連休明けで、10日間も休んだ脳細胞がどのくらい衰えてしまったか、不安ながら出勤した。
スタッフは私の顔を見てもあら、あまり判らないわ、若くなったみたいとかそれぞれ気分を引き立たせてくださる有り難い言葉を掛けてくれた。
あら、暫くぶりね、海外旅行でも行っていたの?と言われこれで気分も軽くなった。
今回は以前記事に書いた名前のことだが、その続き・・・・・。
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今日は母も連れてきました。
75歳の母はこんな大きいところに来るの初めてで、びくびくおどおどしていますと娘さんが初めに説明を加える。
お母さんのお名前は?と聞くとみのるです。
え~お母さんが?と聞きなおすとそう、みのるはひらがなですと。
運よく午後からみのるさんと話が出来た。
いつまでもびくびくでは可哀相であり、話の導入に名前を話題にした。
みのるっていう名前は父親が凝りに凝って考えたそうで、ある程度わかる年齢になって自分の名前が大嫌いになったと言う。
男みたい・・・・。
長い間嫌だったけれどお嫁に行ったら同じにやはりみのるという人が嫁に来て少し気持ちが楽になったそうだ。
いとこに綾人(あやと)と言って女ですともいう。
このあいだの清、茂、瞭(あきら)さんの3姉妹と努さんの話をしたら大笑いをした。
私なんかまだよいほうだね。
もっと昔は人間にクマとかトラとかタツとか動物の名前をつけたねと話が弾んだ。
それからびくびくはほぐれた。
検査数値が一つだけ、糖尿病に近いのがありますとその原因を探っていった。
驚くことに日常の食生活は無農薬、無添加、有機農法、自然食品に徹している。
砂糖などほとんど使わない。
血糖がが高いのは何故かな?
滅多に無いのですが1昨日よもぎを摘んであんこを1日かかって煮て、よもぎ餅を一杯作り沢山作りすぎて3回食べましたよ。
原因がわかった。
みのるさん、普段の食生活がものをいって、75歳とは思えない、血糖値以外は問題なし。
帰りの車の中で娘に自慢しながら帰るんだと笑いながら言い、又来るねと去っていった。
名付けたお父さんの願いは健康な体にみのったのだ。
それにしても最近印象深いのは先に挙げた男のような名前であり
エリカやえれなやまりあの名前ではない。
みのるさんを送り出し、何だかほのぼのした気分になれた。
75歳の硬くなってこわごわやって来たご老人に、反対にこちらが穏やかな気持ちで仕事をさせてもらったのだ。
リハビリ第一日。