HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

エルミタージュ美術館とエカテリーナ宮殿

2010-05-10 15:29:26 | 
さてさてかねてからお約束していた
エルミタージュ美術館の基礎のs術作品を集めたエカテリーナ2世エカテリーナ宮殿についての私の見聞きしたことです。
 
エカテリーナ宮殿です






エカテリーナ2世はドイツの貴族の娘で、又いとこに当たるのちのピョ―トル―3世の妃として迎えられました。その前の皇帝エリザベータの若いころの婚約者の姪であったことも関係しているようです
ピョートル自身、ドイツ人の父を持ち、エリザベスに子供がいないため、皇太子となっていました。そんなわけでドイツ語しかはなさず、知的障害もあったと言われています。
彼は、ロシアの貴族の援護もなく、ロシア教会と違う宗教でした。それに対して、エカテリーナはロシア語を学びロシアキリスト教に改宗し。
当時のフランス啓蒙主義を勉強、し多くの支持を集めました。
ヴォルテールなどとの往復書簡やエルミタージュにもヴォルテールの多くの像があります
ドイツとの戦争中に、ついに先帝エリザベスが崩御して、ロシアが勝っていたにもかかわらず。ドイツびいきの講和条約を結んだピョートルに対して、クーデターをカテリーナ2世はおこし、成功しました。
勿論正当な血縁ではないのですから、でいろいろ困難もあったようですが。それぞれうまく切りのけ、それからロシアの領土は最大に。
またアメリカの独立戦争に中立国として調停したり、世界にロシアのその影響力を増していくのです。
生涯の愛人と言われ、そのたくさんの往復書簡がのこっているポチョムキンなどの貢献により、クリミア半島を領土にしたり南下政策も進みました。





エルミタージュ美術館にあるパヴィヨンの間の音楽時計
このクジャクが時になると、後ろの尾羽を広げたりするそれはみごとな金の細工の時計です。イギリスの当時の有名な職人が作りました。エカテリーナ2世が、戦勝の褒美として、愛人のポチョムキンに贈ったそうです。今でもそれは羽根をひろげた姿をみることができます。
 
 
孫のニコライ2世からは、「玉座の上の娼婦」と言われるくらい彼女は、多くの愛人を持ったといわれています。
エルミタージュ美術館にあるの彼女の大理石の像



これは多分エカテリーナ宮殿にあったものです、もっと若い時のものですね


モスクワクレムリンの武器庫だったと思うのですが、結婚式の時に来た洋服や、彼女の使った馬車、(本物です。)が展示されていました。写真撮影ができなかったのです。コルセットをつけていたからだと思うのですがとっても細い腰でした。
ロシアも当時の風潮通り、太ってることが美人の条件とされていたのです。
晩年は動くこともできないくらい太って車いす生活だったそうです。



エルミタージュや、エカテリーナ宮殿に残された彼女の絵や肖像からなんとなく想像はできますね。
和歌山の商人大黒屋光大夫が江戸に向かう途中に嵐でロシアに流され、帰国の許しを得るためにこのエカテリーナ宮殿のこの部屋に来ていて、その様子がつづられているそうです。


この宮殿には、権威を示すというより、とってもエレガントなものが多いです
柿右衛門風のお皿のようなものや九谷のつぼなども飾られていました
私が気に入ったアジサイの飾りです



今までの疲れるような豪華さと少し違うでしょう、

 
正面階段の上がったところの東西に、起きたキューピット(朝、東)と眠ろうとするキューピット(夜、西側)が飾ってありましたよ~




 
これはどちらかいわなくてもわかりますよね~
 
エカテーリナ2世のさら詳しいことは池田利代子さんの漫画でも描かれています。
こちらでもよくわかりますよ。興味のある方はどうぞ~
 

次は全般を通して感じたロシア人気質みたいなものなどのこぼれ話をお話したいと思っています。
 
実は琥珀の間がこのエカテリーナ宮殿にあるのを忘れていました。また明日にでもチラリと触れましょう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりに「鼻かけのビーナス」の木炭デッサン

2010-05-09 15:27:32 | 絵画





今日は久しぶりに
木炭デッサンの日です

 
エカテリーナ2世の
エルミタージュの足跡エカテリーナ宮殿のご紹介は
 
明日にさせていただきますね。
 
あまりの豪華さに
少し疲れた方もあるでしょう!
 
