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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2022年11月の惑星(11月8日皆既月食と天王星食!)

2022-11-01 16:09:56 | 惑星・天体ニュース

   さあ、何だかもうすっかり冬の様相を呈してきました。外でお月見するのも、しっかり防寒しないと風邪を引いてしまいそうです。でも、11月8日は、是非しっかり温かい格好をして「皆既月食」を楽しみたいですね。夕方6時から9時まで、天王食は、望遠鏡か双眼鏡がないと肉眼では見られませんので、できれば、用意しておくことがお薦めです(説明は、今月の惑星の後ろにしています)

   でも、まずは、いつもの通り、最新の月の巡りから復習していきましょう。

   

   凄かったのは、9月27日の細い細~~~~~い月です。

    

     細い細~~~~い月、実は肉眼ではまったく気づけませんでした。その辺りにいるだろうと撮っておいた写真の中に、ひっそりと写っていました。

     初めてこのサイトを開いてみて下さった方は、月がこんなにたくさん、続けて見えていたのかと驚かれたかもしれませんね。でも、どんな時間にどんな方向にどんな形の月がでているかが分かると、きっとあなたも、どんどんお月見ができるようになりますよ。

     最近は、「星座表」のような無料アプリをスマホにインストールできるので、月や惑星が簡単に探せるようになりました。また、アプリを使わなくても、国立天文台の「今日のほしぞら」のように、自分のいる場所で空のどこに何時に月がみえるのか、すぐにシミュレーションしてわかるサイトも無料公開されていますので、利用してみましょう。

    「今日のほしぞら」では、実は空を見上げなくても、時間や日をどんどん変化させると月の動きを短時間で早送りして体験できてしまいます。試してみて下さい。ちょっと、前置きが長かったですね。

     では、今月の惑星です。

    水星:もともと見るのが難しい惑星ですが、今月は見かけ上の位置が、太陽に近いところなので、見られません

    金星:金星も水星と同じく、見かけ上の位置が、太陽に近いところなので、見られません。12月になると見えるようになるので待ちましょう。

    火星:さあ、いよいよ火星が明るく目立ち始めます。約780日(約2年2カ月)ごとに接近する火星。今回は12月1日に、地球に最接近します。明るくなってきて、夜7時過ぎてから上ってきていますが、だんだん上る時間が早くなってくるので、見やすくなってきます。今も、寝る前に東空に目立ってきて、肉眼で見つけられます。でも、下の図のように、11月11日には月が火星のすぐそばに来て「火星は、僕のそばのこの星だよ~」と教えてくれるので、分かりづらいと心配な方は、11月11日に楽しんでみましょう。

    下の図は22時と書いてあります。見る時間によっては、火星と月の位置関係は変化します。どう変化するのかは、先ほど紹介した「今日のほしぞら」で時間を変化させて確かめると分かりますよ。ついでに、11月10日とか、11月12日には、月との位置がどうなっているか、調べてみて下さい。前後の日にも、月を手がかりにさがすのが便利です。

        月が火星に接近(2022年11月11日 22時頃、東京での見え方)

    木星:明るいです。夕方、東空に明るい星が輝いているのを見つけたら、それは木星でしょう。その木星が、今、8時には、南空にみえるようになってきました。 その分、昇ってきた火星が見えやすくなってきている訳ですね。外惑星は、内惑星ほど激しい変化をみせず、季節の移ろいと共に、一緒に空への登場が早まっているのです。        

       11月4日 5日は、木星のそばにお月様がやってきて、「僕のそばにいるのが木星だよ~って教えてくれます」ので、月に木星を教えてもらいましょう。

    月が土星、木星に接近(2022年11月1~6日20時頃、東京での見え方)

    

   土星:木星よりさらに先行して上っている土星。いま、宵にはもう南空にいます。今日、実は、天気がよければば、月がでて「土星は、僕のそばにいますよ~」と教えてくれるはずでした。残念ですが、我が家のそばは曇りでみられません。あなたの住んでいるところが天気なら、是非 月の上にいる土星を探してみて下さい。上の図は20時。さきほどの火星と一緒で、月と惑星の位置関係は見る時間で変化します。「今日のほしぞら」で時間を変化させて確認してみてくださいね。   土星は、木星ほど明るくはないので、月がいない時は、月のかわりに木星をまず見つけて、木星から目を西へと移して土星を探してみましょう。

   さて、肝心の皆既月食です!!!!下のように、みられます。皆既月食中は月が見えなくなると思っている方。いえいえ、赤銅色の不思議な色の月が楽しめますよ。後で紹介する動画で確かめてみてくださいね。

    月食中の月の位置(2022年11月8日 皆既月食 東京での見え方)

   そして、すでに、このブログでは、早めに、コンパクトな動画説明も、事前に紹介しておきました。

   見逃した方のために、再度載せておきますね。 国立天文台が今回の月食時に天王食という「星食」も同時に起こる様子を動画で紹介してくれています。下の画像かココをクリックすると、国立天文台のyoutubeの説明が見られます。

    天王食は双眼鏡とかカメラのズームとか、望遠鏡を使わないと肉眼では見られません。今から、そういうものを揃えておくのがいいかなと思います。先日、ビックカメラに行って双眼鏡を買おうと思ったら、いいのは売れ切れ続出。買うには家に届けてもらうとか・・・。ネットでも購入できますが、それも配達時間があるので、天王食も楽しみたい方は、ぜひ、早めの準備が必要そうです。

    万が一、双眼鏡がなくても、皆既月食は、肉眼で十分楽しめます。皆既月食だけでも、十分楽しめますよ。この皆既月食は、日本全国、また、時間は日本ほどゴールデンタイムとはいえませんが、アジアやハワイ、アメリカでも日本で見ている時間と同時に見えます。日本の離れた場所、そして、さらに遠くに暮らす家族や友人と一緒に電話をしたりしながら同じ月を見るのも素敵ですよ。ただし、天気は一緒と限らないですけれど・・・。

    

     

      たったの1分でコンパクトに皆既月食と天王星食の様子を伝えてくれていますよ。

      では、11月8日が天気になりますように!!!!

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