写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

ユーラシア大陸からのお客様 ミコアイサ(パンダガモ)

2018年01月08日 | 写真日記
    [美しい水鳥 ミコアイサ♂]

今年最初のバードウオッチングはやはり河北潟でした。
7日がようやく雨のない日になったので午前中に河北潟へ走りました。
ついてみるとさすがに猛禽の楽園ともいわれる河北潟、干拓農地の農道には立派な撮影機材を載せた県外の車があちらこちらに留まってそれぞれの方向にレンズを向ける姿がありました。
ある方に聞くと「ケアシノスリ」という白い美しい鷹を狙っているということでした。
この日の朝は素敵な水鳥との出会いがありました。
ユーラシア大陸で繁殖し、冬鳥として海を渡ってやってくるミコアイサというカモの仲間の水鳥です。
写真は冬の真白い羽に着替え、なんとも美しく衣替えした、その姿から「パンダガモ」とも呼ばれる雄鳥です。
日本に来た頃はなんともさえない地味な姿なので殆ど人目を引かないのですが、冬の白い羽にになると俄然人気の鳥になります。
数が少ないこともありますが、とても用心深いので人の姿を見ると一瞬で遠くへ行ってしまいます。
そんなこともあり、こんなに美しい鳥ですがよほど鳥に興味がある方以外はその存在を知られていないようです。

    [目が合ったとたんに飛び去りました]

珍しく数羽のミコアイサのオスが水面を移動しているのを見つけたので、そっとカメラを構えましたがすぐに気がついたようで飛び去って行きました。
滅多に無いチャンスだったのですが残念な結果になりました。

    [雌もなかなか美鳥ですが]

オスとは別な場所にいたので、最初は珍しい鴨だなあと撮っていた写真ですが、よく見ると「ミコアイサ♀」でした。
鳥は一般的に雄が雌に選んでもらえるように美しく装った姿になります。
もちろんミコアイサも雄鳥の冬の美しい姿は特別ですが、ご覧のように雌もすてきな帽子をかぶり胴には珍しい文様の小紋の衣をつけています。
人の目に触れることは少ないようですが、金沢の犀川などでも目撃したという方もいます。
水辺を散歩するときはぜひ気をつけて水面を眺めてくださいね。

今日は滅多に人目に触れることのない水鳥「ミコアイサ」を撮った写真3枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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