春の院展を見に行ってきました
院展というのは明治31年7月、新時代における日本美術の維持と開発を指標として、
橋本雅邦、横山大観、菱田春草、下村観山らと創設した研究団体を母体としている公募美術展です。
その中でも春の院展は小品の展示を目的としています。
いろんな作品が見られます。
今年の入選作品等興味のある方はこのホームページでごらんください、
http://nihonbijutsuin.or.jp/ippan_68/index.html
日本全国を回ります、お近くのデパートであるときはごらんくださいな、
そういう意味では親しみやすいかも・・
<小品と大作とどう違うか?>
一番は大きさです。
大きさが違うとかく題材も変わってきます。
ポスターは松村公嗣さんのポスターですが
これは小さい4号です、
日本の住宅に一番飾りやすい大きさの絵でないかしら・
普通日展などでも、この50倍の200号の絵などが多いですよ~
すこしだけおまけのお話
こいう絵を搬入といって、応募する時ですね
費用はどれくらい必要と思いますか?
1.なんとか金といって、応募するだけのお金とかが会によって違いますが、福沢さんが団体で・・
2.運搬賃は?
自分では運べない大きさ(30号という位になると大抵それくらいの大きさ以上の作品で募集する会が多い)は
プロにはこんでもらう。
これも福沢さんが団体で必要な額です。
3.入場券をわりあてで買わなくてはいけないところが多いです。
素敵な絵の展覧会で、無粋な話ですが・・
これに合わせてデパートの売るための美術画廊で展示会があり、
20号くらいの平山郁夫さんの「古都の五重塔」という作品がでていました、
それはそれは素敵なものでした。
ちなみに、お値段はいくらだと見当つきますか?
大観さんとか,土牛さんという大家は小品でしたからか500~600万円
平山さんはその10倍でした。
何度もゼロを確認し直しましたよ
絵画の世界もお金に関しては庶民にとっては高値の花ですねぇ
展覧会をごらんになるとき、ちらっと頭の中をよぎりませんか?(笑)
読んでくださってありがとう