写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

初夏の山里 金沢市南部丘陵

2014年07月12日 | 写真
今朝は福島沖を震源地とする地震緊急警報で驚かされましたが大きな被害もなくホッとしました。
「台風一過」ということでしょうか?久しぶりの晴れた夜明けだったので金沢市の南部の山里へカメラを持って出かけました。


靄のような薄雲のかかる医王山系の山波から太陽が顔を出しました。


初夏の爽やかな雰囲気を楽しみながら林道を走ると川に流れ込む渓流の水量が増え小さな滝の水音も響いています。

金沢市は日本海と南部から北東部に広がる丘陵に囲まれる地方都市です。全国的には藩政時代の雰囲気を残す文化的な地方都市としてしられ、観光都市と思われていますが、その街の中心部から30分ほど車で走ると豊かな自然に包まれた山里が点在する丘陵につきます。
私が時間があればカメラで記録し続けている南部丘陵も農林業の後退の影響で耕作放棄や人の手の入らない山林、そして産廃施設による埋め立てなどで心配な状況になっています。
それでもまだ豊かな自然を守ろうとする地域の人たちの努力もあり、熊などの大型獣、猛禽のオオタカやフクロウなども生息できる環境が残っています。私もよく鳥や獣などと遭遇しカメラに収めることがありますが、考えてみると子どものころ昔話に出てきた動物たちのほとんどと出会っています。


最後の写真はそんな山里の一つです。小さい集落ですが、手入れの行き届いた棚田と畑や竹林に囲まれた美しい集落の今朝の姿です。なんと美しく心休まる光景でしょうか。
このような光景こそが日本の行政が守るべき景観だと思います。本当にこの景観を守るためには後継者も安心して農林業を続けられる仕組みが必要ですが、そのことが政治の在り方と不可分の関係であることが県民になかなか伝えきれないという悔しい日々が続いています。

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撮りためた写真の現像などで忙しく、今日のブログ更新は写真の公開のみになってしまいました。



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