天気予報では(まだ熱中症の危険はあります、油断しないで)という声も聞かれますが、空気の涼しさに、やはり秋がしっかりやってきていると感じるようになりました。
さて、ここのところ、1番最初にだす、前回の月のめぐり一覧。今回を最後に、次からは正常化しそうですが・・・ご覧下さい。9月の巡りを見せたいところですが、10月2日(水)明日まで9月3日に始まった月の巡りの月の可能性が残っているので、一覧はまるで8月の月の巡りのようです。でも、間違って掲載しているのではありません。
けっこう見事でした。 8月8日以前と28日~9月2日の新月前までが欠けていますが、上の一覧だけみると8月16日が欠けているだけ。連続お月見ができたというのがかなり凄かったと思います。
さて、もう10月。わが家の彼岸花も昨日花を咲かせていましたが、周囲でも彼岸花をみるようになりました。秋がやってきました。そして、天体を見ると、夜空は確実に、気候変動とは無関係に 夏の星座から夜になると秋の星座への移行しています。
では、今月の惑星です。いつものように、水星から・・・
水星:地球からみて太陽に近い場所にいるので、難しいです。
金星:すでにこのブログで何回か写真をアップしていますが、夕暮れ後の西空に明るく見えています。ただし、まだ高度が低めなので、地平線がみえるような開けた場所を探してみましょう。これから、高度が高くなっていくので、その変化も楽しんでいきたいですね。まずは、10月6日に月が金星に近づいて「これが、金星だよ」と教えてくれるので、細い月と一緒に見てみましょう。下の図のように、蠍座のアンタレスもそばにいて肉眼で見つけられるので、探してみましょう。夏の星座もこんな風に早くに沈み支度をするようになっていることに、秋の訪れが感じられます。
火星:ようやく、夜遅くに見やすくなってきました。とはいえ、まだこれからさらに見やすい位置にくるので、焦らずに夜更かしは夏の疲れもあるので避けましょう。下旬になると下の図のように、11時半でも、だいぶ火星も低めながらも見えるようになってくるようです。月がそばに見られる23日には冬の星座もいっしょに見られるので、ちょっと夜更かしして、月と惑星と明るい星たちが賑やかな夜空を楽しんでみましょう。
木星:すでに、このブログでも昨夜23日の月と木星、土星そして星たち(と21日の夜中の月?)のところでアップしていますが、木星が見やすくなってきました。夜更かしをしなくても、これからは寝る前でも 東空に明るい木星をみる機会がふえそうです。上の図でわかるように、下旬になると火星もだんだん見やすくなるので、冬の明るい星座たちとともに、惑星やお月様を楽しみましょう。
土星:木星よりもさらに早く昇ってきている土星。金星を夕方西空へ見に行ったら、ついでにその足で今度は東空低くがみられる場所にも行ってみましょう。土星が昇り始めたところを見られるかも知れません。金星や木星には負けますが、土星も肉眼で見つけられます。もちろん輪っかはみられず、ポツンと普通の星のようですが(笑)。 下の図でも分かるように、土星がいまいる秋の星座は夏や冬に比べて明るい星が少ないので、土星はすぐ分かるはずです。低い位置も見える場所なら、土星を見つけた時に、その下に秋の唯一の1等星・フォーマルハウトもみつかるかもしません。
さて、10月は、夕方に日が沈んだら金星を西空に見に行き、その時、東空に土星が段々上るのが早くなってくるので土星を見に行ってみましょう。夜の間中 私たちにつきあって空で輝く土星は、どんな時にも探せば夜空で見つかるはずです。
そして、今月の惑星観望のオススメは、下旬の20日~23日!月が冬の星座たちや木星、火星と共に東空に姿をみせます。その時、離れていますが目を南に移せば土星も見られます。
最後になって、実は大きなニュースがあります!!! 彗星と聞いてもいつも肩すかしが多いのと、肉眼でみられないことが多いので期待してこなかった私ですが、うわさの紫金山・アトラス彗星が肉眼でみられる可能性が今、大きくなっているようです!
朝日新聞のココをみたら、8000kmの高度から撮影したという「尾を引いてる彗星」の姿の写真を掲載していたんです。すごい!これなら肉眼でもみられるかも~~~~~!!!!
< この秋、肉眼で見える明るさになる可能性がある「紫金山・アトラス彗星(すいせい)」が地球に近づいている。夜明け前の東の空に見え始めた彗星を30日未明、朝日新聞社機「あすか」で三陸沖の太平洋上空約8千メートルから撮影、長い尾が確認できた。
日本では、まず9月末から10月初めまで、夜明け前の東の空に現れる。午前4時半ごろ、ほぼ真東の水平線近くの低い空にいるはずだ。
彗星はその後、いったん見えなくなるが、10月中旬からは夕方の西の空に現れる。少しずつ高度を上げ、10月いっぱいは目で見える明るさを保つ可能性がある。>
というのだ。是非、朝日新聞のココから、確認してみよう。
最初の未明の時は、時間も早く、場所も低いし諦めるとして、10月中旬から夕方の西空にあらわれるとなったら、金星と一緒にみられそうだ。肉眼で見られる彗星。ワクワクしますね。注視して、肉眼で見られるとなったら絶対に見落とさないようにしましょうね。
追伸) さらに、調べたら、TAO山頂施設で紫金山・アトラス彗星の撮影に成功!<東京大学アタカマ天文台 (TAO) では、2024年9月30日から2024年10月4日 (チリ時間) の未明に紫金山・アトラス彗星の撮影を試みます。紫金山・アトラス彗星の撮影に成功した場合は本ウェブサイトに順次画像データを掲載します>として、
地上から撮影した、美しい写真が掲載されていました。これから4日まで、毎日更新されていくと思います。チェックしましょう!!!