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戦争をしない日本を選ぶ! 「命どう宝」を貫く

2024-06-02 17:36:55 | 日記

    今朝の東京新聞の社説。タイトルは親しみやすく <「ぐうたらの日」だけど>というものでしたが、内容は非常に重要な情報を入れながら、大事なことを伝えていました。

    例によって、大切な社説は記事をネットで惜しげもなく全文掲載してくれている東京新聞。さっそくココから読んで頂くのが1番と思えますが、大切なところをわたしなりに取り出してながら纏めてみました。

 ・ 今日から50年前の1954年6月2日は、参議院で「防衛2法」が可決・成立して、陸海空の自衛隊が誕生することになった日であること。第2次世界大戦での大敗からまだ9年で、再軍備には強い反対の意見が上がりますが、当時の吉田茂首相ら政府・与党はそれを押し切り自衛隊を発足した日となりました。 

 ・ ただし、この防衛2法が可決した後に、本院は、自衛隊の創設に際し、現行憲法の条章と、わが国民の熾烈(しれつ)なる平和愛好精神に照(てら)し、海外出動はこれを行わないことを、茲(ここ)に更(あらた)めて確認すると、与党も含めてほぼ全会一致で可決されました。

      *felizmundoからの補足 :1991年湾岸戦争勃発により、海上自衛隊のよるペルシャ湾掃海派遣が行われ、翌年1992年にこれを契機に自衛隊海外派遣を可能にするPKO協力法が成立。国際緊急援助隊(JDR)も本格的に法改正で海外へ行くようになる。紛争に起因する戦災はPKO、それ以外の自然災害がJDRの担当になる。

 ・ところが、戦争を知らない世代の政治家が、軍拡の歯止めを次々になくし・・・最たる例が、武器の輸出ルールの大転換です。2014年。安倍晋三内閣は、それまでの「武器輸出三原則」を「防衛装備移転三原則」と改め、輸出を認めました。「武器→防衛装備」「輸出→移転」という言い換えは、戦時中の「撤退→転進」というごまか すようなやり方で。

      *補足:①平和貢献・国際協力 の積極的な推進に資する場合、②我が国の国家安全保障に資する場合に限り、防衛装備の 海外移転を可能とした。     

 ・そして、今年2024年。岸田文雄内閣は、殺傷能力のある武器の輸出までも容認しました。この措置に賛成の人々からは「ウクライナの戦争を見ろ、現実を見ろ」「軍需産業を育てなければ自国を守れないのが現実だ」という声がきかれます。

     *補足:地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」をライセンス元のアメリカに輸出も可能に。さらに、日本の事前同意があれば、ライセンス元の国から第三国に輸出するのも可能とする一方「現に戦闘が行われていると判断される国へ提供する場合を除く」。このほか、安全保障面で協力関係のある国に対し戦闘機のエンジンや翼などの部品の輸出を認めるほか、「救難」や「輸送」など5つの類型の装備品に、殺傷能力のある武器を搭載していても輸出を可能(NHKのココから)

 ・しかし、21世紀の世界に生きる私たちが、ウクライナでの戦争に見るべき「現実」の一つは「戦時には原発さえ攻撃される」という冷徹な事実。ミサイルが日本の各地の原発に落ちたら…。仮に戦いに勝てても、狭い国土は収拾不能な惨状に陥り「国勝って山河なし」に

 ・ 現代は世界各国が「気候変動」という共通の大敵を抱えるのに、まるで生産性のない戦争などしている場合でしょうか。戦闘により地球の温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を大量に排出したり大気や土を汚染したりするのは、まさに時代錯誤です。人類と地球全体への犯罪です。

   と言うわけで、ドラえもんがのび太の願いで6月2日を働かないでいい「ぐうたら感謝日」にしたのですが、人間はそんなことをしていられない事態になっていると警告した社説で、まったく同感でした。

   原発がミサイル攻撃にいかに脆弱か。自然災害、人災でも原発事故がいかに起きてきたことか。過去の事実に目を塞ぎ、危険な人類の自滅行為に加担するのは止めましょう。武器を持った手で握手はできません!武器を捨て、手を取り合ってSDGsで世界の人々が誰一人取り残さずに幸せになる方向へ努力しましょう。

   戦争の火種や危機は迫っています。それを口実に相手国を威嚇しあう先にあるのは、兵器という命もモノも破壊することで生まれる悲劇と新たな憎しみ、環境悪化だけ、戦争の連鎖のみです。「抑止力」の神話に乗ってはいけません。その先に人類の破滅以外のなにがあるでしょう。勝った国の兵士も心にトラウマを一生抱えることになるだけです。兵士が傷つかないAIや機械の代理戦争になったら・・・さらに最悪な結果を招くだけです。

   なし崩しに日本が平和国家である骨格を崩していること、あなたは気づいてきましたか?日本はどんどん軍事大国になっていますよ!

   今日、3紙に下記のような意見広告が出されました。

 

   「自国民や同盟国を守る」ために軍備を強化すれば、その地は標的となります。沖縄や本土を戦場にしないために、しっかり現実を直視しましょう。ココから6月9日午後1時から、上の右下にありますが、下記の集会のライブ配信をyoutubeでみることができます。

   日時:6月9日(日)午後1時開演(予定) 会場:日本教育会館8階 第一会議室 集会名称:「辺野古新基地建設の即時中止、断念を! 報告集会」 講演:特別ゲスト 池澤夏樹(小説家 詩人) 沖縄現地報告:伊波洋一(参議院議員) 発言:田中優子(法政大学名誉教授・前総長) 発言:安次冨浩(名護・ヘリ基地建設反対協議会顧問) 司会:上原公子(元国立市長)

   沖縄やミャンマーをみれば、自国の兵隊が国民を守るために闘うばかりでないことが、分かるでしょう。止めるなら今です。

   

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