映画「リンカーン」を見てきました。
感想は、難しかった!
映画『リンカーン』日本版予告編映像
あの映画の魔術師・スピルバーグ監督の映画なの?
どちらかといえば、ドキュメンタリーのような無機質な映画です。
先回彼の作品の「戦火の馬」に見られるような、叙情もドラマ性も極力おさえられている感じがしました。
それだけに、このリンカーンを演じた、ダニエル・デイ=ルイスの演技が前に出てきて、ひかってるのですね。
でも、その物語の展開にぐいぐい引き込まれていく
私は自分がいかにアメリカの歴史について教科書で習った以上のことは知らないか、を感じた。
リンカーンは奴隷解放をした、
南北戦争は奴隷制度を維持とする南部と工業の発達した北部の戦いで、北部が勝利した、市民戦争といわれる。
リンカーンが暗殺された最初の大統領ということもよくは知らなかった。
今迄に、結構リンカーンの肖像に接していたのに、映画(ナイト・ミュージアム1&2)でも
リンカーンの像が一杯動いています。
この映画の中では、北軍のグラント将軍もリー将軍も・・
http://eiga.com/movie/53551/video/
アメリカの300年足らずの歴史に登場の偉大な人物なのに・・・・
アメリカ国民にとって、一番身近で尊敬されるナンバーワンのリンカーンなんですね。
この映画は奴隷制度廃止の4年間に絞ってえがかれていて。
後はご自分で・・・ということなのかな~
英雄視するのでなくて、どんな理想を掲げても
正攻法だけでは、国民の支持。議会の支持は得られない、
真の政治家とはどうなくてはいけないのか・・
政治家としての資質とはどうなくてはいけないのか、を描いてるかも・・
奴隷解放の過激派を演じるトミー・リー・ジョーンズの演技と生き方に感動をしました。
いうだけで、議会工作も、なにもできなかった、アマちゃんな、どッかの国の政治家と比較したらかわいそうかな~
そんなことを思う映画でした・・
色々リンカーンの事を調べましたが・・頭が痛くなるような記述が山盛りです。
そういう政治家を描くには、この映画のこのやり方はぴったりかもしれませんね~
やっぱりスピルバーグ監督の映画だ「リンカーン」
今日は2年前・3・11で公演を中断した、佐渡裕さんと辻井伸行さんとBBCの再会コンサートに行ってきます。
名古屋公演は3.9でした。楽しみです。
読んでくださってありがとう