みっちゃんのなじみやすい(?)デッサン画で、ほっと、なさってくださいな~

今日のモデルは鼻かけのビーナスです、



先生からの指示で



横から描くことになり、

顎の線の表現に苦心

しました、



まだまだです。

まあ描いてる間は、楽
しめましたからいいでしょう


明日は、エカテリーナ2世女帝のすごさの一端をご紹介したいです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシア・エルミタージュ美術館の秘宝

2010-05-08 18:18:26 | 


今日はエルミタージュ美術館の秘宝をご紹介しましょう。
 
このホームページで秘宝の画像が見られます。
下から3行目の”vie the masterpieces of this collection ”をクリックすると見やすいです。
 
わたしから見るとすべてが秘宝に思えるのですが秘宝室には予約制で人数制限もあるのです。
開館が10時で11時に予約がしてあるとか。
現地通訳の案内の方が、遅れると入れないし、遠い。(美術館の中ですよ~)
道が工事中でわからないから、と約20分近くかかって、各部屋に一人必ずいる
「エルミタージュ美術館の大きな番人」のおばちゃんに何度も聞いてたどり着きました。
鍵を開けて,その部屋には特別な案内人の説明がつきました
約一時間それはそれは素晴らしいものばかり!!
感激で写真をとるのを忘れたのか、写真がとれなかったのか覚えがないのですが、、写真がありません、

パンフレットからであまり分かりづらいですが、
皆、金のものです。主にスキタイのものでした。
スキタイというのは紀元前3世紀から6世紀に繁栄した文化です。


大きな意味では、
スキト・シベリア文化地帯と言い灰色の部分です。
オレンジの1がスキタイ遺跡です。


 
右の緑の部分は私がつけた日本の位置
左の上がモスクワ、レニングラード(今のサントペテルブルグ・エルミタージュ美術館のある位置です。)このクルガンという古墳の様式は日本の「藤の木古墳」に影響していると考えられているのです。




 

これは埋葬者がつけていた櫛、12センチほどの見事なギリシャ職人の手による金の細工ものです。
こういった考古学上も貴重なものが、一杯。
ここはどこの国なんだろうと思うくらいシルクロードのあたりまでの宝がありました。
一時間ほどの見学が終わると外からかぎを開けてもらうのです。
ほんとうに貴重なものなだけに管理が厳重なのが改めて感じました。
 
でも他の部屋のものでも、たとえば各17世紀から大帝の使っていた食器なども全部金や銀でできています。



右の赤いものはサンゴで細工されていますし





この大きな器はタライ程ある銀器です。

大きな50センチ以上あるオーム貝でしょうか銀で細工してあるのです。初めてこんな立派なものを見ました。




たいてい各部屋にはこんな大きな石のコブレットというのでしょうか。
置いてあります。その大きさは横の人と比べてみてください。あまり大きいので、入口からは、入れられないので、あとから部屋をつくったそうです。






違うお部屋のものですが、、うれしそうなみっちゃんの背丈と比べてくださいな~



18世紀から、当時使われた食器が飾り付けてあります。
デルフトやセーブルなどヨーロッパの有名高価な焼き物が各お部屋に飾られています。
左の奥の紺の模様はオランダのデルフトで焼かせたオンドル(暖房器具ですね。)天井までその美しさを誇っています。




これは鏡ではありません。こうしておくまでは豪華に続いているのが見えるように設計されています。
これらの秘宝は国民の1%の貴族が争って手に入れた秘宝ばかり!
 
