信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

ああ~悲しい・・・・

2009年06月11日 20時49分40秒 | Weblog
夕方、仕事が終わって帰り道の出来事。
海のない長野県での諏訪には新潟からの魚の直送店がある。
魚を買って帰ろうといつもの通勤道路から方向を変え、5分ばかり走ったところ、
前方の道路脇に何か見えてきた。
なんだなんだ、ゴミ袋か何か落し物かと思いつつどんどん近づいて行く。
車が流れているので、そのままスピードだけ落とし、物体を確認して通り過ぎた。
びっくり仰天!
その後胸がキューンと痛くなった。そして目に涙がにじんだ。

ううう、鴨が轢かれて横たわっていたのだった。
通勤道路だからひっきりなしに車が通るのだがどうして鴨が?

このあたりは諏訪湖に近いので、そこへ注ぐ小さな川が何本もあり、鴨がいつも泳いでいる。
最近は越冬してもずっといついて子供を生んで家族が増えていく。

通勤始めて、田んぼに面している道路でよちよち歩きの鴨の親子が横断途中でいるのを発見した。
2回とも同じ道路であったが、意外と歩き方がのろいので急ブレーキをかけて止った。
鴨達はすまして道路を渡り、田んぼへ降りていった。
小さな小さな生まれて間もないような子供達はわらわら驚きながら散らばって、慌てふためいて親鴨の後を追った。
ああ轢かなくてよかった、とどきどきした。

その話を職場で昼休みに話したら、同僚さんが、私はそれで事故を起こしたのよと言う。
鴨を引きそうになり慌ててブレーキをかけたが対向車と接触したそうで、判る気がする。

今日轢かれていた鴨は通る車はよけて通っていたが、横たわって首が長く伸びていた。
道路に犬や猫が轢かれているのは何回も見たが、鴨が轢かれているのは初めて見た。
とても哀れで、毎日通勤の時見ている親子の母さんではないことを願った。
瞬間に見たその姿はずっと目の奥に残り、魚屋さんへ寄っても食欲がなくなり買い物の意欲が失せた。

道路を渡ろうとしていたのかもしれないが足が遅く、轢かれてしまったのかもしれない。
哀れであれからどうなっただろうかと気にかかる。