Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ナインイレヴン 運命を分けた日

2017-09-14 22:54:53 | 映画

9/14(木)晴れ時々曇り後雨
山のように合った書類を一つ一つやっつけて週末の目途が立つ。昼食は同期ととんかつ定食。人事の季節である。噂話に華が咲く。定刻退社して新宿で途中下車。武蔵野館でインディー系の米国映画を鑑賞。中高年ばかり10名ジャストで上映開始。9/11を描いた過去作では「ワールドトレードセンター」が「ユナイテッド 93」が印象に残っている。そこそこの予算とキャストでエンタメ作品としてまとめたオリバー・ストーンと徹底したドキュメンタリー・タッチのポール・グリーングラス。両作ともひと昔の公開。本作は低予算で尺も短く、その8割はエレベーターの箱の中。如何にもかの国らしい人種・貧富(階級)問題や夫婦・家族愛を織り込んでラストはヒロイックな自己犠牲でホロリとさせる。但し、9/11
以降、米国軍が中東で行った戦闘により、民間人死者が3万人を超えている。テロと戦争の違いは何か。厄災を受けた者からの視点で描けば、立場は逆転するであろう。戦争には殺す側と殺される側、それぞれに論理がある。いにしえから春秋に義戦なし、ともいう。そう考えると、この作品の評価も複雑なものにならざるを得ない。

 

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新選組血風録 近藤勇/特別機動捜査隊

2017-09-14 00:04:32 | 映画

9/13(水)晴れ時々曇り
月半ば週半ばで案件もマックスか。昼食に讃岐うどんを孤食。北陸から刺客来社。打ち合わせで方針決定してやれやれ。定刻退社して渋谷で途中下車。シネマヴェーラにて幕末モノの時代劇を鑑賞。場内意外や若年層も多く30名前後の入り。≪名脇役列伝Ⅱ阿部徹生誕100年記念 悪い奴ら≫と銘打って渋いラインナップが並ぶ。本作の阿部徹は伊藤甲子太郎を熱演してラストは壮絶な死を遂げる。主演は最晩年の市川右太衛門。いやはやその殺陣は練熟の至芸。歴史モノは誰が誰を演じるか品定めする楽しみがある。加藤武の土方歳三が思いのほか良く、山城新伍の徳川慶喜には笑った。1963年東映製作、モノクロ、尺は94分。密度の濃い抗争劇、さすが後に≪仁義なき戦い≫で名を挙げた笠原和夫脚本。併営は往年の刑事もの。

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