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能見、清原との対決(オープン戦|26日・高知)

2006-02-28 21:45:27 | Aki Camp
 オープン戦の第2戦が、2年目の左腕・能見篤史。第1戦の先発・江草仁貴との「左腕」先発ローテーション争いの火蓋は切られた。江草は4回無失点。ほぼ完璧な内容だった。能見はどうか? 相手は同じオリックス・バファローズ、だ。
 初回いきなり1番・谷佳知をショートゴロ・エラー(1塁手の落球)で出塁させて、嫌な感じ。しかし、落ち着いて後続をレフトフライ(村松)サードゴロ併殺(ブランボー)2球で打ち取って、4番の「あの男」に回さなかった。

【2回裏】「噂の男」清原和博、登場。能見は最初の試練を迎えるが、清原が初球を打って出て、サードゴロ。5番ジェイソン・グラボウスキーには「0-3」にするが、グラボウが4球目(137㎞)を打って出て、ファーストゴロ。
 6番・水口英二は「2-0」に追い込んだ後、3球目(137㎞)をライト前に運ばれるが、7番・塩崎真をセカンドゴロに打ち取る。

【3回裏】8番・阿部真宏にレフト前に運ばれるが、9番・日高剛を(落ち着いて)ショートゴロ併殺に打ち取り、1番・谷もスライダー(127㎞)で完全にタイミングを狂わせ、ボテボテのセカンドゴロ。
【4回裏】2番・村松有人をショートゴロ。3番クリフ・ブランボーをスライダー(131㎞)を打たせ、ライトフライ。そして4番・清原を早々に「2-0」に追い込み、最後は145㎞(MAX)を内角にズバッと決めて、見送り三振! 「大物」清原を仕留めた。能見も「自信」になっただろう。

【5回裏】2番手は古巣に対峙する、牧野塁。紅白戦(24日)ではMAX148㎞の快速球で好投したのだが、グラボウと水口に連打を許し、1失点。尚も2アウト1,3塁で代打「大物№2」中村紀洋を迎え、「0-3」にするが、4球目を打ち上げてくれて、キャッチャーファウルフライ。「大物」の仕上がり具合の遅さに助けられた。

【6回裏】3番手は4年目の左腕・中村泰広。先頭の大西宏明をショートゴロ、続く牧田勝吾もテンポ良く「2-1」に追い込み、最後はスライダーを落として、ハーフスウィング=空振り三振! 
 そして4番・清原も「2-1」に追い込んで、スライダー(132㎞)で決めにきたが、清原のバットが途中で止まって、判定はセーフ。中村は執拗にスライダー(130㎞)で攻めて、最後はライトフライに打ち取った。『J』=ジェフの代わりに名乗りを挙げるか? 

【7回裏】4番手はルーキー渡辺亮。代打・早川大輔に(得意の)サークルチェンジを3球続けた後137㎞、141㎞で「2-3」。最後はサークルを読んだ打者の裏を掻いて、ズバッと真ん中に速球(136㎞)を投げ込んで、見逃し三振。
 続く後藤光尊も同じ136㎞でキャッチャーファウルフライに打ち取り、順調に見えたが、8番・塩崎に「0-2」から真ん中高めの速球をセンター前に運ばれる。9番・田中彰は早々に「2-0」に追い込み、勝負に行ったフォークは見送られたが、最後はシュートを食い込ませ、セカンドフライに打ち取った。
 まだ1軍レヴェルでは厳しいが、ウエスタン・リーグのセーヴ王なら狙えるかもしれない。まだ、そういう段階のピッチャー、だと思う。もう少し球速が欲しい。

【8回裏】5番手は1軍抜擢が続く4年目の左腕・田村領平。この時点で「7対1」。(途中出場の)町田公二郎と8番・浅井良のホームラン(2ラン)等でタイガースが大量リード。テストとはいえ、ある程度、気楽に投げられるマウンドだったが……
 先頭の的山哲也のツーベースを皮切りに、平野恵一、大西、牧田に4連打を浴びて、3失点。カウントを苦しくして、ストライクを取りに行った球が、いずれも真ん中付近に集まっていた。今シーズンの目標はファームでの1勝か?
  
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