「図書館って、ちょっと不思議な施設だな」って、思った方はいませんか。
私は、ずっと不思議に思っていました。
思いながらも、これまで調べる機会があまりありませんでした。
それが、この度ちょっとワケあって調べることになりました。
図書館のことを調べるには、まず図書館へ。
いつも行かなかった図書館へ行ったりもしながら、コツコツ図書館の資料を集めたら、いい本がたくさんみつかりました。
図書館のことを知るために私が読んだ本から、今日は選りすぐりの5冊の本をお伝えします。
まず、よければこれらの本を興味がわいたら実際に手にして読んでみてください。
この感想文は、いつも本を読んだ時に忘れないように書いているamazonのコメントをコピーしてきたものですが、これを読んでいただければ図書館について、私がどんな感想をもったかは既に分かって頂けたと思います。
図書館がもしなければ、この知識を得るために私はいったいいくらのお金が必要だったでしょうか。これ以外の本も何冊か読んだので、1~2万円は軽く越してしまったことでしょう。
お金持ちなら本を買って勉強できますが、図書館のことを知りたいだけのためにこんなにお金を払っていたら、もっとたくさんのことを知りたい私にはお金がいくらあっても足らず、図書館について調べるのを途中であきらめたかもしれません。
今は一定額でネットで検索できる時代になったので、これも知識を得る方法を人々に与える強力な手段となっています。だから、以前より図書館で本を読んで調べ物をする割合は変化しているかもしれませんが、知識を満たすためのすべての人への機会均等を保障する図書館の役割について、これらの図書館で借りた本が大変大切な情報を、私に与えてくれました。
実は、最近街の中に本屋さんがなくなってきています。私が子供の頃は、小学〇年生とか大人の週刊誌を本屋さんが毎月我が家に届けてくれていて、本屋さんに本を買いにいくと、余っているオマケをもらったり・・・とかいろいろな思い出がありました。
だから、巷の本屋さんが消えて行くのを憂える気持ちから、(図書館の存在が、本屋さんを脅かしているのではないか)と感じていました。
大型の本屋さんの登場も小さな本屋さんを圧迫したようですが、その大型の本屋さんさえも今度はamazonなどのネットの本屋に圧迫されているといわれています。
そんな本屋さん、図書館が便利になってくると、みんな潰れてしまうのではないかと危惧していたら・・・・図書館の運営を委託される本屋さんも登場。私の街の本屋さんは市内の図書館の業務委託を受けて図書館を運営しながら、本屋も続けています。本屋で図書館の本の返却も受け入れるというサービスもしているのです。不思議ですね。本を読む人が増えれば、本を自分のものにしたいと買う人も増えるのでしょうか。
私としては、まだまだわからないことがいっぱいながら、図書館が「人々の知を満たす」、言葉には言い表せないほど大事な役割を担ってきたことだけは骨身にしみて今回分かりました。「図書館の父」カーネギーに、心から拍手を送ります!
これから、電子図書kinddle版が普及するとどうなるのか、いろいろこれからの図書館の行くへもみていかないと~ですが、
国民の知る権利と図書館の関係から考えて、「本屋さんへの同情から、図書館の利用を縛ることは誤りである」という気持ちに今は変化してきました。本屋さんも、そういう気持ちで今「図書館と上手に手を組んで生き続ける道を模索している」ことも分かりました。
本屋さんにも図書館にも両方に頑張ってほしいですね。
そういう我が家も本屋でしたが・・・
昔は図書館は意外と地元の本屋に注文していたし(うちには来ていませんでしたが)、学校では教員用の雑誌などの注文をしてくれていて助かっていました。
最近は図書館の本は大手取次経由などに変わって、取次が書店の首を締めているのが実態でしょう。
最近の図書館は文化や知識の泉というよりも、効率化・省力化が取り沙汰され、どこかのバカな会社に運営させてマルチメディア化、喫茶店化、中古本化させたりして、文化を守る気持ちが薄れていますよね。
ムダを省くことは大事ですけど、必要な無駄と不必要な無駄も一緒くたで、役所内の非効率と無駄をまず見直すべきところを間違ってるとしか思えないんですけどね。
業態も、時代に対応していかないと生き残れないどの、変化してきているのですね。電子辞書になると図書館や本屋さんはさらに変化をしていくことになりそうです。
昔、大切な原本を鎖につないで図書館に保存し、必要な人が写したようですが、あれから何年?人間の変化は激しいですね。