Il film del sogno

現実逃避の夢日記

あさがくるまえに

2017-09-22 03:11:58 | 映画

9/21(木)晴れ
朝夕涼しい。人事情報(担当編)も徐々に詳らかになっても我が部は無風のようである。昼食にサバ塩焼定食。700円。委員会の資料作りと調書を2件ほど。定刻退社して渋谷で途中下車。久し振りに訪れるヒューマントラストにて都下単館、先週末から公開のフランス映画に若年層単身の女性中心に観客30名弱と閑散。メインストーリーは心臓移植。主人公はドナーの青年とレシピエントの中年婦人であるが、物語はふたりに関わる人々の群像劇であり、ハードな医療モノにもなっている。開巻から緊密なカメラワークと最小のセリフで平凡な人々の非凡な体験を描いてゆく。生死を俯瞰するとともに純愛や親子愛、同性愛や近親愛をも随所に織り込んで全く無駄がない。シナリオも書いた女流監督はまだ弱冠37歳。本作公開は本邦初とのこと。人間洞察と映像感覚が素晴らしい。恐るべき才能の出現だと思ふ。

コメント
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