燻製の中でも比較的、安価で簡単に、色々な方法で作れる
鶏の手羽先の燻製をご紹介します。
手羽先は安価で、それでいて美味しく、コラーゲンがたっぷりの
美容食です。手羽の美味しさは皮と軟骨につきます。
材料です
鶏手羽先 1.5kg
塩 45g
水 500ml
白ワイン 250ml
タマネギ 中 1個 (スライス)
ニンニク 1カケ(叩きつぶす)
ローレル 3枚
ローズマリ 2本
ホワイトペッパー 適量
鷹の爪 2本
作り方を詳しく手順をおってご説明します。
通常肉類の燻製における仕上がりの塩濃度は3%前後と言われています。
この濃度にするのには2種類の方法があります。
1,以前作り方を紹介したハムやベーコンなど肉の厚みがある物は塩濃度の高い(15~20%)ピックル(漬け込み液)に長時間漬け込む方法の湿塩法と、
塩などの調味量を直接すり込み、長時間ねかせる方法の乾塩法があります。
この方法では、表面の塩濃度と、中心部の塩濃度に差がありますので、表面の
塩濃度を低下させるために「塩抜き」の工程がはいります。
ある程度の経験が必要で、初心者には難しいと言われています。
指導者がいれば話が違います。
2.鶏のササミや手羽先、ビーフジャーキー用の牛肉の薄切りでは簡単に味が
浸みますので最初から3%程度の食塩を含むピックルを作り、短時間漬け
込み、ピックルごとボイルして味をつけます。
食べてみて少しうすいかな~程度にボイルの段階で味付けします。
手羽先は骨がありますので、塩濃度を2%に設定しました。
塩45g/手羽1.5kg+水0.5kg+ワイン0.25kg+塩45g
= 約 2%
ここで注意してほしいことがあります、高濃度の食塩水、または食塩を直接擦り込む方法では、食材の表面に細菌が繁殖できません。
しかし低濃度の食塩水では、逆に細菌の繁殖を促進することもあります。
従って、食材の表面を洗う、アルコール等で殺菌する、お湯を潜らすなど清潔に
処理することが重要です。
材料、調味料をジブロックに入れ密閉します。
冷蔵庫で12時間塩漬します。
鍋に塩漬しておいた材料を全ていれ、さらに水750ml加え(これで塩濃度は
1.5%になります、味をみて足りなければ塩を加えます)中火で加熱します。
灰汁をすくいながら、75℃まで上げ、75℃を15分保ちます。
冷水で急冷し、ハーブ類を洗いながし、笊にとり、乾燥させます。
金串に互いに接しないように刺し、燻煙器に吊します。
油止めのアルミホイルを敷き燻煙します。
50℃で2時間燻煙してできあがりです。
24時間冷蔵庫に放置し燻煙臭を低減します。
冷蔵庫で1週間、冷凍庫で3ヶ月保存できます。
後ほどダンボールで作った燻煙器、古鍋での作り方をアップしたいと
考えています。
昨年以来カレーはあまり作らなくなりなしたが、次回はトライしてみます。
ちなみに先日手羽先カレー(テレビで紹介してたので)をつくりました。3時間ほど煮込むと骨から全部はがれてトロトロになり非常に美味でした。もし経験なければ一度お試しを!
参考になったでしょうか?
今回の下味の漬け方は燻製の基本に則ったもので、慣れてしまえば簡単です。
もっと簡単にしたい場合は、通常の手羽焼きのように、塩こしょうし、しばらく置いてから燻製しても大丈夫です。
今日はダンボールで燻製器を作り、手羽、ゆで卵、チーズ、蒸しホタテなどを燻製しました。後日アップします。
また、無水鍋を使った熱燻もやってみましたので、これも後日アップします。
すみません!!
完璧になぞるのは難しそうですが、参考にさせていただきます。ありがとうございました。
過日、頂戴しましたが、誠に美味しかったです。 前処理を含めて、やはり簡単に出来るものではないことがつくづく分かりました。