人間いつ、どこで虜になるか判らないものである。
と,いっても相手は人間ではあるが、スポーツである。
子供たちにいわせれば、気まぐれとでも言われそうであるが、明日からいよいよ始まる
ツール、ド、フランスである。
2週間ほど前午前中何の気なしにBS放送のチャンネルを変えていたらロードバイクの画面が出てきた。
外は雨だし、まあ、何か観ようかと思っていたが5分もしないうちに引き込まれた。
2012年の放送分、3時間分が放送されていたが始まってまだ10分くらいしか経っていなかった。
まずまずこれまで自分の人生には、自転車競技などには一切縁がなく興味もなく、掠めることもなく過ぎてきたが
何だろう、選手の走りと、フランス国内の美しい景色が刻々変わりたちまち惹きつけられてしまった。
21日間で走行距離は3,400㌔あまり、世界各国から選ばれた選手は200人余、世界中で一番過酷なレースといわれる。
一番はカーレースの、パリ、ダカと思っていたら自転車だからもっと人間と思えないほどの過酷さだ。
3時間あまりテレビに釘付けになり、ルールもわからないが、、まあ見ているうちにおいおいわかってくるであろうし
まずは世界遺産の風景をふんだんに盛り込んだコースをまるで旅行をしているように見れるし、
選手たちの絞り込んだ体をため息つきながら人間の限界を知る事になる。
ルーブル宮殿、エッフェル塔、モンサンミッシェル、スイスの山々・・・ワクワクする。
1位と2位がイギリスチームであり日本の新城選手もコース優勝をしておりめまぐるしいが
面白すぎる。
昨年は最高視聴率最終コースで34%だったそうで、フランス国民2人に1人が見ていることになったそうだ。
丁度7月に入るとバカンスの時期になり、国民あげての応援をそれぞれのコースの沿道で
美しい景色とともに見ることが出来るのが一番興味深い。
さあ、明日から今年は知らない世界をのぞくことが出来る、毎日思いがけないドラマに会える、チャンスに感謝だ。