Il film del sogno

現実逃避の夢日記

オン・ザ・ミルキー・ロード

2017-09-19 23:01:44 | 映画

9/19(月)晴れ
連休明けの奉公先の業務は淡々と始まる。昼食に餃子定食670円也。幸い案件の滞りもなく定刻退社。徒歩で日比谷で移動。クストリッツァ9年振りの新作に場所柄やや勤め人風の紳士多けれど客席は5割も埋まらない。都下単館、全国でも十指に満たない上映館は淋しい興行規模。まぁ娯楽作ではありませぬが・・・。系統的には≪アンダーグラウンド≫や≪ライフ・イズ・ミラクル≫の作風であり監督の真骨頂でもある。お馴染みのアイテム・設定(動物・紛争・狂騒)とエネルギッシュな登場人物たち。世界の何処かで常に繰り返される祝祭や爭い。禍福は糾える縄の如し。これは稀有な映像作家の想像力の産物であり、悪夢の映像化でもあり、悲惨な現実のメタファーかもしれず、崇高な祈りなのかもしれない。圧倒的なロケーションと洪水のようなサウンドトラックに心身酔った2時間でありました。

コメント
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