大部分を占める農奴は殺す以外はすべて、貴族に自由を奪われていたのです。
ロシアというのは農耕民族なんですね~
日露戦争は、この貴族の始めたもの。国民感情は別ということを聞きました。
遠い国ですが、とっても国民感情は友好的な国なんですよ~
 
ロシア民謡の中に一つの2番に
「♪イギリス人は利口だから、水や火など使い。ロシア人は歌を歌いみずから慰める~♪」
ということを思い出させられましたよ~
だれかこの歌の題など知ってる方ありませんか~
さて明日はこの国の繁栄を築いたエカテリーナ2世にまつわる財宝や宮殿をご紹介しますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豪華、ロシアのエルミタージュ美術館、その1

2010-05-07 18:14:02 | 
http://www.hermitagemuseum.org/html_En/03/hm3_3_1.html

これはエルミタージュ美術館のホームページ、西ヨーロッパのハイライトの画面が出ます。



これはメインの冬の宮殿、この三倍の広さの建物です。

>★エルミタージュ美術館の私なりの紹介★
エルミタージュ美術館は

1776年から、後進国のロシアを近代化するべく、
ドイツから12歳で嫁いできたエカテリーナ2世が、クーデターを起こして皇帝になりその近代化の一環として美術品を収集して、自らの慰め、癒しの場として、隠れ家、フランス語でエルミタージュと呼ばれました。
召使いさえ入ることができなくて見ることができるのは「ネズミと私」だけといったとか
その後の皇帝5代にわたってもいろいろ収集され、公開されるようになったわけです。
最初にイタリアから300点近く買い付けたとか。西ヨーロッパ絵画はほんとに充実したもので、印象派やマティス、ピカソにもすばらしい作品があります。


私が心ひかれた作品は
レオナルドダビンチの絵画2点です。
ベヌアの聖母子像(1478年)これはかれの若いころの作品で、自由でのびのびとしています。
リッタの聖母子像(1490~1491)最後の晩餐など描かれた時期で彼の全盛の完成されたうつくしさを感じます。
ホームページで見ることができます。

数々の素晴らしい絵画をみながら、ふと、これらの絵画も装飾品の一つとして考えていたのではないかと思ってしまいました。



この中にレオナルドダビンチの作品もあるのです。




窓から光をとっているので、ガラスに反射してしまって写真がうまくとれません、
マティスやピカソの作品も窓から日が当っているのです。
びっくり!
日本のような強烈な日差しでないので作品への影響が少ないのでしょうか?



この黄金の間では

10キロ以上の金が使われたそうです。
三角のピラミッドのなかには、素晴らしいカメオのコレクシオンです。
エカテリーナ2世自身が「石の病に冒された」というくらいのすばらしい宝石の展示です。





ピョートル大帝の間、この都市サントペテルブルグを作った大帝です
ヨーロッパの留学経験を生かしてロシアを後進国から新しい国にしようと色々改革をしました。
私はこの床をみてほしいです。ほとんどの部屋はこのような寄木細工です。

ロシアは木が豊富なんだろうな―と思ったのですが。
でも大理石などに比べると耐久性に悪いですよね。ホテルの扉も美術館の大扉も教会もみんな扉は木でできているんです。

なぜだと思いますか~

そう,鉄では冬の厳寒期に、手が張り付いて、大けがをしてしまうからですね~
寄木細工を守るために、ハイヒールなどはいている女性は、入り口で毛皮でできたサンダルのようなもので、靴を覆わなくてはいけないのです。
ロシア人は足が長くてスタイルがいい上にものすごく高いピンヒールをはくのですよ。
エルミタージュの宝だらけの様子の一つはいたるところにおかれた置物からもわかります




各大帝が使った金銀食器目を奪われるというのはこういうことですね~
まだまだいっぱいですが、つづきはまた明日。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エルミタージュのにゃん子もうちのにゃん子も元気です。

