10/19(木)雨
ふたたび雨天で肌寒し。コートにマフラーまでしている者とシャツ一枚の我。出勤して出張報告と清算。雨の日の昼は食堂でワンコインの弁当。大宮の難件2件を謝絶。九州から枠取り申請。定時退社して池袋で途中下車。新文芸坐にて。ワーナーブラザーズの特集の一本。中高年層殿方大多数で4割程度の入り。オリジナルの上映時間(193分)、35ミリフィルム、ビスタサイズでの上映。温もりのある質感が時代を感じさせる。1984年邦家公開時の160分バージョン以来33年振りの再鑑賞。サム・シェパードの逝去と≪ドリーム≫上映でずっと気になっていたが、満願成就の心境。それにしても本作と≪存在の耐えられない軽さ≫、フィリップ・カウフマンは80年代に良い仕事してますな。マーキュリー計画で招集された宇宙飛行士(と、その妻)の光と影。栄光だけでなく周囲の狂騒もシニカルに捉えて、更にはシェパード演じるスピード・高度に挑戦し続けるテスト・パイロットとの対比が素晴らしい。オスカーを獲ったビル・コンティ―のスコアも決して出しゃばらず、映像と一体になって観る者を高揚させる。インターミッションのない3時間越えの尺が全く長く感じなかった。