Il film del sogno

現実逃避の夢日記

サーミの血

2017-09-28 23:28:07 | 映画

9/28(木)雨後曇り
夜半から秋気を伴う降雨あり。奉公先は案件もなく穏やかなり。同僚と丸亀製麺で牛すき釜玉月640円也。定時退社して新宿で途中下車。武蔵野館にて北欧映画を鑑賞。都下2館上映であるが、若年層の女性中心に場内30名内外。世界の何処の国でも先住民族(その地域や職業など)に対する差別の歴史はある。もちろん目を逸らしたくなるシーンもあるが、スカンジナビアのかの国(特に都会)は、リベラルな人間も多い。向学心に燃える気の強い主人公のお姉ちゃんは相当なヤンチャ者で、ナンパした彼氏の実家に押しかけ誘惑して学校にも潜り込む。学費さえ出せば入学させてくれて教師にもなったんだから迫害とはチト違いますな。故郷も家族も捨ててスウェーデン人として後半生を生きても、連綿と続く血脈や望郷の念はは変わらないだろう。女流監督はスウェーデンとサーミ人の混血とのこと。冷徹な視点にはそんなアイデンティティが影響していると思ふ。

コメント
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