Il film del sogno

現実逃避の夢日記

三度目の殺人/散歩する侵略者

2017-09-10 20:39:03 | 映画

9/10(日)晴れ
昨日に続き晴天。前日同様6:30定刻起床、朝食後に愛犬と散歩。そのまま自転車で近所のシネコンへ。公開二日目の初回、中高年層中心に4割弱の入り。家庭劇が続いた是枝裕和としては新境地の法廷モノ。何であれ白黒ハッキリさせないと気の済まないタチの方々にはお薦めできない類の作品。人物配置と語り口の上手さで観ている間はさほど感じなかったが、迷宮のような≪藪の中≫映画である。それにしても役所広司の底知れぬモンスター振りには驚嘆する。斉藤・母と広瀬・娘のいびつなコンビネーションも不気味。ルドヴィコ・エイナウディのメランコリックなピアノの旋律も不穏な作風にベストマッチ。誰もが心に闇を抱え、不幸にして罪を犯す者もいる。されど人を裁くことの何と罪深き。続いてイオン板橋で黒沢清の新作を。原作は気鋭の劇作家の戯曲。(小説もあり)余談になるが先月同じ作者の旧作の再演を舞台で観劇。死者の声が役者を通じて≪再生≫されるという変種のサイコホラーだったが、本作に通じる部分が多々あり。類似の少なくない≪侵略≫ものだが、≪概念イタダキ≫による宇宙人のリサーチと云うのは新味。パニックものにも成り得るところを、特撮はチープだし、意図的にとぼけたコメディー風にも描き、されどラストは感動的な≪**愛≫。 昨今、連れ合いを実は≪異星人≫ではないかと狐疑する我が身にはブラック・ジョークのようにも感じられる。ジムで定期測定。肥満変わらず4ポイントの後退・ややショック。サバ塩焼きの夕餉を孤食して帰宅。

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