と先生。
それから、弾き直しては「違う」、「あっている」などなど。英語のRとLの発音練習のようで、分かっているようで、いくら聞いても自分でもRかLか大混乱するあの感じです。 音楽音痴には違いがわからな~~~~~~~~い!(嘆息)
平行線のまま、「16音符でカウントしてゆっくり弾いてみてもらうしかないですね」
「ウウウ・・・」
(16音符でカウントなんて・・・無理!?)喉まででかかりながら、引き下がって
「もう1回ここの部分だけ、先生に弾いて頂いてもいいですか?」
で、録画取り。
でも、ゆっくり弾いていただいたら、先生の演奏がメロディアスな装飾音が入って、気持ち良くて素敵なんだけれどかえってわからなくなったような(笑)とりあえず、カウント問題は先生曰く「カウントをしていて、ンタタタ、と入るところと、タタタタ、と2種類ある。そのンタタタのンが感じられる弾き方に注意する」というヒントを手掛かりに、次回まで模索してくることに・・・・。
という訳で、今回は新曲は増やさず、おとなしくレッスン終了しました。
やはり課題山積みとなったレッスンでしたが、コードの感じをつかむイメージが、また1歩前進できたような気もしたレッスンとなりました。