2010-05-06 16:28:06 | 舞いと美いの日記
★★今日は木曜日。にゃんこのブログの日です★★




おかげさまでみっちゃん所のわんにゃんは元気で留守番をしてくれてました。


飛行機から見えたロシアのウラル山脈。


ここからはアジアとおさらばしてヨーロッパになるのかしら
この山の鉱物資源の豊かさにはびっくりするのです。

エルミタージュ宮殿をはじめとして、
数々の建物を飾る石が掘り出されているのです。


今年は偏西風(風,文字通り西へ風)が強く、ふつう成田からモスクワまで10時間で着く所、風に向かって飛びますので。
10時間以上かかりました。
帰りは9時間なんですよ。
モスクワからエルミタージュ美術館などのあるサントペテルブルグまで、
一時間半の飛行機の旅です。

飛行機が遅れたので、乗り換えに間に合わないので。
もう現地の係員がつききりです。

入管手続きもビップ並

大勢の行列の人をしり目にすいすいと、

搭乗手続きなど、全員のパスポートをまとめてでした。

旅行鞄をごろごろ、モスクワの飛行場を駆け回りましたよ~

なんせ、合計7名のツアー

本来なら、14名以上でないと決行しないのに、
半分以上キャンセルが入ったのだそうです

このツアーは一週間に一度計画されているのですが、先週は中止だったとか。
どうやら乗れました。
でも不思議です。17時55分発なんです。

私たちが飛行機に乗ったのは、18時30分以降だったと思うのです。
18時15分まではまつけれど
それ以上は待たないといわれていたとか、
出発前から、乗り換えに時間がないとは言われていました。
いつもこんなかんじのようです。

「今日は特に遅れたけれど、人数が少なかったので助かりました」
と添乗員さんが何度もいってました。


さすが、官憲の国。すごく融通がきくのだと感心してしまいました。

でもこの飛行機の出発時間、ロシアタイムなんです。
ほかでもびっくりするくらい、おおらかなロシアの人たちを感じることになります。対岸のネヴァ河から、エルミタージュ美術館をみて




そして「エルミタージュ美術館の小さな番人たち」にあうこと
観光客のいる時間は出てこないということでしたが

昨日は零度が最高気温だったそうです

そのせいか私たちが行った時は最高気温13度だったので







中庭で日向ぼっこに出ているのを見つけました。


午前中はわからなかったのですが、午後一生けん命(?)気をつけていたら、窓越しに見つけました。

どうやって外に出るのか分からない迷路のような美術館です。
おまけに工事中がいたるところにあり閉鎖されています。




この後工事の車が来てみんなドッカへ行ってしまいました。
でも出会えてとっても嬉しかったのです
なんかラッキーという感じでしたよ~
どのにゃンこもおどおどとしたり、おびえたところもなく、


皆がにゃンこにやさしいということがうかがわれました。

でも最後のにゃんこでもわかるように顔つきはりっぱ。
おおきさもどうどうとして7~8キロはありそうでしたよ~
うちの舞いや美いがとってもちいさく思えました。
この手すりのところは「エルミタージュの小さな番人たちのブログで見たことがあります。

さてさて明日はいよいよエルミタージュ美術館の中味をガイドブックにない私なりの解釈の世界四大美術館と言われる、収蔵量、豪華さ、富の塊、帝政ロシアのすごさをご紹介したいです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアから無事帰りました~

2010-05-05 11:51:36 | 
おかげさまで無事帰ってこれました



飛行機も時間どうり

スケージュールもこなせました


モスクワの一年大きな行事のメーデーや



金曜日に集中するという結婚式も教会などで垣間見られましたよ~



私たちがいるときでも5~6組いましたよ~


カップルの乗る車がすごい、このように飾られています。




教会の前にはカップルのための車がいっぱい。横から見るとその車のすごさがわかるでしょう、こんな車初めて見ました、



ニューヨークでメトロポリタン劇場に、大富豪がのってくるのでも、もっと小さなリムジンでしたよ



でも離婚率は50%以上だそうです。
男女平等に就業できる共産国ならではの、いろいろなことも感じられました。

オイオイお話しますね、
明日はにゃんこのブログの日です、エルミタージュのにゃん子も写せましたよ~


お楽しみにね~


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする