最近笑ったのは、いつのことだろうか? 子どもが家にいなくなり、孫が遊びにくることもなくなり、なんか笑う機会がめっきり減ったわが家。そんな時、図書館で出会った本「日本人の知らない日本語」(蛇蔵&海野凪子)最高でした。
タイトルをみて、笑えると思って借りたのではないのですが、読み始めたらやめられない面白さ。しかも、笑いの中にも、学びもあり、留学生たちのお国柄によって目からうろこの知識もあり視野が広くなること間違いなし!!!
飲食業にアルバイトすることの多い生徒の接客業界のオカシナことばに先生が困惑させられる話に大きくうなづき、
「鳩、蚊、鴉、猫」の漢字の共通点が、「鳴き声」という想定外の知識が身についた後、さらに仰天の生徒の「食べたらおいしいかなぁ」の言葉でトンデモない話へつながるのには、思わず驚きで声を上げてしまいボーッとした頭にカツがはいっちゃいました。
丁寧語の「お」と「ご」の使い分けに至っては、日本人の私も考えたことがなく、基本的に和語に「お」、漢語に「ご」には、なるほど~とすっきり。生徒の「先生、『お』はカタカナにもつきますか?」に「?」と思ったら「おビール」に、そうか飲食業アルバイトで覚えたのか、と納得。
あっという間に読みながらも、面白くてヒザをうったり、納得したり、声をだして笑った回数は数え切れませんでした。最近、お笑いをみても、どうもおもしろいと感じられなかったのに、こんなに面白い上に、知識も増えて、留学生の出身国への理解が広がる楽しさを味わえる本、最高だとおもいました。
どうやら、海野凪子さんは国語の高校教師だったようで、知識の深さはそんなところにもあったのかと納得しました。絵を描いている蛇蔵さんの漫画表現もほんとうに上手い。
最近笑ったことがない方、是非是非、この本を読んで笑って元気を貰いながら、日本語のこと、外国、世界のことを楽しく知って下さい。
以前、このブログで私に大受けしてご紹介した
わたしを涙がでるほど笑わせたyoutubeのてテラミナトトーマスさんの動画
というのがありましたが、こんなにひとりでも笑える貴重なモノは、テラミナトさん以来でした。
*本については、amazonや本屋さんで見つけてくださいませ。
呆れて笑えないことの多くなった世の中、楽しく元気に笑えることがあったら、是非共有して元気に生きていたいものです。
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