岸本佐知子さんのエッセイを読んでいたら、「全自動トイレのフタが人間と認識してくれない」という一文があって笑ってしまいました。
ありますよね、人間が近づくと自動でフタの開くトイレ。
何もそこまで、と思わないわけでもありませんが、きっと便利なんでしょうね、私は使ったことありませんけど。
日本のトイレは至れり尽くせり。便座は温かいし、ウォシュレットは今や当たり前。外国人の留学生がそれに感激して自分の国に持って帰り、家族に体験してもらうまでを追ったTVのドキュメンタリー番組もありました。
トイレで思い出すのは芥川龍之介の「好色」というお話(食事中の方スミマセン)
平安時代、平中という女性に手の早いことで有名な男が侍従の君という女性を口説こうとします。ところがこの侍従の君、美しいだけではなく頭も切れる。平中はあれこれ手をつくすもその度にうまくあしらわれ、ふられ続けた平中は思い余って侍従の君の侍女が運んでいた箱を奪い去ってしまいます。
平安時代、トイレは箱のような物で部屋の中でしていました。中身は別の場所に捨てに行きます。平中が奪ったのはこの捨てに行こうとしていた箱。好きな人のトイレの中身を見ればさすがに百年の恋も冷める。侍従の君をあきらめるためにはこれを見るしかない、と平中は考えたわけです(苦笑)
ところがそれさえも見透かしていた侍従の君は中身を香木とすり替えていて…
出典は今昔物語か、宇治拾遺物語あたりだったと思いますが、この話面白かった♪
平中アホじゃないの?(笑)
古今東西人間の歴史と共に歩んできたトイレ、未来にはどんなトイレが登場するのかな?
そういえば家畜の糞などから取り出したエコエネルギー”バイオガス”で走る「トイレバイク」が話題になっていましたね。
トイレをデザインしたバイクで10月の初めに九州を出発し、1ヵ月かけて東京を目指すんだとか。(25日現在奈良県から三重県あたりだそうです☆)
そのデザインからずいぶん誤解されているようですが、あくまで抽出した”ガス”で走るのであって、ウ○チで走るわけではありません。
あぁ、今日は何だか下品な話ですみません。
ちなみに岸本佐知子さんのエッセイは、『ベスト・エッセイ 2011』(日本文藝家協会編、光村図書出版)という本に収められているのを読みました。
様々な作家さんの選りすぐりのエッセイが集められていて面白かったです♪
ありますよね、人間が近づくと自動でフタの開くトイレ。
何もそこまで、と思わないわけでもありませんが、きっと便利なんでしょうね、私は使ったことありませんけど。
日本のトイレは至れり尽くせり。便座は温かいし、ウォシュレットは今や当たり前。外国人の留学生がそれに感激して自分の国に持って帰り、家族に体験してもらうまでを追ったTVのドキュメンタリー番組もありました。
トイレで思い出すのは芥川龍之介の「好色」というお話(食事中の方スミマセン)
平安時代、平中という女性に手の早いことで有名な男が侍従の君という女性を口説こうとします。ところがこの侍従の君、美しいだけではなく頭も切れる。平中はあれこれ手をつくすもその度にうまくあしらわれ、ふられ続けた平中は思い余って侍従の君の侍女が運んでいた箱を奪い去ってしまいます。
平安時代、トイレは箱のような物で部屋の中でしていました。中身は別の場所に捨てに行きます。平中が奪ったのはこの捨てに行こうとしていた箱。好きな人のトイレの中身を見ればさすがに百年の恋も冷める。侍従の君をあきらめるためにはこれを見るしかない、と平中は考えたわけです(苦笑)
ところがそれさえも見透かしていた侍従の君は中身を香木とすり替えていて…
出典は今昔物語か、宇治拾遺物語あたりだったと思いますが、この話面白かった♪
平中アホじゃないの?(笑)
古今東西人間の歴史と共に歩んできたトイレ、未来にはどんなトイレが登場するのかな?
そういえば家畜の糞などから取り出したエコエネルギー”バイオガス”で走る「トイレバイク」が話題になっていましたね。
トイレをデザインしたバイクで10月の初めに九州を出発し、1ヵ月かけて東京を目指すんだとか。(25日現在奈良県から三重県あたりだそうです☆)
そのデザインからずいぶん誤解されているようですが、あくまで抽出した”ガス”で走るのであって、ウ○チで走るわけではありません。
あぁ、今日は何だか下品な話ですみません。
ちなみに岸本佐知子さんのエッセイは、『ベスト・エッセイ 2011』(日本文藝家協会編、光村図書出版)という本に収められているのを読みました。
様々な作家さんの選りすぐりのエッセイが集められていて面白かったです♪