早くも1年の半分を過ぎてしまいました。月や星たちを見ながら生活をしていると、過ぎゆく時が体で感じられ、自分の砂時計の残りを心に描きつつ、それぞれの日々を大切に描いていこうという真摯な気持ちを持ち続けられるように思えます。
先月 私は夕空に水星をみるチャンスだったのですが、条件が悪く金星をみるのがやっとでしたね。皆さんはどうでしたか?
さて、今月の惑星はどんな様子でしょう。さっそく見ていきましょう。
水星:上旬中旬は低くて見えない状態ですが、だんだん日の出前の低い東空にみえるようになってきます。早起きできる方は、7月30日が1番高めの位置に水星がいてくれるので、日の出前の4時頃東空に水星・火星・木星が冬のふたご座のカストル、ボルックスと賑やかに勢揃いするのを楽しんでみましょう。
金星:先月から高度を上げてきたので、夕空を見送りながら西空をみて明るい星に気づいたら、それが金星です。写真ブログにアップしましたが、電線の上とかに見える位の高さですね。でも、明るいからわかるでしょ!
火星:基本太陽と位置が重なり見られませんが、下旬に入ると夜明け前の東空に見えてきます。
木星:基本太陽と位置が重なり見られませんが、下旬に入ると夜明け前の東空に見えてきます。
土星:春の星座スピカのあとを追うようにしている土星。夜早めなら南空、遅めなら西に沈む前の土星を見つけられるかもしれません。肉眼でももちろんOK(ただし、肉眼で輪っかが見える人は千里眼の人だけ)
国際宇宙センターもどうやら今月はみるチャンスがないようなので、今月は皆が空を見上げる気持ちを持つ七夕の月なのに、惑星は下旬の朝をのぞけば、金星と土星という2枚看板のみ。7月7日は、夏の大三角もよい子が見上げる時間にはまだ東空から上ってきたところだし、七夕は旧暦で祝うのが正解な気がしますね。