貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

懐かしの登美ヶ丘

2012-10-29 08:08:08 | 雑感
某ブログの登美ヶ丘氏専用だ。私信は私信でやればよいが、これも何かの縁だ。

きっかけは出張で大阪南港に行った時、梅田から本町乗り換えで南港に向かう大阪市営地下鉄中央線の反対側の起点が近鉄けいはんな線の学研奈良登美ヶ丘駅だった事による。



帰路はこの登美ヶ丘行きに乗る訳で、このまま同僚と別れて行ってみようか?なんて思いながら、梅田の地下街で呑んだことがあった。
登美ヶ丘と言えば彼であり、報告したら翌日には登美ヶ丘詣でを済ませたとのこと。ちょいと行くほどじゃないはずが・・・

で、こちらも、出張帰りにちょいと寄ってみた。10年ほど前に車で立ち寄って以来で、何回かツーリングついでに立ち寄っているが、今回が一番じっくり見てきた。



小学生時代は大阪方面に出るには近鉄しかなく、難波から快急で26分ほどで学園前に着く。



単なる近郊ベッドタウン駅に過ぎなかった学園前に快急と特急の両方が停車するのは、故佐伯近鉄名誉会長が住んでいたからで、当時は会長さんも普通に特急に乗って電車通勤されていたらしい。



親父も座るために特急に乗ることが多かったらしく、何度かお見かけしたと言っていた。



駅前は当時の面影など全く無いほどに発展していた。バス便の行き先や経路が沢山増えていて、どれに乗ったらよいか悩むこと悩むこと・・・



学園前からちょうど中間点になる大淵池の畔にたたずむこの邸宅が例の会長さんのお家で、現在は松柏美術館となっている。写っているのはお手伝いさんの居住棟があった辺りのはずで、大淵池に釣りに行った帰りに勝手口からピンポンし、喉が乾いたので水をくれとお願いすると、オレンジジュースやら氷が入った麦茶やらクソガキにもご馳走していただいたものだ。



団地の入り口でバスを降り、昔の通学路を歩いて小学校へ向かう。なんとなく覚えているもので、すぐに学校前の坂へ。



小学校は余り変わって無い。



校庭から見た風景も、生駒山も同じだった。



あそこで、ここで・・・と言うのを想い出しながら、不審者騒動にならないようそっと後にする。
リーマン姿でもキョロキョロ、ウロウロしている不審者メールされかねないのだ。



そして、団地内はまるで時が止まっている様だった。



子供が多くすごく活気があったはずだが、現在は立派に成長した植栽に置き換わり、ひっそりとしたたたずまいが歳月を感じさせる。



居住棟間のゆったりした空間にも木々が生い茂って、ここで野球なんかをやったとは思えない。
上下のカットは当時の我が家の居住棟だ。



南側の公園は遊具が撤去されて、休憩場所に変わっていた。



出迎えてくれたのはカマキリと猫。



秋の昆虫採取のメインターゲットは、カマキリだったことを想い出す。



登美ヶ丘氏の居住棟は、当時の我が家を出て左の正面になる。どっかに接点があるはずだが、想い出せない。



彼から聞いてはいたが、あれほど賑わっていた近商ストアは保育園になっていた。



もちろん商店街はシャッター化。これで土曜の昼前だ。



酒屋さんがかろうじて生き残っていたが、あの頃のようにミリンダやプラッシーが置いてある訳もなく、子供の頃によく飲んだバヤリースのオレンジを飲んで一休憩する。



南側の集会所は健在だった。



書道などの習い事や、冬場の独楽回しはココで、まさしく団地の中心だった。
団地の夏祭り?で夜店が並んだ一角は林のようになっていて、もう店が並ぶことはないのだろう。



集会所から北に向かって、幼稚園の前のこの公園が我が野球場の一つだったはず。当時は皆野球をやっていて、放課後の場所取りもシビアだった。ココが駄目なら、次は・・・と場所を転々としていたはず。



団地内で一番変わったと思うのはここだった。現在は右奧へ当たり前のように通じているが、昔は全て里山で秘密基地を設けたはず。もちろん歩道橋ではなくバスの終点で転回場があっただけだった。



歩道橋から北東を見渡すと学園奈良登美ヶ丘方面だが、ここも全て里山で我が庭同然に駆け回り、アレやコレや採集してくるわ、転けるわ、刺されるわ、かぶれるわで、散々母を悩ませていたはずである。



そして、大きな思い出の一つで最後の目的地はBS奈良第16団だ。団地の横に移転している事を、グーグル先生が教えてくれたのだ。



偶然、年齢が余り変わらない運営責任者の方がいらっしゃって、話を伺う事が出来た。それも現役を続けられた方のようで、私が参加していた頃の昔の話まで全てご承知の様子。



昔の団本部、芋掘り場所、野営に名物の60km夜間ハイクまで、思い出話にふけってしまった。
今はご多分に漏れず少子高齢化でスカウト活動が厳しいようだが、火を絶やさず続けていてくれることに感謝したい。

今度再訪したらどの様に変わっているのだろうか?
コメント (7)
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