先週の金曜日、21日に地鎮祭を終えた。
あらかじめ、インターネットで地鎮祭のあらましを読んでおいたが、実際は異なるものである。
まずは梅雨と台風の影響で小ぬか雨の天候だが、テントが張られ、足元もござが敷かれて安心した。
地元の神主さんは一人で次々と式典をこなしていく。
建設会社の社長さんや専務さんが出席し、こんな小さな家を建てるのにわざわざ
お出まし頂くのは申し訳ないと心の中で謝った。
細かい内容は知りえていないので、鍬入れやお神酒を頂く段では慌てた。
施主の挨拶もあり、あらかじめ前日担当の方から挨拶の言葉を用意しておいて下さいと
前振りがあったのでこれは難なくクリアーした。
家が建ちあがった後の引越しで自分の人生上の引越しは13回目となることを話したら
出席者はにんまりとした顔になった。
それから滞りなく儀式は終了し、近隣に挨拶を追終え、午後から建設会社に出向き
契約を取り交わした。
大きなお金が動き、人生自分で恐ろしく緊張する契約は初めてであり、大変な一日であった。
これから建築が始まるが、緊張感やらお金の遣り繰りやら楽しいことは思いつかないが
建築する土地の前に広がる中央アルプスや、駒ヶ岳の壮大な景色に気持ちはパッと明るくなった。
その後は気持ちは犬の病気で慌てふためき、自分の体調もいまいちで疲労続きだが
庭に出ると草花が手入れに答えて、次々と咲き出し嬉しくなる。
野菜もスナップエンドウやズッキーニーも育ち始めた。
野菜の花もきれいなものである。
苗を購入してから3年目のクレマチスは今年は随分と蕾を持った。
草花の手入れも野菜も、終わりというものがなく、毎日何らかの作業が見つかる。
だからそのために追われて時間を過ごすのが良いのだろう。
歩く場所もないほど茂ったカモミールを刈り取り、その後千鳥草が見事に茂って又もや歩く場所が少なくなった。
風で丈の高いゆらゆら揺れている青い花が群生している庭も幸せな眺めである。