今朝、朝日新聞の声の欄に出た「最高裁国民審査は毎回全判事を」というのを読んで、ハッとした。
私は、今回の選挙の時の最高裁国民審査で1割を超える人がバツをしたという話を知って、それをバツする判断基準に使われる公報に問題があるのではないかと
という記事をこのブログに書いたが、この新聞への投書を読んで、今回の6人の半数に近い裁判官がほとんど判例も上げられない今年任官されたばかりの新人だったことに違和感を持ったことを思い出した。本当に国民が審判をしないといけないのは、問題のある判例を出し続けるひとだろう!
声の欄の投書では、筆者は3年前に裁判の上告審判決に納得できず、国民審査で判決に関与した裁判官5人にX(バツ)をしようと決めていたのに、その名なかったのだという。裁判官はたった15人。全員にしても、大きな問題はなさそうだ、そして、そうすることの方にこそ意味がありそうだと思えた。
法令をみると、下のようになっていて、投書の方の指摘どおり、最初にまず任命後最初の衆議院選挙の際に国民審査が行われれば、あと10年後まで国民審査は行われないとなっていた。
第一章 総則
第一条(この法律の趣旨)最高裁判所の裁判官(以下「裁判官」という。)の任命に関する国民の審査(以下「審査」という。)については、この法律の定めるところによる。
第二条(審査の期日)審査は、各裁判官につき、その任命後初めて行われる衆議院議員総選挙の期日に、これを行う。
②各裁判官については、最初の審査の期日から十年を経過した後初めて行われる衆議院議員総選挙の期日に、更に審査を行い、その後も、また同様とする。
是非、今回の審査をいい機会に、国民がこの制度についてしっかり考えておくのもよいでしょう。
オカシイと思ったら、一人一人気づいた人から声をあげる。そんな世の中であり続けたいモノ。声の欄の方の上げた声に、私の声も添えて上げてみました。
最初の「最高裁判所裁判官国民審査公報 これでいい?」の記事については、ココをクリックしてご覧下さい。NHKの参考になるサイトも紹介しています。
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