今夜は雲が厚いのか夕方の帰宅時に空を見上げても月の影すら見えない。家に帰って、ご飯を作っても、洗い物をしても、月が出てこない。でも、諦めずに時々覗いていたら、どんどん時間を追って空が晴れてきて、最後には火星も見えて来た。
何だか、この写真は小さめに月が撮れているが、やけにシャープに月が撮れていて、自分でも驚いた。しかも曇天の後に撮ったとは思えない。
月は出てくる時間が遅くなったために、火星(右下の点)に遅れを取り、追いかけるような感じで火星の東側にいた。そして、暫く月をあれこれ撮ったのだが、今日の月をよ~く見てみると、丁度 影の境をなしている弧の3分1あたりに、やけに明るい白く輝く点があるのが気になった。これまでも、思えば不思議に思ったことはあったが、今日は空が晴れ渡ってきたので、しっかり注目して観察してみることにした。
私が、どの「白い点」の話をしているか、少し大きくしてみたのですが、分かりましたか?
さらに、大きくしてみますよ。
あ~っ、近づいてみると、光を放っているように見えたのですが、他より小さいクレーターのようです。深くえぐれているのか、反射率が高いのか?なぜ、こんなに明るいのでしょう。
調べてみました。すると、名前がありました。「アリスタルコス」と呼ばれ、wikiをリンクしておきましたが、「月の表面の大きな構造のなかでもっとも明るいと考えられ、月の平均的なアルベドと比較して2倍ほどもある。これにより肉眼でも確認することができ、大きな望遠鏡であれば眩いばかりである。月面が地球照によって照らされた時でも、容易に確認できる」と説明されていました。知りませんでした。
そして、「クレーターが輝く理由としては、おおよそ4億5000万年前と形成が若く、宇宙風化による暗化が十分に起こっていないためであると考えられている」と私の疑問にも、(他のクレーターに比べ若いから明るいのだ)と答えをくれていました。(wikiって本当に便利です。有り難うございます)
さらには、そばに同じくらいの大きさだけれど暗めのヘロドトスというクレーターもあること(私の写真でも見えています)。また、「アリスタルコス(クレーター)は、イルメナイトに富んでいるとことが観測でわかっていて、そのイルメナイトは将来的な月移住において酸素を生産するために重要だと考えられている鉱物だ」ということも書かれていました。
つまり、この明るいアリスタルコスは、「ここに、君たち人類がやってきた時に大切なモノが用意されているよ~」と親切に光って教えてくれているのかな?
お月様、親切をありがとう。
本当に、今 世界には「今」のことしか考えられないでいる人も多くて、ウィルスはどんどん広がり、人間が開発を続け、化石燃料を燃やして、自分勝手なことをした結果、すっかり地球は汚れてきて、住みづらくなりつつあります。核戦争や原発事故の可能性もあり、産業活動での温暖化、環境汚染の悪化で、地球の破滅もありえるかもしれない? もし、このまま、この愚かしい開発や、産業や、狭い自国の人の幸せしか考えられない思考から、人間が抜け出せなければ・・・人間が月に移住する計画も現実になる事態も絵空事ではないかもしれない?
私はお月様は好き。でも、住むのはこの空気と、草花と、緑と生きものに溢れるこの地球こそが、人間の最上の住処であることを、私は疑わない。
だから、お月様、SDGsとか、再生可能エネルギーとか、地球環境を守ろうとして頑張っている人や、自分の国だけでなく世界の人が幸せになるように考えて活動している人たちを応援して!!! どうぞ力を貸してください。私はあなたを、地球から見上げて楽しむのが好きなんです。
今日も、無事に1日を終えられたことに感謝して。明日も、いい1日になりますように。そして、コロナ禍が広がらずに、私たちの賢い行動で、終息していきますように。お月様、私たちも最善を尽くしますから、どうぞ空から見守っていて下さい。